Newポケモンスナップ~向きについて~


向きとは何か

 顔の向きを博士の好みに従って採点したものが向き点である。 
向きの点数の最大は1000点。正面であればどのポケモンであっても高得点が出るが、横向きの場合は一部のポケモンのみ点数が高い。
 正面向きの場合は上下は問わない。★2モウカザルのように逆さまでも向き1000点は出る。

正面向きの写真

 横向きにおいても左右は問わない。当然横向きでも向き点が高くなるポケモンに限っての話である。

横向きの写真

 極一部、上向き?でも高得点が出ているポケモンもいる。これは目線の先にいるということなのか、上向きの判定なのか・・・。

上向き?の写真

 横向きの点数が高くないポケモンの場合、真横で撮ると650点程度となった。後ろ向きの場合で300点程度となった。

横向きと後ろ向きの写真

ハイスコアにおける向きについて

 ハイスコアにおいて向きというのは必ずしも点数が高ければ良いというわけではない。大きさ、位置諸々の要素を考慮した上で向きを決める。
 極端な話、向きは別に後ろ向きでも他の要素で加点できるならハイスコアに採用される。★4カイロスや★3ホーホーがそれにあたる。結果として、向きが1000点で撮れるポケモンの方が少ない。

メインが後ろ向きの写真

 向きを選択する余地があるのは正面向きでも横向きでも十分な点数が撮れる場合である。例えば★4アーボックの場合、正面向きでは向き850点程度しか撮れないが横向きなら向き1000点が撮ることができる。その分、向きの調整が大変だったり、大きさ点と位置点の両立の難易度が上がるが総合的には加点が見込める。

★4アーボックの向き比較

 他にも、★2ガルーラは正面向きで撮られていたが、横向きで撮ることでより高い向き点で撮影できることが分かったため横向き構図に変化した。ガルーラの尻尾がフラワーを隠さないようにする工夫が必要だが、向き以外の要素に減点されるところがなく、純粋に向きの加点が見込めるようになった。

★2ガルーラの向き比較

 正面でも横向きでも大きさ2000点が出る場合、横向きの方が向きが良くなることが多い。理由は主に2つあり、1つ目は ★2のモーションでよくあるリンゴを当てたモーションやリンゴを食べて喜んでいるモーションは正面から撮ると向きが悪くなりやすいため。リンゴを当てると★2カメックスや★2ゴローンのように下を向くため向き点が減点されることが多い。

リンゴを当てた写真達

 理由の2つ目は正面向きの場合は左右のズレも上下のズレも減点対象となるが、横向きの場合は上や下を向いてる時の減点が少ないため。★2チルタリスではリンゴを当てたら大きく下を向くので正面から撮ると大幅減点されるが、横から撮ることで向きの減点をかなり抑えている。★2アーボックでは正面から撮ると向き900点も出ないが、横から撮ることで向き満点が出る。

横向きで撮った写真達

 ただし、横向きであってもポケモンの顔とネオワン号の位置関係で減点されることはある。例えば5615点の★4アーケオスはズームなしで撮影しており、ネオワン号から見てアーケオスの顔は見上げる位置にある。そのため向きが950点程度まで落ちている。次に4828点の★4アーケオスはフルズームで撮影しており、ネオワン号の視点とほぼ水平に近い位置関係にある。そのため向きが987点と減点が少ない。

★4アーケオスの距離と向きの変化

ポーズ点と向き点の話

 ポーズ点を犠牲にしてでも向き点を取った方が良いというポケモンもいる。★3オンバットではポーズ点が満点の時は下を向くため向き点が150点以上減点されるが、ポーズ点が900点の時に撮影すれば向き点満点で撮れる。これは極端な例だが、大なり小なりポーズ点を犠牲にして向き点を取るポケモンは多い。

★3オンバット比較

 他にも★2スバメや★2ビッパのようにリンゴを当てると向きが大きく下がるポケモンはリンゴを当てた瞬間を撮ることもある。

リンゴが当たった瞬間を撮るポケモン

顔が複数あるポケモンの向き点

 顔が複数あるポケモンはドードリオ、ナッシー、サザンドラ等いるが、その向き点はどうなるのだろうか。
 ★3ドードリオではドードリオの斜め後ろからの撮影になっているが左の顔が左を向いているため向きが876と高い。★4ドードリオでは右の首は上を向いているが左と真ん中の首が右を向いているため向きが962と高い。
 顔が複数ある場合は向きの点数が1番高いものを採用していると考えられる。

複数の顔があるポケモンの写真達

ハイスコアにおける細かい向き点の話

リンゴ当てによる向き点の向上

 ★1ドダイトスのように普段眠っているポケモンがいる。★1ドダイトスにリンゴを当てると★2判定となり少しの間顔を上げる。顔を上げると真横からの撮影ということになり、★2では向き1000点で撮ることができる。この仕様を利用することで★1においても向き点を上げることができる。
 ★2から★1に戻った瞬間を撮影することでリンゴを当てずに★1を撮る時よりも40点程度向き点が良くなる。

ドダイトスの向き点比較

性別による向き点の違い

 何故か性別によって向き点が変わるポケモンがいる。それがヘルガーである。オスは横向き1000点が出るが、メスは横向き1000点が出ない・・・どころか600点しか出ない。おそらくメスは横向きの満点対象から外されている・・・なぜ・・・。オスとメスの差というよりヘルガーくらいしかこの現象を知らないため性別の差というより固有の問題だと思われる。

オス                   メス

左右の差による向き点の違い

 右を向いてるか左を向いてるかで向き点が違うことがある。
 わかりやすいのは★1カクレオンのように顔が傾く場合。左向きか右向きかで向き点に200点以上の差が出る。ネオワン号から見てカクレオンが俯瞰の位置にいるため手前に顔が傾いた時の減点は大きく、奥に傾いた時の減点は小さくなる。

★1カクレオンの向き比較

 わかりにくいのが★1ユキハミ。★1ランダムモーションの時に右を向いていると向き960が出るが、左を向いていると向き920程度しか出ない。★1ランダムモーションで顔が左右に傾くのか?と思ったが、★2においても左向きよりも右向きの方が向きが数点高くなった。
 理由については正確なところはわからない。考えられるのはそもそも右向きの方が向きが良くなる何かがある、あるいは誘導位置の関係で向きに変化が出るのか。
 ここで問題となるのがユキハミにおいて右向きで撮影する方が撮影難易度がかなり高いことである。左右どちらかを選択するかと言うと、よほど向きに減点がある場合を除いて誘導が容易な方向が採用されやすい。しかし、このように誘導難易度が高い方が向きが良くなる場合もあるので、現構図の左右の向きが本当に最善であるのか意識していきたい。

★1ユキハミの向き比較

誘導と自然移動の違いによる向きの違い

 誘導では出せない向きというものがある。例えば★2シャンデラはリンゴを当てた時の姿を撮る。前提として★2シャンデラは★2ビッパ等のように正面向きの時に撮影しようとするとポーズ点が低すぎるため、向き重視の撮影は不適である。更にシャンデラは横向きの向き点が高くないため正面から撮るしかない。結果として正面から下を向いたところを撮ることしかできない・・・のだが。向き点を上げる方法が存在する。
 写真左の★2シャンデラは向きが834であるのに対して右の★2シャンデラは向きが859ある。この差はシャンデラの高さにある。つまり、シャンデラが下を向くならより仰視で撮ることで向き点を上げることができるという話である。
 ではどうやってシャンデラを高い位置にもっていくのか。リンゴ誘導では地面に沿って移動するため高度が下がってしまう。であれば、シャンデラに自分で移動してもらう必要がある。つまり・・・運である。
 特定の位置まではリンゴで誘導して、あとは狙った方向に向かって上昇しながら移動してくれることを祈る必要がある。
 このようにポケモン自身に移動してもらうことで向きが良くなるポケモンは★1アゲハントや★2ハリーセンがいる。悲しいことにどちらもランダムモーションである。

★2シャンデラの向き比較

おまけ

 向きがわかりにくいポケモンがいる。★1カジッチュと★4モグリューである。どちらも顔を隠した上で回転している。どこを向いてるんだ。

向きがわかりにくいポケモン

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