★3ニャースについて

 Newポケモンスナップの全936種の写真の内、最も点数が低いポケモン・・・それがこの★3ニャースである。

一般的な★3ニャース

 現在確認されている★3ニャースはこの研究室の2階にいるニャースのみであり、普通に撮ると4120点程度の写真しか撮影できない。ここで世界記録の★3ニャースを見てみよう。

世界記録の★3ニャース

 !?!?!?
 
明らかにニャースの向きがおかしい。
 どうしてこんなことが起こるのか?今までに何人も撮影に挑む人はいたが、その原因を確定させた人はおそらくいない。
 新★3イベントが見つかった瞬間にこの記録は消し飛ぶので時間をかけて研究するメリットは薄かったのだ。しかし既に発売から2年半以上経過してしまっては新★3ニャースなど望み薄・・・そこで★3ニャースの研究に手を出すことにした。

★3ニャースのイベントについて

★3ニャースの撮影方法はこうだ。
①ベースキャンプの入り口側からスタートする
②分岐により研究室に入る
③研究室2階にリンゴを投げ込む(ニャースが鳴く)
④研究室2階に再度リンゴを投げ込む(ニャースが鳴く)
⑤ニャースが近寄ってきたところを撮影する

 さて、手順の中でどうしたらニャースの向きを変えることができるのだろうか。例えば、★3ウソッキーではニャースの誘導経路を工夫することで★3ウソッキーイベント中のニャースの向きを変えることができる。これは終点が決まっているが始点は決まっていないからこそできる方法である。
 ★3ニャースの場合はどうだろうか。ニャースの待機位置をサーチで確認してみた。この位置はリンゴを投げても、サーチを連打しても、メロディをかけても変化はなかった。つまり★3イベントの始点は固定されていることになる。

ニャースの待機位置

 始点も終点も固定されているとなるとどうやって向きを変えたらいいのか。考えてもわからないので色々条件を変えて撮影をしてみた。
 まずリンゴを投げる位置を色々と変えて5回ずつ撮影してみた。

①リンゴを研究室2階の右にのみ投げた場合・・・向きに変化なし
②リンゴを研究室2階の左にのみ投げた場合・・・向きに変化なし
③リンゴを研究室2階の左と右に投げた場合・・・向きに変化なし

 リンゴを投げる位置ではニャースの向きに変化が無かったので次に①~③の条件に加えてサーチを連打して再度撮影を行った。

④サーチ連打+リンゴ右投げ・・・向きに変化あり(1/5回)
⑤サーチ連打+リンゴ左投げ・・・向きに変化あり(3/5回)
⑥サーチ連打+リンゴ左、右投げ・・・向きに変化あり(2/5回)

 このことからニャースの向き変化の原因がサーチにある可能性が高い。
続いて、リンゴ1投目~2投目の間にのみサーチをする場合とリンゴ2投目~にのみサーチをする場合で撮影を行った。

⑦リンゴ1~2投目の間にサーチ・・・向きに変化なし
⑧リンゴ2投目~にサーチ・・・・・向きに変化あり(2/5回)

 以上より、リンゴ2投目以降にサーチをするだけで向きを変化させられることがわかった。何故サーチで向きが変化するのかを考えて浮かんだのは次の理由。
・実はニャースはサーチに反応しており、サーチによってネオワン号の方向を向いている。リンゴ2投目によるニャースの移動とサーチによる振り向きが重なり、サーチによる向き情報が保存されたまま★3ニャースイベントが開始した結果向きが変化する。
 あるいは、★3イベントに入る瞬間か前後でサーチが有効になる瞬間があり、サーチが入ると向きに影響が出る。
 果たして何が正解なのか・・・。

 サーチが向きが変化する原因であることはわかったが、それですべて解決というわけにはいかない。向きの変化がないニャースと向きに変化がついたニャースの比較が以下の写真。

ニャースの向き比較

 ・・・向きが足りない。
 それでも何度も撮ってるとこのような写真が撮れた。

ニャース向き881

 これでもやはり世界記録にはまるで及ばない。
サーチが入った時間の長さなのか、サーチをかけた位置なのか、はたまた複合的な要因なのか。誰かが謎を解き明かしてくれることを祈る。
 ・・・いや、新★3イベントが見つかってほしい。

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