私たちの愛は誰にも負けない
あまりにも無力な10歳の男女の恋物語。
親の離婚で離ればなれ。
子供にとっては大事件。二度と会えないなんて言ってしまう。
ポーリーヌのローラースケートとおでこの傷の幼さ。
ノアムが母親の役で気取って髪をなおす可愛らしさ。
それでもこの二人には、子供なんだから、なんて言葉は似合わない。
駆け落ちしてもいいと言うポーリーヌに対して、ノアムは手紙を読んで、と強く言う。心の底では二人とも結果は分かっていたんじゃないのかな。。。
ポーリーヌが、母親に「パリに行きたくない」と言うシーンが印象的。
子供が事前に立てた作戦なんて、大人の前ではあっという間に効力を失う。
「手渡しできないなら手紙は書かないで。君なしで成長したくないんだ」
この言葉は、残酷すぎる。