ねむようこ『トラップホール』2巻発売記念インタビュー!《アンコール掲載》
※2013年7月 FYnetに掲載された記事を修正のうえ再掲したものです。
ねむようこ先生がどん底オンナのリスタートを描く絶好調連載
『トラップホール』2巻が大人気発売中です!
[あらすじ]
5年付き合った婚約者に結婚寸前で捨てられたハル子。
どん底から逃げるように上京し、元同級生・浅野の店で働き始めた。
人肌恋しさから浅野と関係を持ったハル子だったが
実は既婚者だった彼の妻に全裸で追い出されてしまう。
サイフなし、ケータイなし、路上で裸……。
タオル1枚で震えるハル子を救ったのは
自由奔放な劇団員の女の子で―——。
エキセントリックな劇団員たちに揉まれる第2巻!
『トラップ・ホール』② ねむようこ(A5判) 定価980円
書店用POP
1巻の超絶気になる終わり方に、単行本派の皆さんをヤキモキさせたことと思います……お待たせしました!
待望の2巻発売を記念して、ねむようこ先生のインタビューをお送りします!
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『トラップホール』2巻について
編集部(以下、編):「トラップホール」2巻発売おめでとうございます!まずはひと言お願いします!
ねむようこ先生(以下、ね):ありがとうございます。
単行本が無事に出て心底ほっとしています。
それと同時にめちゃくちゃ緊張します。
みなさまよろしくお願いいたします。
編:2巻の中で一番お気に入りの扉絵と、その理由を教えてください。
ね:10話目の扉絵が気に入っています。
実はコレは単行本1巻のカバーの1案だったもので、
採用されなかったけど気に入っていたのでその時の扉絵に使いました。
フィーヤン通巻300号記念豪華号の巻頭カラーを飾りました!
Action.10/フィール・ヤング2013年3月号
編:1巻ラストから2巻の最初の展開は、読者の皆さんからも大反響でした。
「ハル子がかわいそう」という声と、「浅野の奥さんに共感」という声の両方が届いていますが、あの展開への思い入れなどありましたらお聞きしたいです。
「トラップホール」1巻、Action.6より
ね:あのシーンに関しては浅野夫人とまったく同感です。
ハル子の気持ちも分かりますが大人になったら身につけておくべきスキルってありますよね。
相手に恋人や配偶者がいるか察知するのもそのうちの1つだと思います。
…とは言うものの…
そういうのってどこで身につけるんですかね?言っといて自分にそのスキルがあるかはちょっと自信ないです。
裸で追い出されるのはちょっと体験してみたいです。
編:ねむ先生ったらヤンチャですね☆
編:さて、2巻は新キャラが続々登場ですね。
まずは2巻のカバーを飾った歩(あゆむ)について聞かせてください。
ハル子の東京生活において、現段階でとても重要な役割を担っている彼女ですが、ねむ先生はどんなことを思って彼女を描いてらっしゃるのか教えてください。
ね:歩が登場するシーンは楽しいですし、とても描きやすいです。
それは彼女には揺るぎない意志があるから。
歩の中にあるその芯は物語の芯そのものにもなると思って描いています。
編:歩の登場シーン、2巻でぜひチェックしてみてくださいね。
では次に、歩が所属する劇団オポッサムズについて。
ハル子が今までの人生では全く関わりのなかったであろう世界の人たちですね。ハル子が東京で出会う環境に「劇団」をお選びになった理由を教えてください。
ね:そうですね。
色々理由はありますがひとつには、地方在住である私の中で、劇団員ってとっても「東京っぽい」イメージがあったからだと思います。完全に個人的なイメージですが。
あと、昔、友達が演劇っぽいことをしていて、それをチラっと手伝っていた事もあったので、ちょっっっとだけ雰囲気がわかることも大きいかと思います。
その他の理由はこの先の物語でお伝えできればと思います。
編:楽しみにしています!
特徴的な人達がたくさん所属していますが、特にお気に入りのキャラはいらっしゃいますか?
ね:まーさん!あとくるみちゃんも好き。
上:マーさん、下:くるみ
歩と仲良しで、一緒にいることが多い2人。
編:単行本カバーについて教えてください。
2巻のカバーには歩が大抜擢!イラストのモチーフや構図など、大事にされたポイントを教えてください。
ね:なるべく動きのある構図にしたいと思いました。
それと1巻は黄色のテープとハル子の髪のピンクがイメージカラーになったので、2巻もなるべく色が印象に残ると良いなあと思いました。
歩のスカートの色が綺麗に塗れたので、 帯を外して見て頂けると嬉しいです。
カバー全体図。ぜひ実物をご覧くださいね☆
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ねむ先生の近況は?
編:最近、多肉植物への愛がますます高まられているようですが、お気に入りの子のお写真をお見せいただけますか?
(ねむ先生の多肉植物への愛は『トラップホール』2巻のあとがきをチェック☆)
ね:オシャレ風に陳列した様子。(多肉マンションと呼んでます)
普段は日光の良く当たるベランダにおいてます。
コチラは多肉第一号のトゲジロウ。
この春にニョキニョキ超絶成長しました。
編:最近の原稿のおとも(食べ物など)は何ですか?
ね:食べ物じゃなくてすみません。
最近原稿中はこのマグカップでコーヒー飲んでます。アシスタントさんが誕生日にくれたヤツです。きゃわいい。
編:最近はまっているテレビ番組などありましたら教えてください。
ね:くやしいのであんまり言いたくないけど、御多分に洩れず『あまちゃん』です。
編:では最後に、フィーヤン読者へメッセージをお願い致します。
ね:いつもお世話になっております。トラップホール2巻が出ました。
まだまだ見ていてハラハラするハル子ですが応援して頂けたら幸いです。よろしくお願いいたします。
あと、おススメの多肉植物屋さんがあったら教えてください。(結構本気)
ではではー☆
編:皆さま、2巻のご感想やおススメの多肉植物屋さんをファンレターや、編集部ツイッターアカウント(@FEELYOUNG_ed)などへぜひお寄せください♥
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2巻もハル子の日々は波瀾万丈。
どうかご声援お願いします!
愛して…ください!!
(取材:2013年7月某日)
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現在FEELYOUNGではねむ先生の最新作「こっち向いてよ向井くん」が連載中☆ねむ先生が描く新しい男子像をおたのしみに!
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ねむ先生と担当が自身の妊娠出産体験について語った対談記事と合わせてお楽しみください。
キリと夫のむっちゃんは、結婚して数年の仲良し30代夫婦。
子供を作るならそろそろ急がなきゃいけない年頃なのはわかってる。
けれど、後戻りできない一歩を踏み出すのがこわい…。
キリは周りのおめでたい報せを聞く度に少しずつ消耗していくが、
夫のむっちゃんはどこか他人事のようで…?
そして突入した初めての妊娠は、知らないことの連続だった――!
悩める未産の女性たちへ。妊娠中のあなたへ。妊娠を懐かしむママたちへ。
そして、男性たちへ。
すべての人に届けたい、初めての妊娠・出産ストーリー。
『君に会えたら何て言おう』 ねむようこ(A5判) 定価920円
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