ワークチェアに関する2,800人のアンケート調査で分かったこと
あなたは「運命のイス」というものに出逢ったことがあるでしょうか?
ちょうど1年くらい前のことです。そんな書き出しのnote記事を書いていました。
人は人生の起きている時間の半分ほどの時間を、勉強や仕事などのイス、つまりワークチェアに座って過ごしているにもかかわらず、自分のパフォーマンスを最大化できる、自分に合っているワークチェアに座れている人はあまりいないんじゃないか?
と、そんな気づきから私たちは運命のワークチェアを探す「ワークチェアクエスト」を企画し、2023年の10月から有楽町マルイにて実施しました。
当時の企画背景や、詳細については、1年前の記事をご覧くださいね。
今回の記事は、そのワークチェアクエストに関するお話です。
最後にポイントキャンペーン開催のお知らせも載せてるので、最後まで読んでもらえると嬉しいです。
これまで1万3000名もの勇者たちが「運命のワークチェア」を探す旅に出た
有楽町マルイで開催していた、「ワークチェアクエスト by FEEEP」。運命のイスを探す旅に出よう、というゲームチックなコンセプトで、企画を開催してから約1年、なんと1万3000名もの方に来場いただきました。
企画した私たちも、こんなにもワークチェアについて課題感を持っている人々がいるんだと、改めて認識しました。
ワークチェアクエストでは、高級オフィスチェアやゲーミングチェア、リラックスチェアなどを30種類ほど設置。いつも自分が仕事をやっているふうに長時間、じっくりと座り心地を確かめることができる企画なんですが、最終的に、30種類のワークチェアを全クリした勇者も現れました。
参加してくれた勇者のみなさん、運命のイスに、出会えましたか??
運命のワークチェアを探す旅に出た人々の、約1年間にわたるアンケート結果を公開します
さて、そんなワークチェアクエストなんですが、開催していた1年間、ずっとアンケート調査を行っていました。
・みんなどれくらい普段ワークチェアに座っているのだろう?
・どんなワークチェアに座っているのだろう?
・今持っているワークチェアにどれくらい満足しているのだろう?
・実際にワークチェアクエストのイスに座ってみてどう感じた??
などなど、気になることはたくさんあって、せっかく企画を開催するならみなさんの声もずっと集めておきたいなと考えまして、アンケート調査に協力してください!!と心優しいFEEEPユーザーの皆さんに協力をお願いしたわけです。
その結果、なんと2800名もの優しき勇者の方々にアンケート調査に協力いただきまして、結構ちゃんとしたアンケート調査となりました笑。
だったら、そこから分かった色々な面白いことを、自分たちだけでふむふむと眺めているのももったいないなと思い、要点をまとめて皆さんに発表することにしました。
ボリューム的に調査結果のシェアは分けて行う感じになりそうなので、続編もあるかもですが、とりあえず第一弾、みたいな感じで捉えてもらえればと思います。(読んでみて続編が読みたくなったら応援のスキください。中の人が頑張れるので)
アンケート調査に参加いただいた人々の属性データ
まず、ワークチェアクエストのアンケートに参加していただいた、心優しきFEEEPユーザーの人々って、どういう人で、ワークチェアを巡る環境はどんな感じになってるんだろう?的な情報について。
①年代について
まず年代別に分類すると、以下のような感じになりました。
元々FEEEPユーザー自体は、めちゃめちゃ低価格、というサービスではないので、集中するのに最適な環境を求めるビジネスマンのような20代〜50代の方が多いんですよね。
それで、働き盛り、ということもあり、ワークチェアにはたくさん座っている年代なので、それも相まって、参加者はそれくらいの年代が多かったです。
②リモートワークの割合
参加してくれたFEEEPユーザーの皆さんが、普段どのような働き方をしているか?というお話です。出社、リモートワークの頻度を教えてください、という質問に対しての回答のデータがこちら。
そもそもリモートワークでイスに興味があるから、ワークチェアクエストに来る、という話もあるにはありますが、週1回以上はリモートワークをしている人が約8割を占めました。
しかも、フルリモートで働いている!という人は、30%(約3割もフルリモート、というのもかなり多いですよね)にも登り、やはりコロナを通じてリモートワークはかなり普及しているのだなぁと実感しますね。
今回はそんな、リモートワークメインで生活されている方々の心の叫びが、アンケート調査で分かってきそうですね。
アンケート調査で分かったこと
さて、ここからワークチェアに関する実態と意識のアンケート調査結果をいくつか紹介していきます。
①1日におけるワークチェアの利用時間
みなさんだいたい1日にどれくらいワークチェアなるものに座っているのか、という現状を質問しました。結果はこちら。
一番多かったのは、8時間以上で36%にものぼりました。基本的な就業時間も8時間程度が多いので、少し残業が入る程度でもかなりの長時間ワークチェアに座る人が多いですね。
仕事のスタイルによっては、もう少し座る時間が少ない人も当然いますが、2/3の人は、1日6時間以上座った姿勢をとっているようです。
②リモートワーク頻度別のワークチェアに座っている時間
次に、このワークチェアに座っている時間というのは、リモートワークの頻度に何か関係があるのだろうか?ということを調べてみました。
その結果がこちら
面白いことに、リモートワークの頻度が増えれば増えるほど、ワークチェアに座っている時間が多くなるようです。
やはり、リモートワークをするタイプの人は、デスクワークがメインになってくるので、自ずと長時間ワークチェアに座っていることになる、ということでしょうか。
さらに、リモートワークあるあるですけど、仕事のオンオフの区切りが付かなくて、つい長時間働いちゃう、とか
なんならリモートだから仕事で一息つこうとYoutubeやNetflixなどを見出してしまって、延々とイスに座る状態になってしまっているとか(中の人の話)。
よりリモートワークが浸透すると、自ずと長時間座る人も今後増えてきそうですね!
③今持っているワークチェアに対する満足度
みなさんが今持っているワークチェアについての満足度や悩み・不満について聞いてみました。
まず、今のワークチェアへの満足度を4段階評価で質問した結果がこちら。
半分を超える、約55%の人が、少なくとも何かしらの不満や悩みを抱えているようです。
特に多い悩みが
・お尻が痛くなる
・腰が痛くなる
・肩こりが発生する
の3つでした。
つまり「腰が痛くなる」などは特にそうですが、悩みというよりすでに体調に支障をきたしている、という方もかなり多いということがわかりました。
④いいイスを使っていたら不満はないのか?
なんともぼやっとした項目ですが、つまり何が言いたいかというと、上記で何かしら悩みがあったり、不満があるのって、安くて悪いイス使ってるからでしょ〜?という考えがありそうだったので、「使っているワークチェアの価格帯」と「一日で座る時間の長さ」で分類して検証してみることにしました。
結果はこちら。
持っているチェアの価格帯とワークチェアの満足度(非常に満足している/やや満足している、を選んだ人の割合)はかなりの相関性がありそうですね。
良いものは、良い物なりの理由がある、ということなのでしょうか。
正直、ワークチェアの価格帯ほどの相関性はなさそうです。着目したいのは、1日にワークチェアに座る時間が2時間を超えてくると、「かなり不満がある」を選ぶ人が急増した点ですね。
そのあたりから肩こりや背中の張りなどが発生し出す、ということみたいです。
というわけで、次は、
①高価格帯(3万円以上)のワークチェア × 短時間しか座らない
②低価格帯のワークチェア × 長時間座る
③高価格帯のワークチェア × 長時間座る
④低価格帯のワークチェア × 短時間しか座らない
という分類をすると、満足度はどのような分布になるのか、ということを図にしてみました。
結果がこちら
満足度の違いで言うと、以下の順番になりました。
<順位>
1位:高価格帯のワークチェア × 短時間しか座らない(87.6%)
2位:高価格帯のワークチェア × 長時間座る(64.3%)
3位:低価格帯のワークチェア × 短時間しか座らない(41.1%)
4位:低価格帯のワークチェア × 長時間座る(18.2%)
やはり、ワークチェアの価格帯は満足感にかなり影響しているのが分かりますね(高いの買ったから絶対いい!と自分に言い聞かせてる、というのももしかしたらあるかもしれませんが、それにしても)
そこもありますが、中の人として着目したのは、「高価格帯のワークチェアに座っていて、短時間しか座らない生活をしている人でさえも、そこそこの割合がワークチェアに対して悩みや不満を抱えている」
という事実です。
高級ないいワークチェアを買ったはずなのに、腰が痛いんだけど?と嘆いているそこのあなた。安心してください、あなただけじゃないですよ、みんなそうなんです。中の人も実際そうなんですから。
追加インタビューで分かったこと
さて、このワークチェアクエストでのアンケート調査。色々と面白いことがわかった(一部しかまだ出せていませんが)のですが、実は、実際に来店していただいた中で、一部の方にお声がけして、追加でインタビュー調査(おおよそ200名程度)をさせていただきました。
ご参加いただいた人たち、いきなり声かけてすみませんでした。ありがとうございます。
そこからわかったこともシェアしていきたいと思います。
①見た目のデザイン性と、チェアの合う合わないについて
ワークチェアを買う時の判断基準で、当然そこそこの割合を占めるのが、自分の好きなデザインかどうか、と言う観点ですね。なんならそれだけで決める人もいるくらい。
というわけで、ワークチェアクエストの中で見つけた、見た目のデザイン性で好きだと思ったイスが、実際に長時間試してみてそのまま身体にあっていたかどうか、ということについて質問しました。
その結果がこちら
2/3の人は、見た目のデザイン性で選んだチェアに対して、実際に身体に合うとは思わなかったようです。
要は、例えば見た目の好みで選んで、ちょこっと座っただけで判断すると、どうしてもその後に、「うっ、、背中が痛い、、、」なんてことになりやすいということですね。
②自分のワークチェアに満足している人でも、より良い運命のワークチェアを見つけられたか?
次に、すでに自分で持っているワークチェアに満足している、と思っている人でも、ワークチェアクエストで色々と試してみたら、実は他にもっと合う運命のワークチェアが存在していた!なんてことがあるんじゃないか?ということを検証するために、自分の持っているワークチェアに満足している人の中で、より良いワークチェアがあると実感した人の割合を調べました。
結果は以下のようになりました。
①自分のワークチェア自体には満足している人は200名中82名
②満足している82名の中で、より良いワークチェアがあると感じた人は28名
自分が持っているワークチェアに満足していた人の中で割合でいうと、およそ35%の人が新しい「運命のワークチェア」を見つけた、ということでした。
やっぱりワークチェアはしっかりと試してから買う、というのが重要っぽい
ワークチェアを買う時って、大体「見た目がいい」「ちょっと座ってみていい感じだった」「結構有名どころだし、高級なやつだからいいやつなんだろう」という感じのノリで買うことが多いですよね。
そうすると、日常的に長時間座っていると、やっぱりだんだん背中が痛くなってしまう、とかそういった不満を抱えることが多いわけですね。
一方、自分のワークチェアに満足している人も、一定率存在はしますが、そんな人々でも、ちゃんといろんなワークチェアを長時間座って確かめてみると、もっと身体に合うワークチェアを見つけることができました。
このアンケート調査でどうやら分かったこと、それは、
『素敵なワークチェアライフを送るためには、ちゃんと日常的な使い方で、ある程度長時間座って試してから買ったほうが、最終的にめっちゃコスパが良い』
なのではないか、と言えると思います。
皆さんも、普段使ってるワークチェアが本当に運命のワークチェアなのか、今のうちに確かめておいたほうがいいですよ。
運命のワークチェアを探す「ワークチェアクエスト by FEEEP」は、新宿東口店に移転決定!
よし、じゃあ「ワークチェアクエスト in 有楽町マルイ8F」に行って、試してみよう!と思ったあなた。
大変申し訳ないのですが、有楽町マルイの本企画は、2024年9月27日をもって終了しました。(すみません、そもそもビルとの契約が一年だったもので、、、これ以上は続けられず、、)
来場いただいた皆さん本当にありがとうございました。
しかし、やはり、集中する空間、はかどり空間を提供するFEEEPとしては、なんとしてもこの企画を継続させたい、ということで社長に頼み込みました。
そしたら社長がOKしてくれました(注:FEEEPは風通しのいいスタートアップ企業です)
というわけで「ワークチェアクエスト」は存続することとなりました。
どこでやるかというと、FEEEP新宿東口・新宿三丁目店です。紀伊国屋書店新宿本店のすぐ近くのビルに入っています。
「ワークチェアクエスト in FEEEP新宿東口・新宿3丁目店」は11月1日から開始です。
紀伊國屋さんで本とか参考書とか買って、そのままワークチェアクエストすればいいんじゃない?という意図があるとかないとか。
どちらにせよ、多くのユーザーの皆様のご来場をお待ちしています!
ワークチェアクエストの支配人がまたまたキャンペーンをやってくれるみたいです
皆さん覚えていますか?
ワークチェアクエストっておじいさんみたいな支配人がいるんです。
支配人、気分がいいとポイントキャンペーンやってくれるんですけど、新しい店舗でまたワークチェアクエスト開催できるから、またキャンペーンやってくれるみたいです。
<ポイントキャンペーンについて>
1. Xのフォロワー100人以上の人が、ワークチェアクエスト(note)を引用リポスト(引用RT)でもれなく1000pt付与
2. Xのフォロワー100人以上の人が、来店して店内写真を撮影して、ポスト(ツイート)してくれたらさらに1000pt付与
※下記2つのハッシュタグを必ず付けてください。
「 #ワークチェアクエスト #FEEEP 」
最後に、記事を楽しく読めたよ〜っていう人、是非とも「スキ」を押してあげてください。続編を書く勇気が湧いてきます。
それでは皆さん、引き続き、自分の運命のイスを求めて、良い旅を。