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【2024年ジャズ】You Don't Know Jack! / Brian Charette

Brian Charette(ブライアン・シャレット)はアメリカのジャズオルガン&ピアノ奏者。リーダー作としても23作目にあたる2024年の本作は、共演のコーリー・ウィーズTsが率いるCeller Liveレーベルの作品として、オルガンの名手ジャック・マクダフへのトリビュートとして発表されました。

ふだんあまりジャズを聴かない人から「何から聴くといいですか?」と聞かれたとき、オルガンジャズをオススメしたりします。ロック好きにもソウルR&B好きにもウケるノリのよさやサウンドの押しの強さがあって、メロディも馴染みやすい曲が多いという印象です。僕自身ロックの入り口でディープ・パープルのジョン・ロードのハモンドオルガンを聴いて育った(もちろんメインはギターのリッチー)ので、今回のブライアンのようなハモンドの音が好きなんです。

2.Jolly Black Giant ではのっけからハモンドが決まっています。このブルーノートを思わせるアルバムジャケットの下方にスライドバーの絵がありますが、オルガンにこうしたバーがたくさん付いていて音色をアナログチックに変えることができるのも魅力なのかも。ボサノヴァのあの曲をアレンジしたかのような4.6:30 In The Morning では絶妙にオルガンの音がマッチしていていい感じです。7.Why'd You Have To Go and Lie To Me Boy はドラムとキャッチーなイントロからのオルガンソロとソウルフルな展開に体が揺れます。気軽に部屋をジャズで満たすことができるオルガンジャズのオススメ作品です。

▼ブログ「音楽を聴くことの雑感」も書いています。


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