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2度目のLandsberg am Lech 220807 ①

《ドミニクスツィマーマン作 市庁舎のファザード》

最初にランスベルグを訪ねたのは、
時間ができた日曜日「地球の歩き方」に掲載されていた電車でも訪ねそうな街を訪ねた。
特に《塔》関係が面白いと感じ、塔を中心に訪問。
2022年よりバロック教会 特にドミニクスツィマーマンに興味を持つようになり、この彼にとっても重要な街は2022年の9ユーロチケット、
その後のドイツチケットもあり何度も訪問することなる。


聖三位一体の旧修道院教会

📕1719年、ハルベルク市長の提案と要請を受け、ウルスライン会の修道女たちはランツベルクに定住し、修道院と女子学校を設立しました。しかし、修道院の適切な敷地を見つけるのは当初から困難でした。ランツベルクの住民が修道院の土地購入や建設に反対する一方で、修道院はたびたび財政的な困難に直面していました。

ランツベルク出身の建築家ドミニクス・ツィンマーマンが修道院教会の建設を任され、この教会は1725年に奉献されました。しかし現在、当時の教会で残っているのは「古い地下室」と呼ばれる部分だけです。当初、ツィンマーマンは修道院の建物全体も建設する予定でしたが、これは実現しませんでした。

その後、ウルスライン会が市内のほとんど無人の城に修道院を設立しようと試みましたが、これも失敗に終わります。その後、選帝侯の建築家ヨハン・バプテスト・グネツライナーが修道院複合施設の設計を任され、建設が開始されました。正確な着工時期は不明ですが、1739年頃と推定されています。

1748年、アウグスブルクのオブラート会が主祭壇を寄贈し、画家ヨハン・ゲオルク・ベルグミュラーが祭壇画を奉納しました。ベルグミュラーは、自身の娘たちが修道院に所属していたことから、この贈り物を行ったとされています。

1761年には、教会が構造的に非常に劣悪な状態にあると報告され、ドミニクス・ツィンマーマンが建てた教会は取り壊されることになりました。1764年に新しい教会の礎石が置かれ、1766年に奉献が行われました。しかし、新教会の建設者が誰であったかは明らかではありません。おそらく、ヨハン・バプテスト・グネツライナーの設計をもとに、建築家イグナティウス・レゼラーが建設を担当したと考えられています。
ヨハンゲオルグブルグミュラーも当時は知らなかった。
印象的な彫刻
ドミニクスの作品はまた新ためて
https://www.kulturinlandsberg.de/klostereck/geschichte-des-klosterecks/


聖十字架教会へ
十字架教会へ。入り口のアカンサス模様はツィマーマン?
📕ロココ様式の家具は 18 世紀半ばのものです。クリストフ・トーマス・シェフラーは天井画を制作しました。 1758 年にヨハン バプティスト バーダーが制作した主祭壇画には、キリストの磔刑が描かれています。ホーリー クロス教会は修練生向けの教会として設計されています。このことは、修道会の聖人であるゴンザガのアロイシウス、フランシスコ・デ・ザビエル、ロヨラのイグナチオ、ポール・ミキとその仲間たち、スタニスラウス・コストカの描写によって示されています。シュヴァイハルト・フォン・ヘルフェンシュタイン伯爵のルネッサンス様式の墓は、前の建物から引き継がれました。
2度目の訪問。こちらは鉄格子越しで
主祭壇この頃興味のなかったヨハンパブティストバータの作品でした。
この時には撮影してないですね。あるインスタグラマーから日本人が描かれている情報をきき
この頃からミサにむけての訪問を意識した。
そして今回初めて訪問するドミニクスツィマーマンの傑作のあるヨハニス教会へ


📕1754~1755年頃、ニコラウス・シュッツ(推定)がツィンマーマンの旧デザインに基づき主祭壇を制作しました。この祭壇は木製フレームにスタッコを施した構造で、「建築されたロカイユ」の特徴を持ち、中心にはヨルダン川でのキリストの洗礼を描いた彫像群が配置されています。背景には川の風景が後壁に描かれています。

ルイドル工房による脇祭壇(1755年以降)は、ツィンマーマンのデザインをもとに制作され、身廊西側のニッチに設置されています。これらの祭壇は、ブクスハイムのアンナ礼拝堂の主祭壇(1738/39年)の様式に従い、湾曲した構造が特徴です。プッティや輝く装飾が施され、白と金で塗装されています。南の祭壇は福音記者ヨハネに、北の祭壇は聖ヨハネ・ネポムクに捧げられ、祭壇画はフランツ・アントン・アンワンダーによるものです。

さらに、北側の窓下にある聖ペテロとセバスチャンの脇祭壇もルイドル工房の作品と考えられます。この祭壇は、豊かなロカイユ装飾に囲まれた1700年以前の聖セバスチャンの古い絵画が特徴です。絵画では、殉教後の聖セバスチャンが半身像として描かれています。
ツィマーマン作品でグリーンベースは珍しいかと
本当にアンナ礼拝堂を彷彿させる。
この健気な表情はツィマーマン特有
足が可愛いらしい

また追記しますが、ランスベルグ…まだまだ続きます。

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