9月 Bethesda↔NY 1泊、子なし旅

プロローグ

私は小学生と幼稚園児の子供を夫に預けて、友達と1泊旅行に行った。
いろんな努力と奇跡が重なって、実行できたことそのものが奇跡だった。
友達と家族に感謝して、この旅行がどんなに楽しかったかお伝えする。
そしてもし、同じように奇跡を堪能したい人がいれば、旅程の参考になれば嬉しい。

スケジュール

1日目 DC→NY 
8:10 Bethesda駅前より高速バスVAMOOSEに乗車
12:20 定刻より10分遅れでPennstation駅前着
メトロ乗車
BrooklynのDambo地区にてランチ
Brooklyn Bridgeをマンハッタン方面へ歩いて渡る
メトロ乗車
オードリー・ヘプバーンの壁画を訪問
ホテルにチェックイン
ブロードウェイミュージカル ライオンキング鑑賞
Draper泊


高速バスVAMOOSE

BethesdaからNY中心地までの行き方は、自家用車、鉄道のアムトラック、そしてこの高速バスの3種類ある。
VAMOOSEは出発の1ヶ月以上前に予約した。
万一のとき返金されないが、別の便に変更することが可能とのこと。
NYへの旅行を決行するには、キャンセル可よりむしろ好都合。
片道$45〜$88と時間やバスのグレードによって金額は異なる。
自家用車の運転の労力、駐車場を探す手間や駐車場代、
鉄道の遅延、気疲れ、
と比較すると、最も手軽で気楽な方法は高速バスであった。

当日出発20分前に到着したが列ができていた。
係員に予約完了メールのQRコードを提示しようと準備していたが、名字を名乗るだけでチェックは終わり、本人確認などは無かった。
車内は両側2列シートで、アメリカで乗った乗り物の中で最も清潔だった。
後部にはトイレがついており、手洗いは水洗ではなくサニタイザー式。
車内Wi-Fiはついているが、非常に弱く、動画は止まってしまった。
飲食自由。
途中休憩はない。運転手が交代するためだけにPAに停車した。
往路復路ともにNY中心地に出入りする道路が渋滞しており10〜30分遅延したが、高速道路は問題なく、窓も大きいので車酔いしなかった。
NYの地下鉄Pennstation駅から徒歩1分の場所から離発着するのでとても便利だった。

メトロ移動

東京の電車に乗れる人は、NYのメトロも乗れる。
Google Mapを使って現在地から目的地まで入力すれば、最寄りの駅が必ず表示されるほど、マンハッタンのメトロは発達している。
唯一難しいのは、同じホームに違う路線が入ってくることである。
確認するべきは、路線番号(ABCとか123)だけでなく、ホームに表示されている行き先方面と、電車に表示されている行き先である。
クレジットカードさえあれば改札にかざすだけで通過できて簡単。
iPhoneの設定<ウォレットとApple Pay<交通系ICカード
に希望のクレジットカードを設定しておけば、認証なしでスマートに通過できる。
日中だったので特に怖いことはなかったが、空気が悪くて熱がこもっていたので、着脱しやすい服を来て、冷たい飲み物を持っていて、マスクがあればなおよかったと思う。

ブロードウェイミュージカルの「宝くじ」チケット

https://lottery.broadwaydirect.com/

ブロードウェイのチケットをなんとか安く手に入れたかったので、
今年の運をかけて「宝くじ」に挑戦した。
大人気のライオンキングなどは定価で$200を超える高級チケットだが、もし当選すれば$35で観られてしまう。
座席は選べないが、どの座席に座ろうともブロードウェイミュージカルなら劇場の隅々まで感動を届けてくれるはずである。
私たちが挑戦したのはこちらのサイトで、前日の朝9時から応募開始、3時の締切と同時に当落発表、当選の場合は4時までに入金し、繰り上げ当選は4時以降に発表だった。
1人につき1公演2チケットまで応募可能で、応募したあとに来るメールのURLにアクセスして応募が完了する。
私は焦ってURLアクセスをすっ飛ばして次々公演に応募していってしまい、「これ以上応募できません」といったメッセージが表示されて無駄にガッカリしたので、皆さんは落ち着いて応募確認メールを開いてアクセスしてほしい。
複数の演目に応募できるので、2人で隣同士に座れてどの演目でも座席でも良いからとにかくブロードウェイミュージカルを観たいという方にはおすすめの方法である。

「ブロードウェイ」の劇場は一つではなく、演目ごとに専用の劇場があると考えてよい。タイムズスクエアの付近に、劇場が点在していた。

当選確率は10%程度の見込みだったが、
なんと友達も私も50%以上の確率で当選または繰り上がり当選した。
4時までに入金すれば確定、入金せず見送れば他の人が繰り上がり当選するので、たくさん当選してしまっても大丈夫。心配せず最大限応募することをおすすめする。

私達は一番観たかったライオンキングの夕方公演の、しかも前から5番目のオーケストラ席が当たった。
これ以上ラッキーなことなんて起きないだろう。

座席は一番端っこだったので、一部舞台セットの影に隠れて主役が見えないシーンもあったが、本当に一場面だけで、心配していた音量も全く大きすぎることはなかったし、演者の皆さんの息遣いまで感じられて臨場感いっぱいの鑑賞だった。

物販には食事はなく、ジュースやお菓子とグッズがあった。
お酒にはライオンキングにちなんだ名前がついていて、飲み物を買うとスーベニアカップに入れてくれるので割高ではあるが、良いおみやげになった。
幕間で15分の休憩があり、強めの冷房で冷えてきたので、物販で長袖のTシャツを買った。
おトイレは個室がたくさんあり混んでいてもすぐ入れた。

治安

ライオンキングの劇場はタイムズスクエアのど真ん中にあり、
観光客と客引きで非常に混雑していた。できるだけ子供は連れて歩きたくないゾーンNo.1であった。
ホテルのあるストリートの5番街から角を曲がっただけの横道であったが、
工事現場の足場のようなものが立っている路地で暗く、夜はひとりだったらダッシュして通り過ぎたい雰囲気であった。
NY中心地に夜になって怖くない脇道などなさそうだった。
ビビりすぎかもしれないが、歩きにくいほど混雑したタイムズスクエアではスリが怖いし、人気の少ない暗い場所では怪しい人との遭遇、強盗や誘拐を恐れた。
安全なところを歩いたし、怪しげな道では引き返して常に二人出歩いていたので、実際怖い思いは全然しなかった。


ホテル選び

一番悩むところではあるが、私達は主に5番街に用があったので、ホテルもその近くで探した。
なるべくコスパとアクセスの良いホテルを探してGoogle mapとBooking.comなどのサイトを駆使して、情報を集めブッキングしてくれたのは友達である。ありがとう。
検索条件は、場所と、前日までキャンセル無料、価格帯、ベッドの数、で相当絞り込める。
今回宿泊したヒルトン系列のDraperというホテルは、タイムズスクエアから徒歩圏内にあり、
客室のシャワーからは十分な水圧で安定してお湯が出たので快適だった。
清潔でおしゃれな色使い、上層階だったからか静かで、廊下にはオードリー・ヘプバーンの写真。私達の旅の目的にピッタリだった。
何より夜の時間、自分のことだけをして寝られるという解放感は何物にも替えがたい。


廊下にあったオードリー・ヘプバーンの写真


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