マスク生活でちょっと楽になった
元々マスクは苦手でした。
肌は荒れるし、息苦しいし…
そんな私もここ数年ですっかりマスク生活に慣れました。いま思うと悪いことばかりではありません。
マスク生活で良かったのは「顔が隠れる」点です。
それも自分ではなく他人の顔が見えにくくなったことで心が楽になりました。
これだけだとすごく失礼に聞こえるかもしれませんが、あくまで顔そのものではなく「相手の表情が見えない」環境が私にとって大きな変化でした。
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もともと私は気にしいの性格です。
(それも今に始まったわけではなく、昔から)
学校や職場でも話している相手の表情が気になっていました。「今のマズかったかな」「今日は機嫌が良くないのかな」と会話しながらぐるぐる考えてしまうのです。
時にはスーパーやコンビニの店員さんでさえ気になります。「いま忙しそうだから会計は早く済ませよう」とか「大変そうだから声かけるのやめよう」…と無意識のうちに色々考えていました。
でもマスク生活になると、以前よりも楽になった自分に気がつきました。
マスクで顔が隠れている分、口元は見えません。
表情が読み取りにくいおかげで相手の気分や状況を気にしすぎないようになりました。
よっぽどのことがなければ常に相手の顔色を伺う必要はありません。特に「機嫌が悪い」とか「無愛想な人」なんかは相手の問題であって、自分には何の関係も無いからです。
そう思ったら以前よりも(良い意味で)図々しくなれました。相手には悪いかもしれないけど、何かあれば「まぁいいか」と思うようにしています。
おそらく私みたいな人は自分と他人の境界線が曖昧になりがちなんだと思います。他人の表情から深読みして、勝手にあれこれ考えてしまう。
(そもそも深読みが合っているとも限らないのに…)
自分は自分、他人は他人!とマスクのおかげでハッとしました。
♢
今後マスクは日常から無くなってほしいけど、まだもうちょっといてほしいような…そんな気持ちです。
いつもありがとうマスク…!