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GITADORA プレコン改造のあれこれ

はじめに

ギタフリのプレミアムコントローラーを開けて色々したのでその備忘録的な感じで書き残すことにしました。同じように困ってる人の助けになれば。
2024/11月、現在稼働中のGALAXY WAVEにて虹🌈ネームを達成しましたので一部記事を加筆修正・追記してます。

プレコンとアケコンの違い

本体の重量

公式ではプレコンは約1.4kg。アケコンの具体的な重さはわからないんですが、GITALLERのコントローラーが約2.5kgでアケコンと重量感は同じとのことなので約1kgほど違いがあります。

ピックが重い

ゲーセンではフルダウンで取れる曲も途中でできなくなるぐらい、私には重かったです。
執筆時点で銅ネームなりたて(→銀ネーム達成しました!)→金ネーム達成!!→2024/11月、虹ネーム🌈達成!!!ぐらいなのですが、稼ぎであるダウンで取れるベース曲がコナステでは全くできなかったので致命的でした。
また、本体が軽いのも相まって早いオルタは本体がピックに引っ張られて浮いてしまって安定しないという悪循環でした。
(追記)コナステ導入から半年ほどで銅→金まで行けました。
銅のときにこの記事を書きましたが、実力が上がればダウン力もついてくるような気がします。

改造内容

本体の重量の増加と、ピックを軽くする(+静音)を目的として改造しました。
↓参考にさせてもらったサイト・動画様


内部構造とかネジの外し方とかは↑を見てもらった方がわかりやすいと思います。2つのいいとこ取りで試してみました。

1.オトナシート(防音シート)とバランスウェイトの追加

重量増加+防音の目的でまずはオトナシートを貼ってみました。

シートを3-4枚重ねて溝に貼った状態
(コネクタ取れてるのは気にしない)

使ったシートは約1枚でした。
シートはめちゃくちゃゴム臭いので換気しながら貼ることをオススメします。
この時点で重量は1.6kg。200gぐらいの増量ができましたが、まだまだ軽い。

さらなる重量UPのためにバランスウェイトを追加。
(実際に貼ったのは↓ではないんですが、同じタイプです)

シートの上から貼ったり、小さな隙間に重ねて貼ったりしてます

バランスウェイトはAmazon等では少ないgか多いkgかの容量しかないので、フリマサイトなどでバラ売りしているものを買うのがいいかもしれません。
私は600グラム(60gx10シート)のものを購入しました。
種類はなんでもいいと思いますが、5gと10gの大小の組み合わせのタイプがオススメです。5gが優秀で隙間に貼れます。
(追記)バランスウェイトの貼付位置について
画像では上側(ネック寄り)に多くウェイトを貼っています。
私自身はネックをほぼ真横にして弾くので気になりませんでしたが、この状態だと重心が上寄りになって、ネックを立てる・前に出す方はアーケードよりかなりやりづらいかなと思います。
アーケードに近づけたい場合は、基盤などを上手くよけて中心より下側により多くのウェイトを貼るようにしたほうがいいと思います。

ネック部分にも入れてみましたが、重くてやりづらかったので、後々外しました。
ネックはノーカスタムですね。
(追記)今はネックのバネを抜いてます。バネなしのほうがアーケードに近い。↑の方の別動画でネックメンテのがあるのでそれを参考にしてください。

ネックに+45g。これだけでも結構重くなった感じがした。
後々外しました。
1.4kg+200g+545g

これで2.1kg。ほぼ2.2kgに近いと思います。持った感じほとんどアケコンぐらいの重さになりました。かなり満足です。
これにて重量増加の目的は達成しました。

2.ピックバネの入れ替え

次はピックの重さの解消へ。
↑の動画のようにまずは対角のバネを抜いてみることに。
軽い・・・っが、軽すぎる!!!!!
Drivenできそうなぐらい軽くなりました。
ダウンは余裕になりましたが、軽すぎてゆるいオルタができなくなった。

どうしたもんかと思ってたら、某掲示板で見つけた0.6x7x23のバネに換装したという書き込み。早速近場のロイ○ルホームセンターへGO。
押しバネを2セット購入。

高粘度のグリスも買ってぬりぬり。これもホームセンターに売ってました。
高粘度かつ、金属・プラなどに使えるタイプだとなんでもいいと思います。

換装完了!マステも貼ってます。防音シートも少しペタッ。

ついでにピックの静音化について触れておくと、フェルトシートを貼るなど試行錯誤しましたが結果的にマスキングテープが1番ですね。厚みがありすぎるとピックが下がりきらないので。
画像はマステ3枚重ねてます。2-3枚ぐらいがちょうどいいかなと思います。
プラスチック同士のぶつかる音が軽減されて、少しマシになりますよ。

本題に戻って、バネ変更後。
うーん・・・まだ軽い!!!!
人によってはこれでいい人もいるかも?
私としてはもう少し重さが欲しいところ。

次にコイツの登場。

0.6x7x23バネの隣に売ってた、1回り大きい0.7x7.5x23バネ。
0.6が小さく感じていたので念のため買っておいたもの。

左から 0.7バネ/初期バネ/0.6バネ

画像の通り、初期バネより少し短い(バネが伸びてないから?)ぐらいで太さ・大きさはほぼ同じ。
コイツに換装する予定だったんですが、0.6バネ抜いてる途中で
これ・・・半分だけバネ変えればいいんじゃね????
と思いつき、初期バネと0.6バネを対角に配置することに。
決してグリス塗るのが面倒だったわけではない

あ・・・・これだわ!!!!!!!
初期バネの時にあった、ダウンが突っかかる感じが解消されて、
ある程度重さがある理想の形になりました。
0.7バネも試してみたかったんですが、ほとんど初期バネと同じなのでこれ以上は良くならないと思い使わずじまい。
主観ですが、ピックの重さは
初期>>>0.6x初期>>0.6>初期2本抜き 
ぐらいです。参考になれば。
これでピック軽量化の目的は達成。(画像なくて申し訳ない)

3.(追記)バネの長さについて

1-2を書いてからしばらくして、ピックを軽くしようと思い、他のバネの組み合わせも試してみて気づいたことがあったので書き足しておきます。

上で紹介したバネ2種類(0.6x7x23と0.7x7.5x23)を使っていると、初期バネよりもちろん軽いのですがカタカタ音に交じって金属音がするのが気になってました。
画像でも比較しましたが、2つのバネは初期バネより長さが短いんですね。
ピックを差し込む際に押し込むのでバネの長さはあまり関係ないだろうと思っていましたが、大有りでした。

バネが短い=ピック本体を上に押し上げる力が弱い。
プレコンもアケコンもピックって左右に隙間がありますよね。
初期バネのようにバネの長さがある程度ないと突っ張る力がないので、ピックが左右に動いて中の棒とこすれているのが金属音の原因でした。
特にオルタとかやってるとガタガタ横に動きます。
0.6バネのみを使っている期間が短かったため、バネを変えるまで気づきませんでした。初期バネと組み合わせて使っているとその現象にはならないので。そういう意味では組み合わせたのは正解だったのかも。
(追記)このガタガタを抑制するため、ピックの隙間にフェルトシールを貼っています。(もちろんピック本体ではなく金属の方に)
左右両方の隙間に貼ると窮屈になるので、ネックに近い側のみ。棒が通るようにうまく調整して貼りましょう。
バネの組み合わせに関わらず使えるので、貼るのをオススメします。

私の感覚ですが、初期バネは
線径(一巻き当たりの太さ)=0.75-0.8mm
外径(円の外側の直径)=7.5-8.0mm
長さ=26mm-27mm
ぐらいだとおもいます。
線径が太いと弾力が増すので、ピックの重さ(硬さ)につながります。
外径はピック内部の穴に余裕があるのである程度大丈夫。7-8mmぐらい?
問題の長さですが、26mm以上はいるんじゃないでしょうか。短いとピックを押しあげてくれませんので。

結果的に、長さがもう少しあれば、0.7x7.5x23バネは結構理想的なバネでした。
なんとか長くできないかと考えたり、調べてみたらオーダーメイドなどもあるようなのですが、さすがにそこまではなぁ。(ロット単位なのでめちゃくちゃ余るし高い。)

そこで見つけたのが0.65x8x32バネ。

上で散々紹介しているバネは八幡ネジという会社なのですが、親切なことに押しバネの規格表を出してくれてます。

自由長=普段の長さです

黄色部分が対象となるバネたちですが、やはりちょうど良い長さがなかなかありません。この表を見て消去法で見つけたのが↑のバネです。
長さが32mmと今までのより明らかに長いので最初は大丈夫かと思いましたが、押し込む分には問題ありませんでした。
ピックは軽いです。0.6バネx4よりかは少し重いかな。
(↑表の許容荷重が高いほど、ピックが重くなるので感覚的な参考になると思います。)
今はこのバネx4を使ってます。金属音もなく問題なく使えています。

長くなりましたが、私のバネ奮闘記でした。
今では家には余ったバネがたくさんありますw
今回紹介した会社のバネ以外にも違う規格のバネが売ってるかもしれませんので、自分に合うバネを探してみてください。
私はしばらく今のバネ(0.65x8x32)で戦おうと思います。(ほんとか?)
(追記)今は0.65x8x32バネ2つ、初期バネ2つの組み合わせで使っています。

改造中の失敗とか注意点

ネジの開け閉めしすぎは注意

背面に16本のトルクスネジがあると思いますが、私は10回以上開閉してるので何本かのネジは空回りして素直に外れなくなってますw
これはネジ穴が潰れているのではなくて、中のネジが入る部分が削れているため。ネジを回すと出てくる黒いカスがそうです。
試運転するときは必要最低限のネジだけ止めることをお勧めします。
いくら回しても取れねぇ!って状態なら、力技で持ちあげたら簡単に取れますよ。

内部の空間的余裕

本体をピッタリ閉めた状態でも結構余裕があります。
黒枠を超えるようにバランスウェイトを貼ってしまっても大丈夫。
ただ、基盤の対面となる部分や付け根部分は避けましょう。

枠から出ても大丈夫。反対も同じ状態でも閉まります。

Eリングについて

Eリングは片方だけ開ければ取り出せます。
開け方のコツは、反対側から棒部分を押してリングと本体の間に隙間をつくること。
そこに柄の短いマイナスドライバーを使ってテコの原理で取り外しましょう。ドライバー1本で外せます。
つける時はペンチで挟むのが簡単。

コネクタ外す時は注意!

メイン基板に垂直に刺さってるやつは注意です(1敗)
硬いからマイナスドライバーでテコったら根本ごと逝きました。

両端の支え部分も弱いので注意!!!

この状態では通電せず、友人にはんだ付けしてもらって事なきを得ました。
しっかり土台をもって抜き差しすることをオススメします。

今から改造する人へ向けて

今まで紹介してきたものは、1つ1つ試していった上に、部品の調達などで最終的な形になるまで2-3週間かかってます。
色々試してみて、いいところ悪いところがあったので記載しときます。

オトナシート(防音シート)はいらない

5枚入りで2,222円。使ったのは約1枚。4枚持て余してます。
言うほど防音効果は感じられなかったし、バランスウェイトを貼る場所も限られてしまうので、今から改造する際は無理に買う必要はないと思います。

バランスウェイトは600-1kgがオススメ

私はオトナシートで200g稼いでいましたが、初期の重量は1.4kg。
アケコンに近づけるためには2.0kg↑は欲しいのでウェイトを600g↑はつけたいですね。オトナシートを貼らないことでバランスウェイトを重ね張りする余裕ができると思うので、バンバン貼りましょう。
自分の納得いく重さに調整してみてください。
ちなみにDX筐体のほうがエフェクターの関係でSD筐体のコントローラーより重いらしいです。

おわりに

プレコン改造の情報ってあんまりなかったので、上の2つのサイト様にはめっちゃ助けられたし、実際自分で開けないと分からない部分も多かったので、同じように困っている人の助けになればと思って書きました。
みなさんが良きギタドライフを送れますように。ありがとうございました。

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