未納期間がある人が年金を満額もらう方法
実は私、年金に未納期間があります。(いきなり何の告白?!)
私が大学生の頃、それまで払わなくて良かった大学生に国民年金保険料を払う義務が発生しました。(20歳になってから)
その頃、テレビや新聞ではやんややんやと政府のやることを批判していました。それをうのみにしていた私。若気の至りですかねえ。
「年金なんて私がもらう頃には破綻する。国民年金なんて払わなくてもいいし!」
とよくわからん宣言を親にしました。
親は「あらそう」と私の言葉通り払いませんでした。
弟の分はちゃんと払ってたんですよ。今考えると「それはないわ、お母さん」と思いますが、きっと小生意気な私がえらそうに宣言したので、そうしたのでしょう。
大学を卒業して就職してから未納分を払うことになりましたが、さかのぼって払えるのは2年分まで。さかのぼれなかった約2年分が未納として残ったままになっています。
他にも、
・転職のタイミングで前職退職→就職の間が1か月未納になっているケース
・学生納付特例などで猶予になったものを追納することができず、そのまま追納期間が終わって未納になっている
・無職期間があって、払えなかった
など、未納期間が発生するケースもあります。
未納期間があるとその分もらえる年金は減らされます。
国民年金の加入義務は20歳から60歳までの40年間(480か月)です。
(年金を収めた月数)÷ 480か月(40年)
を年金額に掛け算してもらうことになります。
なので、納付に応じた金額が支払われるんですね。
(免除などは別の計算方法になります)
ちなみに令和6年度の年金は
年金額(満額)= 年額816,000円(月額68,000円)
となっています。
「安い」とか「暮らしていけない」とかそんな声を聞くこともありますが、生きてる限りもらえる年金ですから、老後には大事な資金です。
じゃあ、未納の人は減らされたままなのか、というと、増やす方法が2つあります。(場合によっては満額もらえるようにする方法があります。)
①国民年金を任意加入する
60歳になったら国民年金保険料の支払いは終了します。(国民年金の加入義務は20歳から60歳)
加入義務が終了してから追加で国民年金保険料を払うのです。それによって、加入期間を増やすことができます。
未加入の穴を埋めて加入期間を480か月にできれば年金を満額にできます。
国民年金に関するパンフレット|日本年金機構 (nenkin.go.jp)
ただし、国民年金保険料はその時の金額です(過去払うべきだった金額はではない)国民年金保険料は値上がりしてるんですよ。2024年度は月額16520円です。
②厚生年金に入る
国民年金は60歳まで加入ですが、厚生年金は70歳まで加入できます。なので、会社やパートで働いて60歳以降も厚生年金に加入し続けるのです。
厚生年金は、国民年金を含んでいます。(かなりざっくりした言い方ですけど)
ですから、厚生年金に1か月加入すると、国民年金の加入期間も1か月増えます。
60歳過ぎてから、働いて厚生年金に加入し続ければ、国民年金の期間が増えるので、未納の穴を埋めることができます。
未納の穴を全て埋めることができたら(加入期間が480か月となったら)国民年金を満額もらことができます。
以上、年金の未納期間がある人の加入期間を増やす方法2つでした。
私の周りでは、60歳過ぎても働いておられる人がたくさんいます。人手不足もあって、働き口もありそうですし。私も60歳過ぎてもがんばって働こうと思ったのでした。(少なくとも未納の穴を埋める期間分は働きたい)
お読みいただきありがとうございます。
今日も皆様がステキな一日を過ごせますように。