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【怖い話】後ろの女の話





高校生の時分、僕は実家から少し離れたところにある学校に通っていたため、毎朝バス通学をしていた

片道おおよそ45分くらい、往復で換算するとまぁまぁ時間がかかるし少し早めに起きなきゃいけないということもあってだいぶかったるがっていた事を覚えている。

しかもバスで学校から一本で行けるわけではなく、バス停(仮にAとする)から別のバス停(Bとする)に降りてそこからまた学校の最寄りのバス停にまた行かなければならない・・といったようにバス停Bに乗り継がなければならない。

朝が弱い僕としては乗り継ぎのことやバスに乗る時間の逆算の事を考えなければならない為だいぶ苦痛であった事を今でもしっかり覚えている。



バス停Bについて



乗り継ぎ場所のBは少し変わったバス停だった。バス停に併設して大型のデパートがあり、バス停が主体、というよりはデパートが主体でありその地下に大型のバスターミナルがあるという形で、大型というだけあって交通の要所になっているらしくさまざまな場所へ行けるバス停が幾つもあった。

それだけ大きい場所になってくると当然人も多く集まってくる。僕のような学生をはじめカップル、おじいちゃん、おばあちゃん、ビジネスマン・・といったような具合だ。

バスの待ち時間にデパートに立ち寄ってショッピングに洒落込む人も少なくない、

大型の衣料量販店、家具屋、雑貨屋などバリエーション豊かに店舗が入っていたのもあるだろう。

僕も御多分に洩れずその日学校からの帰り掛けにデパートに立ち寄って雑貨屋に立ち寄っていた。

おそらくノートを買いたかったのだと思う。

そのころは受験勉強も佳境に入っていた時期で若干ピリついており、同じ学校を受ける友達と必死に励まし合って勉強をしていた。

そこそこ精神的にキていたこの時期はいまだに忘れられない思い出のひとつだ。



雑貨屋に着きお目当てのノートを購入し、店を出ようと店内の入り口に足を向けて歩いていた時だった。

目の前から大学生風の男性が歩いてきた。


平時であれば気にも留めない、普通のシーン。


男性の双肩に指が掛かっていた。


思わず凝視してしまった。首が少しぐっと前に出るくらいには動揺してしまったし、赤の他人に対して行儀の悪いぶしつけな態度であったと思うぐらいには動揺していた。



もう少しですれ違い切る。

5メートル

4メートル

3メートル

2メートル

1メートル


すれ違いきった。

後ろをちらっと見てみる。

女が男性の肩に腕だけでぶら下がって引き摺られていた。


やばい、まずい、なんだあれ、どういうこと、意味がわからない。

パニックで何が何だか分からなかった。

男性が女を引きずっている?しがみついている?シチュエーションが分からなさすぎる。

変な話、阿呆なカップルの彼女の方がキツめに甘えているなんて事も考えられるがそれにしては周りの人が気にしてなさすぎる。


そう、周りの人。

同じように買い物をしている人は周りにも沢山いるのにその人たちは全く気に求めていない。まるで見えていない。視線がそちらへ行っているのはおそらくその場で自分一人だったのだと思う。



おそらく不味いものを見た。多分見えてる事を気づかれちゃいけないもの。

何やったんだろ、あの男の人。てか人間だったらそっちのが怖いわ。


そんなことを思いながら内心ビクビクしながら帰った。

帰宅



その当時僕は訳あって母親とは長いこと別居の状態であり、身を寄せていたのは母方の祖母の家だった。

祖母はどんな人かといえば、結構ピーキーな人だったと思う。

その当時で御歳70歳、小柄ながらスラッとした気の強い人でとてもファッショナブルなばぁちゃんだった。僕の青春はこの人に支えられていたといっても過言では無い。



そして、所謂「視える人」でもあった。

本人曰く修験道の修行に参加していたことがあるらしく幽霊などもこれまで見たことは数多くあるのだという。

(なお、修行には女人禁制の山で行うものなどがあるらしく、すべて参加できたわけではないとの事。修験道の祖である役行者が始めた『西の覗き』などが有名な修行だろう)


嘘か本当かとは置いておいても勘が鋭く、洞察力が高い人であるのは間違い無かった



帰宅して手洗いうがいもそこそこに、そんな祖母に帰りがけにあった出来事を話した。

いつもなら「ハイハイ」と言った具合でスカされてしまうのだが、その時は様子が違った。


「いらんもん持って帰って来なや」


そう言うやいなや、玄関に連れて行かれて















こんにちは、作者です。

このような文をここまで見て下さった方々が居るとすれば本当に感謝に絶えないといった心持ちです。本当にありがとうございます。

突然ではありますが、この話はここから書けなくなったためにここで終了とさせて頂きます。

尻切れトンボになってしまい非常に座りの悪い心地であろうと思います。

ですが、誓ってモチベーションが切れたであるとか話の筋を忘れた、などという理由ではない事をここに明記しておきます。


理由を説明致しますと、この話の続きをを執筆していた最中に(どう言葉に表せばいいのかは分かりませんが)「おかしな事」が起こった為です。


書けば書くほどにおかしなことが連続で起こり、作者の実生活にこのままでは危険が迫る可能性があると思わせる程に状況が差し迫った事もあり、この話はここでストップとさせて頂くという判断を取らさせて頂きました。


これを書いている最中も正直混乱しております。読者の皆様はもっと混乱しているでしょう。

要領の得ない文章を書いている自覚は十二分にあります。重ねてですがここまで読み進めて下さった奇特な読者の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです。誠に申し訳ありません。


本筋の話はここで終わってしまいますが、作者に起こった「おかしな事」の内容含め事の顛末を次に投稿する予定ではあります。

おそらくそこで今回の事について詳しく触れると思います。

今暫くお待ち下さい。




アミカケジ












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