2022年4月5日のメルマガ
明日から新学期。
この春から小学6年生になる次男は、
明日の新1年生の入学式準備のため妹よりひと足早く登校していきました。
2月3月とお休みしていた書道教室も4月から再開!
昨日は初日のお稽古で、
生徒たちと墨の香りの中で久しぶりの時間を過ごすことができました。
【春】という字は、旧字で書くと
暖かい春の日の光で眠っていた草木がぐ〜んと背伸びをし始める様子なんです。
春休みほとんど外出せず冬眠していたわが家の春がどうなるか、楽しみです。
さて、この冬眠中に気づいたことがあったのでシェアしたいと思います。
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皆さんは、
子どもと映画館へ行った後、売店でグッズを買ってあげますか?
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3月、やっと公開されたドラえもんの宇宙小戦争2021を娘と見にいった時のこと
映画を見終わり、娘が出口のグッズ売り場でお土産を物色し始めました。
私の親は「買わない!見ない!近づかない!」みたいな教育方針でw
自分が親になってもしばらくそうしていて、
子どもが興味を持つこと自体に苛立つ感じがしていました。
最近では「見てもいいよ」「本当に欲しいものが見つかったら買うことを相談しよう」
みたいなスタンスで見守ることはできるようになったのですが
結局、生まれている苛立ちを抑えて優しく見守れる顔をしているだけ!
2,000円もするスモールライトでどら焼きの絵が小さくなるマジックグッズは買ってあげられませんでした。
映画を見られただけで幸せじゃない?贅沢がクセになったらいけない、それ無駄、と心で思っているんです。
悲しい顔をする娘を見て罪悪感でいっぱいになって帰ってきました。
その数日後、平日に夫の有給休暇がありました。
元々は旅行会社へ夏休みの予約をしに行こうと話していましたが、
私の好きなテレビ番組「突然占ってもいいですか」で紹介されていた春の鎌倉最強開運巡りに行ってみたいと言ったら連れていってくれたんです。
予定を変更して、テレビの真似をしてミーハーに、あちこち巡るので駐車場代と参拝料がかかりまくり
鎌倉っぽさゼロのただおしゃれなだけのカフェで、
名前もわからない高級な変わった味のコーヒーと紅茶を飲んでw
いつも家族が喜ぶように、ばかり考えて
自分のことは我慢ばかりしてきて
ということにも気づいていなくて
自分の希望を叶えるってこんなに幸せなことなんだ、と思いました。
そしてあんこ餅のお店でお土産を買うのが開運巡りの最後の締めくくりだったのですが
「こんなに色々行ったから、もうあんこ餅はいいかな」って
変な、遠慮
いつもの、我慢
を軽く壊してくれたのは夫。
これでコンプリートだね、
一緒に来れてよかった、って幸せいっぱいで帰宅。
このあんこ餅のお土産は子どもたちに大好評でした。
私は今まで、幸せと我慢や努力は天秤に乗っていて
バランスを取らないと幸せが壊れてしまうと恐れていたのかも。
そして順番は我慢や努力が先。
その後にご褒美のように幸せがやってくる、って。
でも、必ずしもそうじゃないかもしれない。
鎌倉にいた私は、我慢ゼロと幸せ100。
その幸せがそのまま子どもたちの午後の幸せにつながった。
もしあんこ餅で我慢したら、その我慢が子どもたちにもつながってた。
今この瞬間から、幸せでいい。