SunoAI(v3)でメタルサウンド作ってみた【FelisCatus】
こんにちは、【FelisCatus(フェリス・カトゥス)】です。
AI作曲×AIイラストのAIバンド【FelisCatus】で曲を作っています。
https://twitter.com/felis_catus_89
SunoAI のv3公開後も、日々生成の精度高くなってきている気がします。
https://app.suno.ai/
今回、手前味噌ですが、なかなかなメタルサウンド出来たので聴いて欲しい! と思ったので記事にしました。作曲 AIでの作り方やポイントにしていること等は改めて。
振り返りと『Sunoあるある』をどうしたか、を少しまとめました。
新曲聴いてください♪ 【Euler(オイラー)】
歌詞などはこちら→https://youtu.be/5gOnrFO30D8
メタルサウンド系はv2,v3Alpha時代から比較的いい感じに出せていましたがv3正式版でもっと良くなった印象。高音のサビやシャウトが出力されて感動。本曲では入れていませんがデスヴォイスやグロウルも出せます。
コンセプト
オイラーの等式
タイトルの通り、コンセプトは稀代の数学者「レオンハルト・オイラー」、『この世で最も美しい数式』と言われる「オイラーの等式(e^πi+1=0)」です。
SunoAIの進化すごいすね
作曲・歌唱をこのレベルまで自動で勝つ短時間で作ってくれます。作成したものの中から、「刺さる」イントロやサビを選択して曲作りを進められます。「なんとなくこんな感じが聴きたい」を徐々に明確化されていくような。あとはどうしても生成ガチャ感は残るので同じ呪文で何曲か生成して取捨選択・・・がいいのかなと思います。
振り返り
作ってかなり満足気になったのですが次につなげられるよう振り返り。
【作詞について】
歌詞は展開や大まかなキーワードをChatGPTに入れて作ってもらいました。
単語や表現は調整。7割くらいはワードを入れ替えました。
サビの『e^πi+1=0』部分は最初から決めていたので後から手で登録。
『e^πi+1=0』はそのまま読んでくれないので英語で登録。πは綴り・読みとしては「Pi」ですが「ぴぃ」と呼んじゃうので「PAI」表記で乗り切り。
歌詞の読み問題
一旦仮歌1曲分は無調整で歌詞を入れて歌わせています。聴きながら漢字が音読みだったりするところを探して、漢字→カタカナ・ひらがなに開く作業。
【歌詞】 自然の摂理 繋がる糸 数の世界の 深淵へ
【Suno上】自然の摂理 ツナがる糸 カズの世界の シンエンへ
【GOOD】
シンフォニックメタル調の高らかなハイトーンボイス
サビ=数式の英語読みがいい感じにハマった。
最後アウトロ終わってからの追加フレーズの動画演出がお気に入り。
※AIイラストのプラットフォーム乗り換えて、より刺さった絵ができたのでテンション上がりすぎたのもあります。
【MORE(あるある対応)】
生成されている方々は以下の状況に直面しているはずなので、どのように対応していっているか、公開されている曲を聴きながら情報集めたいところ。
高音はいいけれど、高音尖って強すぎた問題
→現状の生成環境だけでは難しいので、マスタリングツール使うなどアドバイスいただいたので微調整する、という今後の課題領域。2番苦手問題
同じフレーズの繰り返しが、サビ以外はまだ難しい。AメロBメロを2番でもう一度、はほぼ不可能。サビはおおむね忠実に繰り返しができる。
→1分30秒~3分の曲に注力。メインはアニメOP曲として収まりの良い感じにしたい。3分になると転調や展開を変えての曲構成になりがち。
歌詞が飛んじゃう問題
多少飛んでも気にしない精神は大事。
→文章ではなく体言止めや単語での表記を使って、切れても何とか見せられるようにする。歌詞を創作しちゃう問題
サビの終わりに『何時ぞ歴史に残る名は”E”』のフレーズがありますが、実はこの歌詞入れてない・・・。v3くん、良かれと思って入れてくれることが多い。
→かろうじて日本語に聞き取れたので、半分空耳で詩を作って当て込みました。雰囲気大事。ほかにも『こんな問題』あればあるある共有したいです
製作情報
音楽
ツール:SunoAI Proプラン
使用クレジット:200クレジット位(40曲分くらい)
Style of Music:intro,heavy metal.female vocal,japanese, power metal,thrash mertal guiter liff,mathmatical.hard core.
※[mathmatical] が効果あるかどうかは微妙ですが気持ち。
歌詞
・ChatGPT+【FelisCatus】
画像
・DALLE-3
動画
・ClipChamp
製作コスト
さいごに。曲のコンセプト設計~公開まで、各工程にかけたカロリー配分は5段階くらいでざっと次のような感じです。
コンセプト ◆◆◆◆◆
作詞 ◆◆◆◆◇
作曲 ◆◇◇◇◇
編曲 ◆◆◆◇◇
マスタリング ◇◇◇◇◇
イラスト作成 ◆◆◇◇◇
動画作成 ◆◆◆◇◇
※編曲:(曲選定、続き作成、統合作業)
コンセプトと、歌詞(ChatGPT→コンセプト反映して調整)が一番時間を使っているかな、という印象。
あとは動画作成を人力でやっているのでタイミング調整や歌詞配置などで労力かかっている感。「AIバンド」としての曲公開なので、PVまではいかずともMV、クリップ・・・歌詞表示・・・くらいまでは残しておきたい。これはAI使いどころな気もする。
さいごに
生成しながら感じたことやSunoAIの使い方などもメモとして残していきます。呪文やMusicStyleの記述、ジャンルなどは諸先輩方が書かれているので作成事例に寄せて掲載していこうかなと思います。
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