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【2025年ジャズ】Dark Moon / Holly Cole
Holly Cole(ホリー・コール)はカナダのシンガー。スタジオアルバム2作目であの「コーリング・ユー」を1992年にヒットさせました。2025年13作目にあたる本作を携えて、3月にブルーノート東京に来日するそうです。ジャズのみならず、ポップスやカントリーのスタンダード曲をバックミュージシャンとともに彼女の声に合ったアレンジで聴かせてくれています。
あの「バグダッド・カフェ」の楽曲を歌う歌声のイメージがあったので、「こんな声だったっけ」と思いながら聴き始め、なんともスモーキーというか味わい深い歌唱にハマってしまいました。Qobuzの1月下旬のストリーミングランキングで再生数1位とのことで、2位幾田りら、3位米津玄師を上回る成績を記録していました。なんかちょっとうれしい。
「ティファニーで朝食を」の劇中歌3.Moon River を聴くとあの「コーリング・ユー」の歌声が蘇ります。彼女の声はなぜ映画楽曲に合うのでしょうか。ディオンヌ・ワーウィックの5.Message To Michael もしっとりいい曲です。バックもベテランらしい抑制が効いて効果的な演奏で素晴らしく、ギターの音がなんとも哀愁たっぷりです。ギターといえば、ラストを飾るペギー・リーの11.Johnny Guitar がなんとも印象的で沁みます。 曲が終わってからもしばらく浸ってしまいます。部屋じゅうに響かせるような音量で聴くとどっぷりです。