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初めての隠岐
母が1年半してようやっと隠岐に来てくれた
私が一度は隠岐に来た方がいいとずっと言っててた
新幹線も1人で乗るのが不安な母が隠岐まで来るということは並大抵のことではない
新幹線、特急、在来線、フェリーとあらゆる交通手段を使って来ることになるからだ
だから事細かく時間と行き方を伝えて来てもらった
なんと行きも帰りも有難いことに
一緒に付き添ってくれる方に出会って母は無事隠岐まで来れて静岡に帰れた
母は日頃の行いがいいんだと思う
親切な方本当にありがとうございます😭
隠岐で過ごした4泊5日
といっても半ば丸々3日間と少しといったものだ
帰りのフェリーを見送る時
しばらく会えないことがわかっていた
でも全然悲しい気持ちになることもなく
たわいもない話を最後までしてた
母はフェリーの見送られる場所で
私は外で距離があって話してた
最後に母が口をパクパクさせて何か言った
「なに?」と大きな声で聞き返すと
「ありがとう」と聞こえた
その言葉を聞いた時、視界が滲んだ
気づかれないように最後まで見送った
喜んでもらえてよかった
私の大好きな場所を人たちを母に紹介できてよかったなと心から思った
ガイドで西ノ島のことを勉強してたから母を案内できてよかった、そう思った
それと同時に次はどこでいつ会えるんだろうとそんな思いも湧いてきた
その時の私はしばらく静岡に帰る予定がなかった
次会う時がまさか、2ヶ月後
地元を離れた病院の医室になるなんて
この時は思いもしなかった
お母さんのことをこの数ヶ月いや1年近く考えることが多かった
今年の夏時期から距離が離れていることにどれほど悔やんだか、悔しかったか、辛かったか
私は自分が嫌に何度もなった
大変な時に寄り添えないそばに入れないなんて
この時初めて遠く離れていることを悔やんだ
母の存在は私にとって偉大だ、そうより感じさせた
遠く離れている私は今祈ることしかできない
時々電話する時も、どっちが病気してるんだが
私が心配されて自分の心配しなさいと言う時もあるくらい
どうか良くなりますように
普通の生活ができるということが何よりも幸せなんだと私も再認識できた