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オレの歌を聴けぇ!!

メソロギアに新カードがやってくるとおもむろに筆を執るのはこの男~
というわけで11月の新規種族【ディーバ】についてデッキを組んできたのでまた書いていこうと思うのじゃ。


新種族【ディーバ】とは

詩姫の声は聴くものを魅了する。
その美しき声だけではなく、姫と呼ばれる所以となる美貌にもまた魅了されていく。
しかし詩姫には、その声で届けたい想いを届けることは叶わない。
だったら……壊そうよ。ボク以外の全てを!

やってることだいたいこれ

『育み壊す、破滅の第二楽章ッ!!』

各種カード紹介

チャージャー

・歌姫を目指す乙女

思い出はいつも綺麗だけど……

■召喚時発動■
手札のカードを1枚選ぶ。選んだカードと役割が異なるディーバを手札に加え、相手のLIFEを1減らす。

記念すべきディーバの一枚目は種族サーチのよくあるカードである。
選ぶカードはディーバでなくてもいいため、欲しいディーバをほぼ確実にもってこれる優秀な1枚である。
だが特筆すべきは最後の一文。相手のLIFEを1減らす。
いや、サーチしながらバーンしないでくれます?ナンシ泣いてるよ?

・氷の歌姫・カレン

カレンっていうか、ヒカリちゃん……?

■召喚時発動■
自分の手札のディーバの役割の数だけ相手の手札の凍結されていないカードをランダムに1枚凍結させる。凍結しているカードの枚数分LIFEを1減らす。

■手札発動■
自分のディーバの効果でこのカードのパワーが上がった時、相手のカードをランダムに1枚凍結させる。

2枚目はディーバ版《ゴーレムの傲慢》と言っても差し支えないようなびっくり効果を持つ氷の歌姫。
手札発動効果で凍らせたカード以外のカードを召喚時発動で凍らせてかつ凍っている枚数ぶんのバーンを与えるため、4点くらいは平気で出してくる。0コスの《ゴーレムの傲慢》ってコト!?
《ゴーレムの傲慢》と違い、手札発動の起動条件はパワー上昇ということでバーンで凍らせるわけではないからまだ起動が難しいのが救いであろうか。
ディーバの効果限定でもあるため、《カースクイーン》や強化された《セヴン》では起動できないのも有情であろう。
でもこのカード、後述のカードのせいで手札から4枚凍らせるとかやるのよ、ばっカレンッ!!!

・炎の歌姫・メイサ

パッション感じるタイプ

■召喚時発動■
自分の手札のディーバのパワーを1上げる。これを自分の手札のディーバの役割の数だけ繰り返す。
■手札発動■
戦場のカードの効果で相手のLIFEが減る時、手札のディーバのパワーを1上げる。

3枚目はディーバの純粋なバッファー。破壊無効を付与しない《リヴィア》みたいなものだと考えてもらってよいだろう。
このカードのせいで【ディーバ】はイカレたバフを繰り返すようになり、先の《カレン》がバーンダメージで相手のカードを凍らせるカードになるのだ。もしかして:《ゴーレムの傲慢》
さらに召喚時発動でも最大3パワーのバフが行われるため、後述の《ホシカ》の効果が3回起動するということになる大変なカードである。

・闇の歌姫・リン

グエンドリン!?グエンドリンじゃないかッ!!

■召喚時発動■
カードを2枚引く。手札に《光の歌姫・リン》がある場合、さらにカードを2枚引く。引いてきたカードがディーバであった場合、それを破壊する。ディーバ以外のカードは山札の一番下へ戻す。

■戦場発動■
自身の効果でディーバを引いたとき、相手のLIFEを1減らす。

4枚目はドローソースというよりかはルーター寄りなカードの《闇リン》である。後述の《光リン》が手札にあると山札から4ドローできるが自身の効果で手札が増えることはない。ディーバを引いたときに1点飛ばすから最大2点飛ばすだけのカードである。
……その『2点飛ばすだけ』が強烈なんだけどなぁ!?
《メイサ》,《カレン》,《光リン》が手札にあれば2点2バフ2凍結をこれだけで行えるイカレカードに変貌する。
しかしそれでも墓地に落ちると回収が厳しいのでは……?そう思った皆さん、次のカードをご覧ください。全部解決しますよ。

ディフェンダー

・光の歌姫・リン

演目:『魅せられて』

●破壊無効●
■召喚時発動■
墓地からディーバを1枚選び手札に加える。手札に《闇の歌姫・リン》がある場合、墓地のディーバをランダムに3枚手札に加える。
■戦場発動■
ターン終了時、手札に《闇の歌姫・リン》がある場合、手札のディーバのパワーを1増やす。

《闇リン》で叩き落したカードをこの《光リン》でランダム3回収するというムーブが【ディーバ】の基本コンボになる。
おまけのようにディーバのパワーを増やすため、《カレン》と後述の《ホシカ》の効果が起動するのもいい。なんなら回収したカードを即バフするため、チャージのテンポロスが起きにくいというカードでもある。
さらにさらにこのカードは破壊無効であるため、《闇リン》の効果で上から引いてきたならもう一度《闇リン》が2ドローできるというカードでもある。素のパワーが低いのが難点であるが、ディーバなので勝手にパワーは上がっていく。2枚あれば墓地回収が続いたりと、SDGs意識が極めて高いカードだ。

アタッカー

・破滅の歌姫・ホシカ

メソロギアのリーシェナ

■召喚時発動■
このカードのパワー分相手のLIFEを減らす。この効果は自分の手札のディーバの役割の数だけ発動する。この能力は戦場でしか発動しない。
■手札発動■
自分のディーバの効果でこのカードのパワーが上がった数値分、相手のLIFEを減らす。

散々その名前を出していた《ホシカ》が満を持して登場である。
その豪快な召喚時効果は最大3回自身のパワー分のバーンを与える効果。
パワー6までもっていけば理論上ワンキルも可能。
実際はパワー4,5くらいでポン投げすることが多かったりする。
豪快な召喚時効果に目を奪われがちだが、手札発動はディーバの効果で自身のパワーが上がるたびバーンダメージを与えていくというもの。戦場のダメージではないため《メイサ》は発動しないが、(したら無限ループで勝つとかいうクソデッキになる)自身の効果の射程圏内にじわじわと追い込んでいくため、破滅の名にふさわしいフィニッシャー効果を持っている。
さしずめ反響する声、ハウリングボイスといったところだろうか。

青ラケシス懐かしいね

・偽りの歌姫

虚空歌姫、恋離飛翼

■戦場発動■
ターン終了時、墓地のディーバを1枚選び、手札に加えて特殊能力を削除する。

ディーバ最後のカードはこれまでのカードパワーとは控えめなスタッツと効果の偽りの歌姫である。
しかしこのカードはディーバのアタッカーであることに全ての価値が詰まっている。
戦場発動は一見して使いどころがないように思えるが、手札にない役割のカードを回収することで《ホシカ》の火力を底上げできるほか、《ホシカ》にアクセスできなかった試合でもバフにより14点アタッカーになるなど、ディーバであることに意味があるカードである。
偽物は本物であろうとする。であれば本物よりも『本物』ではなかろうか。

サンプルリスト

3000帯とはいえ16連勝

こちらが筆者の使っている【ディーバ】のリストである。
ディーバ以外の採用カードについて軽く触れると、
・《ラファエル》,《無言の支配者》
説明不要のメタチャージャー。
昨今は攻撃成功より手札発動が凶悪なため《ロイヤルサーヴァント》は見なくなったよね
・《転送術師・ナギサ》
【ディーバ】のメインエンジンである《メイサ》,《闇リン》にアクセスするため採用。構築戦で見かけるまでは採用を思いつかなかったが採用してから格段に勝率が上がった
・《突撃兵》
《ナギサ》のサーチのパワー3枠が余っていたのが嫌だったため採用。
《闇リン》や《歌姫を目指す乙女》、《ホシカ》の効果でパワーが上がっていくため、《ホシカ》に頼らないリーサルを作ることができる。サーチできれば仕事するため1枚。

・《祈りの精霊》
《ホシカ》、《カレン》に付けることで手札発動を毎ターン発動させることができるようになるカード。
枠がないため抜けてしまったが、《ラファエル》や《無言の支配者》の3枚目を差し替えてもいいかもしれない。

おわりに

メソロギアにおける破壊の絶傑《ホシカ》。彼女を崇めて信じて祈った先に何があるのか、それは誰にもわからない。

『奏絶』とは、破壊である。 奏でられた曲を終え、偶像はしばし舞台を降りる。 既に彼女は皆の全て。歌無き時間に衝動は溜まる。 そして次に歌が響く時、抑えられた衝動が爆発する。


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