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_12-01(M男)

思いつきで行ったゴールデン街一角のお店。限定曜日で店子をするMさん。独特な口コミと、ガロの世界観を彷彿とさせるビジュアルが気になり過ぎて会いに行ったのです。

人によってはセクシャル飛び越えて
不快に思われる可能性があります
独特な性癖に許容がある方のみこの先お読みください🙇‍♀️

最初のお客は私のみ

Mさんは幼少の砌、特殊な性体験を経験しています。好きなのは呼吸管理、圧迫、便器に頭を突っ込む羞恥プレイなど。フェチの話に興味津々で、写真や動画を交えつつ様々なプレイの話を聞いているうちに、Mさんの様子が何となくおかしく思えました( ᐛ )
そのうちカウンター挟んで話していたはずが、私の隣にしゃがみこみ、下から見上げてきました。

縄講習のときに首に縄を軽くかけ、軽く引っ張られることで主従関係の本質がわかるテストをした記憶が蘇ります。この時点で、私はまだ「お客さん」であり、もてなされている感がありました。そのまま伝えると、彼は「じゃあ試しに僕を踏んでくれませんか」とねだります。
3000円弱の安い合皮靴の片方をMさんの太ももにそわりと乗せると、ふわりと顔をほころばせ嬉しそうに見えました。
ピッタリと靴が合ったシンデレラのように両足を太ももにのせ、そのままゆっくりと彼の太ももの上でバランスを取って立ち上がり、軽く足踏みをする度に下から吐息がもれ聞こえます。

柔らかい遊具を踏みしめ遊んでいるような懐かしさとなんとも言えない高揚感をかみ締めていると、不意に陰茎を踏んで欲しいと頼まれました。体勢を低めにし、戸惑うことなく重みを中央下腹部に集中させると、「あぁ」と言う艶めかしくも低い声が震えているようでした。踏み続ける度に靴の底にあたる熱量と質感、淫猥な空気がたちこめてくる感覚があります。
フェティッシュでも何でもないBARで店子と初来店のお客さんが初見で行うこととは到底思え無い非日常感がより彼を駆り立てたのか、オネダリはもう一歩前ににじりよってきました。

「甘えてもいいですか」

息も絶え絶えの震える声。心無しか身体も小刻みに震えています🧐
甘え……男性の大事な部分を踏みつけられているこの人が、どう甘えると言うのだろう……🤔
興味の尽きない私が快諾すると彼は突然冷静に立ち上がり、周辺を片付けて私の反対側に着座しました。もちろん、床に。

準備万端と言わんばかりの微笑みをこちらに向け、私の胸を求めゆっくりと抱きつきました。大型犬が甘えてくるような余りにも自然すぎる動きに誘導されるように、両側から優しく首を抑え髪の毛を撫ぜながら胸元に押し付ければ、徐々に圧迫される気道で歓喜の声が更にビブラート強めに響きます。

再三書きますが、Mさんとは「はじめまして」なのに何故入店30分でこうなったのか自分でも理解できないのです。いやらしい気持ちや加虐的な欲望より、非現実な状況と胸の中で震える大人の男に若干の戸惑いと興味を覚えたに過ぎません。彼の中心部は緩やかな服装の中でも明らかに屹立がわかる状態で、その状況を自ら笑顔で申告さえしてきます。

このままでは顔を踏んでくれとか言われるのではと不安がよぎったタイミングで他のお客さんが階段を上がる音がして、私たちは何事も無かったかのように30分前の関係へ戻ったのです。

当たり前では無い日常

お店に2時間ほど滞在しましたが、どのお客さんもキャラとバックグラウンドが強過ぎて、入店オーディションでも開催されていたのかなと思えるほどです😮

他のお客さんと話したり、1人に首締めをしている間に何処かでまたスイッチが入ったらしいMさん。お客さんが離席したつかの間2人きりになった時、
私の目が👁とても気になる、言うことを聞きたくなると言われました。
彼女たちが席に戻り、私の喫煙が終わりかけたタイミングで、「火を消しませんか」とMさんが差し出す舌……
なんの躊躇いもなく、消しやすいように片手でMさんの舌を手前に引き、中央のくぼみにタバコの先端を押し当てました。ジュッという音と微動だにせず受け止めるMさん、女性たちが小さな悲鳴ともため息ともつかず漏れ出る声。

はじめて訪れたお店なのに、不思議と違和感なく居心地いい場所でした。

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