【2024年ジャズ】Little Big III / Aaron Parks
Aaron Parks(アーロン・パークス)はアメリカのジャズピアニスト。ケニー・バロンPに師事していたこともあるそう。2024年本作は41歳でありながらリーダー作として15作目。ブルーノートからリリースしています。客演経験も豊富で、僕自身何度も耳にしているピアノです。
ジョシュア・レッドマンSaxらと一緒に演った「James Farm」でも印象的なメロディセンスを聴かせてくれていました。ジャズだけでなく、フォークや民族音楽、ロック、カントリーなど様々な音楽を取り込んだインストミュージックといった印象です。個人的にはライル・メイズ&メセニーやキース・ジャレットの演奏から感じるものと通じるところがあると思います。
アーロンらしい叙情的なピアノだなと思うのは3.Heart Stories 。美しい曲だなと。4.Sports のメロディなんてちょっと懐かしいような。グレッグ・テューイGの音も印象的です。6.The Machines Say No ではJKキムのたたみかけるドラムスが聴けます。アーロンのリーダー作ではありますが、全体としてはバンドサウンドを重視しているようです。秋空に合うサウンドが詰まったアルバム。散歩のお供にしようと思います。
▼ブログ「音楽を聴くことの雑感」も書いています。