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Uber Eatsで見る資本主義の縮図
こんにちは、フェデックスです。社会の端くれでエンジニアやっています。
初めての記事はUber Eats(その他フードデリバリー系サービスも含む)で見る資本主義の縮図についてです。
皆さんはUber Eatsをよく使いますか?
都市部ではUberは使えると思うので(最近は地方にも広まって来ているのかな?)、日本国に住んでいるなら使っている人は多いかと思います。
僕もUber Eatsでよく頼んだりして、めちゃ便利だと思ってサービスに感謝しています。
で、最近そういったフードデリバリー系サービスで思うのが、資本主義の縮図だとと感じる訳です。
なぜそう思うのか?
資本家と労働者の関係
ここで言う資本家とはUber社で、労働者は配達員です。
この世界は櫛風沐雨の資本主義社会で、300年前から資本家と労働者の分断が起きています。
気づかない人もいるかもですが、資本家は労働者が生み出した利益を自分の資本に蓄積して、さらに富を肥やしていきます。
滅私奉公などと銘打って、労働者は明日働けるだけの経費しかもらえず、暮せど暮せど豊かにはなっていきません。
これは覆しようがない世の中の事実なのです。
Uber社が作ったシステムの中で、自由に働けるなどの謳い文句を武器に、配達員たちに雀の涙ほどの賃金しか渡しません。
このコロナ下 + フリーランス時代の情勢も相まって、配達員の数はどんどん増えてきています。限られた供給の中で大量の配達員が群がる過当競争により、最低賃金を割り切る事態が発生しています。
※ Uberと配達員は業務委託契約なので、県が定める最低賃金は一切関係ない
いわゆる、持つもの(Uber)と持たざるもの(配達員)という資本主義の縮図のような光景が、日々町中で繰り広げられているのです。
もちろんUber Eatsだけではない
Uber Eatsのカバンを持った人がせっせと自転車を漕いでいる光景を、最近頻繁に見るので、Uber Eatsを取り上げましたが、資本主義の縮図はUberと配達員の関係以外にも見ることができます。
例えば、会社員と会社という関係。
やりがいや成長のためと言う名目で社員のケツをビシビシ叩いて、そこで発生した利益を会社の利益として計上する。ビジネスモデルという仕組みを持つ会社の経営者と、そのビジネスモデルを動かすコマとして回る労働者。
世の中を見渡すと、資本主義経済の中で生きていることを実感することが多いですね。
自由を謳って配達員を集めるUberと、多少の低賃金でも自由のために働く配達員。
マクロ的に社会を俯瞰して観察し、その中でどこにポジションを取るのかが大切ですね。