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⚡️アリスメ式Future House / Future Bounceのドロップの作り方 その1 ドラムとベース編 #FEAT_TUNE

FEAT事業部部長、作曲家、DJのAlicemetix(アリスメ)です。
今回はFuture Bounce / Future Houseのドロップの作り方の話。
最近作った"Flip Flap Festival! (Alicemetix Remix)"のドロップをざっくり解説しようかと思います。




"Flip Flap Festival! (Alicemetix Remix)"とは

ブルーアーカイブのBGM「Flip Flap Festival!」の私のファンメイドリミックスです。


構成



ドラム

・ドラムは基本Dropgun Samplesの「Mo Falk Colour House」。
・ノリ感を出すためドッタドタみたいなリズムでTomを入れる(Fake Kick)。


ベース

・サブべースとミッドベースで分割。

サブベース

シンセ部分
バス部分

SubLabXL:サブベースシンセ。
808 Real ATLというプリセットのリリースを短くした。

SubLabXL

MIDI Gate:MIDIが終わった瞬間に音をパツっときれます。
(DeeMuteでも代用可。自分はREAPER純正のMIDI Gateを使用)


kHs Filter:フィルでハイパスをかけたい時などに使用。

BassFocus:奇数・偶数倍音を足しサブべの存在感を出す。
昨年買いましたが、かなりオススメです。

Free Clip 2:クリッピングで倍音を出す。あとピークを抑える。

Duck:KickStartやLFOToolとかと同様のサイドチェインプラグイン。
MIDIで対応させている。
新しく買うなら形を自由に設定できて安価な分Duckがオススメ。

kHs Filter:2個目はローパスをかける用。

Duck: 2個目は1/8のノリ感を出すために1/8で音が刻んでいる。

ベースを1/8で刻みたい時にオートメーションでオンにしている

RMSC (den_po):Ring Mod Side Chainの略です。きっと。
キックに対応して逆の波形になるので完璧なサイドチェインがされピークが抑えられる。ググったら使い方が出ます。フリーです。

ミッドベース

サブべと被っていて使い方が同じプラグインは説明を省きます。

シンセ部分
バス部分

ReaControlMIDI:MIDI入力を1オクターブ上げている。

SerumSickrate & SIIK Essentials IIIのBS Delayというプリセットを使っています。

Biggifier:DriveさせたものをWet40%ぐらいで混ぜています。このプラグインはリバーブとかのモードもあるので試してみると面白いかも。自分はセールで買いました。

Kirchhoff EQ TBTECH:Pro-Qより音が良いとされ、萌えイラストのスキンがなぜか公式で搭載されているので使っています。
ローカットと耳障りな部分を抑えています。

Sideが200Hzぐらいまでカットされているみたいな感じ

Faturator:DriveとFuzzをかけています。

Saturn:Saturate and Color Oというプリセット。これをマックスにして音を太くするというのをMo Falkがやっていたので真似しています。

Kirchhoff EQ:2個目。もう一度ローカットしつつ、出過ぎたハイをDynamicEQで抑えています。

Sausage Fattener:みんな大好きソーセージ。最近使ってなかったんですが久しぶりに使ったら簡単に太くなって笑いました。

Tips: 左下のライセンス名を変えたい人は問い合わせに「今の名義は[任意の名義]なのでライセンスの表示をそれに変えたいです」みたいな旨を英語で送るとそれに変えた版を送ってもらえるのでおすすめです。

kHs Filter2つ:フィルなどでのハイパスとローパス用途。

Duck2つとRMSC:サブべと同じサイドチェイン用途。



まとめ

コードとリードは次回に解説します。おたのしみに。

今回解説している曲はBandcampでの配信もあるようなので良かったらどうぞ。

続きはこちら↓


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筆者

Alicemetix

アリスメティックス、2016年より活動開始。
キャッチーで泣いちゃうような楽曲と破壊的なサウンドが特徴。Kijibatoと共に「Stardrop Records」を運営し、「GenerationZ」のメンバーや「暴力的にカワイイ」出演など、DJ活動で多方面に活躍。
2022年には新しいハウスコンピレーション「House*Catch On」を企画・制作。2023年から半年ペースでEPを発表している。

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