54歳私世代、更年期を過ぎた女性の「老け見え」が進む理由&対策
リンパを流してたるみケア!潤う肌でもっと素敵に
更年期を過ぎると、なぜか肌の乾燥が進み、たるみやしわが目立つようになったり、髪がパサついたりしませんか?「最近の私、老けて見える?」と思った方は是非お読みください!
「閉経後、乾燥肌」を解決するキーワードは「巡り」!
なぜ、年を重ねると肌の潤いは失われてしまうのでしょうか。乾燥肌の原因として、まず挙げられるのが、女性ホルモンの減少によるリンパの巡りや血流の低下です。
「閉経後、女性ホルモンは急激に減り、主要成分であるエストロゲンの分泌量も比例します。すると、エストロゲンが生成を促すコラーゲンやヒアルロン酸も激減。潤いや弾力を保てなくなり、乾燥肌が進むとともにシワやたるみ、髪のパサつきも目立ち始めます」
さらに、コラーゲンには体中に張り巡らされている血管やリンパ管をしなやかに保つ機能があり、それらも低下します。
リンパとは、毛細血管から浸出した余分な水分や老廃物を排出する働きをする体液のこと。このリンパが流れる管がリンパ管です。
筋力の低下が重なり、血流やリンパの流れが滞ると、栄養や水分が肌や髪まで行き届かなくなるのです。
また、加齢による「腸内環境の悪化」も、肌や髪の潤いを失わせる大きな原因です。
50代からの女性は消化力が衰えて腸で栄養素が吸収されにくくなり、“食べているのに栄養不足”状態になりやすいのです。
髪は体の最末端部なので、特に栄養が届きにくい
では、これらを改善し、肌や髪の潤いを取り戻すにはどうしたらよいのでしょうか。答えはずばり“体の巡り”をよくすることです。
50代からは、肌や髪の上から保湿するだけでは、乾燥肌の根本的な解決にはなりません。巡りをよくするケアと食事を習慣にしていきましょう。
乾燥肌対策
外側から巡りをよくする“微振動”マッサージ
そこで、まず取り入れてほしい習慣が、リンパの流れや血流を促すマッサージです。
肌や骨に微振動を与えるケアで筋肉がほぐれると、リンパの流れがよくなり水分や栄養素があるべき場所に緩やかに流れ始めます。同時に血流も活性化し、代謝もアップします。
皮膚の上から優しく微振動を与えるだけで、リンパの流れや血流は活性化します。肌に微振動を与えると、表情筋や表層の筋肉が緩むのです。
また、リンパの流れをよくするには、リンパを流すポンプの役割をする筋肉(骨格筋)をほぐして動きやすくするのも大切。骨に微振動を与えると、骨格筋や深層の筋肉が緩みます。リンパが詰まりやすい部分を重点的に、優しくほぐしていきましょう。リラックス効果もあります。
内側からの巡りは「腸内環境を考えた食事」で
もう一つ大切なことは、毎日の食事。若々しい肌と髪の元になる栄養素をたっぷり取りましょう。その際、消化吸収を促し、代謝をアップする食材をかけ合わせるのがポイントです。
規則正しい生活で腸内のリズムを整えて、腸内の善玉菌を増やす食材を取ることで、腸が活発に動いてしっかり消化吸収できる状態になります。
その上で、肌と髪の元になるたんぱく質を、巡りをよくする食材をかけ合わせて取れば、栄養を体の隅々まで巡らせることができます。
いわば、肌や髪は、健康のバロメーター。肌や髪を潤すケアは、健康になるための生活習慣なんです
大切なのは、日々の習慣の積み重ね。それこそが、何歳になっても若々しい肌を保つ秘訣なのです。