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#22.トマトのおしり(看護師/患者) ※加筆


右、左、右。

ぱしんっ!

 ぱしんっ! ぱしんっ!

私「...ぁん!...ぅ!...くっ!」

ーーー

左、右。

ぱしんっ! ぱしんっ!

私「...ひぅ!...んぁ!」

ーーー

真ん中。

ぱしんっ! ぱしんっ! ぱしんっ!

   ぱしんっ!!

私「あぁ...!...ひだっ!...うぅ!...きゃん!」

ーーー

看護師の掌が私のお尻をぶつ。
打たれるおしりの衝撃に思わず声が出る。

看護師「ダメじゃないの、ちゃんとお薬飲まなきゃ!」

ーーー

右、右、左。

ぱしんっ!ぱしんっ!ぱしんっ!

私「...ちが......う...。...ぃ...ぃやん!...」

ーーー

真ん中。真ん中。真ん中。真ん中。

ぱしんっ! ぱしんっ!

ぱしんっ!   ぱしぃんっ!!!

私「...うっ...く...ぃや...もうぃやぁあっ!」

ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー

ここは病棟。
一部屋に3台ずつ2列に並べられた入院用ベッドが天井から吊るされたカーテンで仕切られ、入院中の複数人が同時に生活できる環境になっている一室だ。
私のベッドはドアから1番手前の入って左側。

カーテンで目隠しをされているそのベッドで、私はいま、なんと看護師の膝に乗っている。

膝に乗っている、というのは別に看護師と遊んでいる訳ではない。お仕置きの意味。

発熱が中々下がらないことが理由。
その看護師が処方した薬の服用を私が怠っていると判断された事の顛末だ。

朝の検温を終えたあと、体温計の数字を見た看護師はおもむろにカーテンを閉めた。

そして私を膝に連行し、ベッドに這う私の病院服の上から既に何十発か、私のお尻を叩いている。

ーーー

ぱしんっ! ぱしんっ!

 ぱしんっ!  ぱしんっ!

私「...あぅ..!...ぁん...!...あぁ...!...ぅぅん...!!」

ーーー

この部屋にはもちろん別の患者もいる。
年配のおばあさんを始め、30代のOL、新社会人の女性、私と同じ大学生くらいの女の子に、中学生と小学生の子。

私は毎日必ず服薬していることを訴えている。
なのに発熱を証拠に、周りに人間が居る中カーテンの内側でされる事は覆されない。

私のお尻を叩いているのは私とそう歳の変わらない若い女性。この病室担当の看護師。

ーーー

ぱしんっ! ぱしんっ! ぱしんっ!

看護師「ちゃんと飲んでたら熱が下がるはずでしょ?」

ぱしんっ! ぱしんっ!

ぱしんっ!  ぱしんっ!

私「ぁう...!...せんせ...わたし飲んでます!...毎日欠かさず...!...ぁん!...あぁん!」

ーーー

カーテンの外側に私の声は漏れてしまっているのだろうか。
私はこの恥ずかしい状況が周りの患者にバレないことをひたすら願い、甘んじてペンペンを受けている。

看護師「うそはダメよ?悪い子ね?」

ーーー

 ぱしんっ! ぱしんっ!

ぱしんっ!   ぱしんっ!

私「...あぅう...せんせい......こえ...!!...声のボリューム!...下げてください...ぁん...ひぃ!」

ーーー

痺れてくるおしりの中、かろうじてまだ恥ずかしさが打ち勝つ私は、看護師は声のボリュームを落とすよう訴える。

目隠しはたった1枚の通気性に長けた布。
病院服と手がぶつかる音、私の口から漏れる吐息、そして看護師の叱り声がカーテンの外に漏れていたらと思うと、

猛烈に恥ずかしかった。

看護師「あなた、全然反省してないわね?」

看護師の手が止まる。

私「...そんな。だって私は...」

ベッドの縁に座る看護師の膝。
その上に腹ばいに乗っかる私。

声を少しでも抑えようと、顔を白い枕に沈めてギュッと抱きしめる。

看護師「私は貴方の為を思って言ってるのよそれを何?周りばっかり気にして。そこまで悪い子だと思わなかったわ?」

私「.....ゃだ。...あまり悪い子って言わないでよせんせ......」

私は看護師の変わらない声量で告げられる子供扱いも恥ずかしくてたまらない。

看護師「仕方ないわね」

私「.......っ!」

私の想いが通じた。
やっとお仕置きの終わりだ。

しかし、看護師はまだ私を膝から下ろす素振りは見せない。

私「あの。。せんせ?下りていい?...」

私は何故か大きな溜め息をつかれる。

看護師「私たち医師が判断した治療を聞かない貴方みたいな患者さん。そんな子にはもう少し厳しい罰じゃないとダメかしら?」

私「...へ?」

どういう事だろう。
私は枕を抱いたまま振り向く。

看護師「だから、周囲ばっかり気にして、ちゃんと反省してくれないのなら。まだ当分は許しませんってことよ?」

看護師は私のパジャマのような病院服の腰ゴムに指を入れてくる。
座り直すように私の腰を浮かせる看護師。
この時から何となく嫌な予感はしていた。

それは見事に的中。

なんと、腰が落ち着けた看護師はそのまま私の下をズルリと太腿まで下ろしてしまったのだ。

私「えーーー?ちょっと...?...先生?せんせ...なんで??」

看護師「なに?この手は」

私は枕から片手を離し、晒されたショーツを急いで手のひらで隠した。

私「え...。ぃや。どっ、どうしてズボン下げるんですか...!?」

大学生にもなってお尻を叩かれるだけでなく、履いている物を剥かれるとは思わなかった私。

私は周りに聞こえないように小声で看護師に怒りをぶつけた。

看護師「どうしてって、あなたが治療に専念するようお尻に教えてあげるのよ?ズボンの上からでも全然反省する兆しがないから、次はパンティの上からって思うのは普通の事でしょ?」

??「パッ、パンティ?」

カーテンの外から声が聞こえる。
看護師の声をこの病室の誰かが捉えた。

私「...ひっ!せんせぃ...しー!...しーーー......っ!」

私は慌てて真一文字に結んだ口に人差し指を当てる。するとそこに、

パッシンッ!

平手が落ちて来た。

私「...んぁあっ!!」

完全に不意をつかれた私。
少し大きめな情けない声が出てしまう。

私の抵抗に看護師は徐々に冷静さを失ってきた。
それはショーツの隠し切れていないお尻の肉付きに平手打ちをかまされたから分かった。

看護師「ほら、まだ全然お尻叩きが必要ね」

看護師が私を叱り付ける。

??「お尻叩き...?それに、なんかいま大きい音しなかった?」

??「ふふ、そんな訳ないでしょ?聞き間違いに決まってるって!ここは病院よ?おしりペンペンなんてするとこじゃないわ?」

??「それもそうね、おしりペンペンってなんか響きが恥ずかしいね、ふふふ」

??「確かに恥ずかしい」

カーテンの外からは誰かの見舞いに来た家族か友人が楽しそうに話している。

楽しそうな彼女たちとは裏腹に、私はバレることへの不安と自らのお尻に危機感を抱いていた。

私「ちょっと待ってよ先生...」

先ほど叩かれた所をさする。

私「私こう見えても大学生なんです、お尻を叩かれる歳じゃないの!ましてこんなたくさん人がいる場所じゃ...」

童顔とよく言われるが私はもう20手前だし、今まで生きてきた中でお尻のお仕置きを受けた経験はなかった。
まさか大学生にもなって初めて膝で叱られるとは思わなかったし、やっぱり周りの目が気になって自然と顔は赤らむ。

看護師「大学生も充分子供よ?それにお仕置きに年齢は関係ないわ?悪さをしてお尻を叩かれる、お尻を叩かれたくないから悪さをしない。分かるでしょう?」

看護師は私のおしりの谷間にくい込んだショーツをピンと張って整えた。

私「...んぁ」

思わずビクリと反応してしまう。
汗でくっ付いたのか、病院服の上から叩かれている時に谷間に集まったのか、何にせよおしりの穴からチュンと剥がされるショーツがくすぐったかった。

私「...そんな。でも...でもぉ...」

初めの一打をさすり続け、痛みのなくなった私は手を前に戻し、枕をギューッと強く抱きしめる。

熱が下がらないのは何も私のせいじゃないし、どうにも出来ない事だから、それについて叱られるのは解せない。

看護師「あなたが脇目も振らずにごめんなさいが言えて、これからは毎日服薬に徹すると誓ってくれたらおしまいにするから」

私「先生、私ほんとに毎日ちゃんとお薬のんでます!先生が出してくれた薬!信じて下さい」

枕から身を乗り出す私の声は自然と大きくなった。

看護師「ならどうして熱が下がらないの?」

看護師に冷静に聞き返される。

私「それは...わかんないです」

ドサッと枕に戻る私とお尻に被さるショーツを上下にさする看護師。
あやされてるみたいでお尻を撫でられるのも耳がボワッと赤くなる。

看護師「ま、いいわ?ホントのことはお尻に聞いてあげるから」

撫でていた看護師が私のお尻を軽く2回叩く。
いまからここをたくさん叩きますよ、という合図のよう。
つい身震いしてこちらの手の内がバレてしまう。

私「せんせいやだ、もうゆるして?...せめて誰もいないところがいいよ...せんせ...」

私は枕を抱きしめたまま上目遣いをする。

看護師「そのお願いは叶えられません!これに懲りてしっかり治療に専念しなさい!」

私「...いゃ、せんせいっ...まっ...!」

ーーー

パッチンッ! パッチンッ!

私「...っ!」

下着のお尻は1回ずつ叩かれた。
看護師は間髪入れずに手のひらを落とし続ける。

ーーー

パッチンッ! パッチンッ!

パッチンッ!  パッチンッ! パッチンッ!

    パッチンッ!

私「...ぅわん!...やだやだ。せんせー...いたいよぉ......!」

ーーー

火がついたように一気に熱くなるおしり。
耐えきれずバタバタと動かす脚が空気の含んだ掛け布団に蹴り、ぱふぱふと私の必死さを示してくれる。

看護師「そうよ?痛くしてるんだもの」

看護師は私の後頭部に冷たく告げると、再び腕を高く上げる。

私「はっ!嫌!」

ーーー

パッチンッ!
パッチンッ!パッチンッ!
パッチンッ!パッチンッ!パッチンッ!

私「うわぁん...いたひ...せんせぃたい...いゃん!......いゃん!......やだぁ......!」

看護師はこの反応が見たかったと満足気に私のお尻に鉄槌を下し続ける。

ーーー

パチーンッ!
パチーンッ!パチーンッ!
パチーンッ!パチーンッ!パチーンッ!

私「...きゃん...!...きゃん...!...ぐす...うぇ...」

看護師は私のお尻をすくい上げるかのようにリズミカルに叩き進めていった。

ーーー

??「ねーなんかあのカーテン掛かってるとこ、泣き声と、、、物音しない?」

??「たしかに。ちょっとうるさいね」

??「ほんとにおしりペンペンとか?」

??「まーさーかー、ひひひ」

カーテンの中で枕に顔を埋めて大声を必死に防ぐ女子大生と、大声で泣こうが喚こうがしっかりと反省させようとする若手看護師がベッドの縁で闘っている。

ーーー

パッチンッ!    パッチンッ!

 パッチンッ! パッチンッ! パッチンッ!

    パッチンッ!

私は不利だ。一方的にお尻が痛い。

私「...ぐす......ぐ...す......ふぇ......うぅ...」

ーーー

枕がなかったら泣き声はダダ漏れに違いない。
私は必死に抱きしめているそれに悲し涙を湿らせる。

それでも止まらない看護師の腕。

10回連続のパッチンッ!パッチンッ!

私「.....あうっ...痛いっあん!..ぅうう...」

容赦のない看護師、終わりの見えないお尻叩きに、私が一番懸念していた周りの目への意識は次第に薄れていった。

ーーー

ピッチンッ! 

 ピッチンッ! ピッチンッ!

ピッチンッ!ピッチンッ!  ピッチンッ!

ーーー

破裂音が変わる。

私「....いッ!!」

私は痛みに違和感を覚えた。

看護師「ずっと同じ叩き方だと痛みに慣れちゃうでしょう?叩くとこ、少し変えるわよ?」

看護師はそういうと、再び腕を高く上げた。

ーーー

ピッチンッ! ピッチンッ!

 ピッチンッ! ピッチンッ!

  ピッチンッ!   ピッチンッ!

私「...あうっ!ああっ!まって先生それ何かやだっ!...いたい...!!......いたいの!....やだ...ぃや......やだってば......いたいぃ...!!」

ーーー

すくい上げるようにお尻を叩いてきた看護師が今度は真上から手を下ろしてくる。

脚の付け根やおしりの下部に受けていた痛みからは完全にシフト、尻の平やサイドを攻められるし、痛みもジンジンからズキズキに変わる。

看護師が私の大泣きに大手をかけた瞬間だ。

ーーー

パッチンッ!

パッチンッ!パッチンッ!

パッチンッ!パッチンッ!パッチンッ!

パッチンッ!   パッチンッ!

  パッチンッ!    パッチンッ!

私「...うわぁ⁉︎?......まっっ!やめで......そこやめてぇ!てひだぃ!!ひだいいだい......ぎゃんッ!!」

ーーー

慣れてきたお尻の痛みがまた0から始まる。

私は枕で声を抑えることも忘れ、カーテンの中で誰かが泣いてると完全に周りにバレる声を出し始めてしまった。

ーーー

 パチーンッ! パチーンッ!

パチーンッ!パチーンッ! パチーンッ!

  パチーンッ!  パチーンッ!

 パチーンッ! パチーンッ! パチーンッ!

私「......ぁあぁあっ!!...いたいぃ!やめてッ!......ダメっ......痛ッ!...ごめんなさいぃ!!!」

ーーー

震えながら両目を強く瞑る私と連続で空気を吐き続ける掛け布団。
唯一味方の枕はもうあってもなくても変わらなかった。

ーーー

パチーンッ! パチーンッ! パチーンッ!

 パチーンッ! パチーンッ! パチーンッ!

パチーンッ!パチーンッ!  パチーンッ!

私「...きゃあぁ!...きゃあぁあんっ!...ゆるしてーーーーー!...いやぁあぁ゛!!!」

ーーー

看護師の膝で暴れる私。
もうカーテンの外に声が漏れていると分かってはいても余りのお尻の痛さに我慢は敵わない。

看護師はナース服を着た鬼だ。

ーーー

パチーンッ! パチーンッ!

 パチーンッ!パチーンッ! パチーンッ!

パチーンッ!パチーンッ! パチーンッ!

パチーンッ!パチーンッ!パチーンッ!

 パチーンッ! パチーンッ! パチーンッ!

私「...うぇぇぇん...うわぁんっ!!」

ーーー

看護師の手が止まる。

私「......ぐす....ひっ......ごほっ......ごほ...」

咳き込むほど膝で泣いてしまった19の私。
今度こそ終わったかと思った。

看護師「よし、これでもう周りの目は気にしなくなったわね?...今からが本番よ?」

私「....ッ!??」

看護師はそういうとナースコールのボタンを押し、駆け付けたナースにカーテンを開ける指示する。

私「...えっ?...せんせいまって。...やだやだ。なんでカーテン開けるの...!?...なんで?...ごめんなさい言ったじゃん...!…わたしごめんなさいって言ったじゃない...っ!!」

シャアーーーーーー

泣きべそ付きの抗議も虚しくカーテンは開かれた。
眩しい日差しと広い空間に包まれる。

周り「.........」

謎の音と声が聞こえていたカーテンの中。
その秘密のドアが開かれると同時に、周りにいた病室の住人は一斉にこちらを目を向けた。

私「......ぁ.........ぁ.........ぁあ.........」

その場にいた全員と目が合う。

そしてこちらを見つめる目が流れる様に向くのは私の顔から最後はお尻に被さるショーツ。

私「...」

私は頭が真っ白になった。

異質な音と声の正体、まさかカーテンの中で本当におしりペンペンが繰り広げられていようとは誰も思わなかった周りの病人は、見間違いではないかと目を見開いてこちらを凝視する。

私「.......ぁぁ......わ......わ......わわ...」

状況を飲み込めない周りの人間へ、私を膝に乗せる看護師が解説を始める。

看護師「皆さん、驚かさちゃってすみませんね?実はこの患者さん、私が処方した薬を全然飲まなくて、私たち医師もだいぶ手を焼いてるんです」

不本意の中現実逃避する私。
看護師はニッコリと笑って続ける。

看護師「皆さんはちゃんとご自身の体の治療に専念してくださっていると思いますが、万が一、治療を怠った患者様がいらっしゃったときは、こうなります、と今日は皆さんにお教えしようと思います」

ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・ざわ・・・

周りの反応が今の私の体勢を確認させてくれる。
なにせ、身体の成熟したいい大人が子供のように膝に乗せられ、赤みを帯びたお尻を晒け出しているのだ。

私はまだ頭の整理が追いついてない。
というか、整理したとて現実を分かりたくも受け止めたくもなかった。

ザワつく病室をまとめたのは同じ部屋で入院する小学生の子供だった。

小学生「ねーねー、おねーちゃん、どーしておしりぺんぺんされてるのー?ねーどーしてー?」

その小学生は膝に乗せられて目線が低くなった私と同じ高さに屈んでわざわざ顔を覗き込んでくる。

私「...ぅ...うぅ......」

恥ずかしい姿を公開された理性崩壊寸前の私は呻くことしか出来ず、小学生の真っ直ぐな視線にも耐えられなくなり、目を瞑る。

回答の出ない私の代わりに答えは上から声が降ってきた。

看護師「この子はね、お医者さんが出してくれたお薬を飲まない、とーーーーーっても、悪い子なの」

看護師は子供にでも分かるように表現力豊かに答える。
小学生は理解できたようにニコッと笑うと、スッと立ち、私を指さして呼応した。

小学生「あ~~~!だからこのおねーちゃん、お姉さんにおしりぺんぺんされてたんだねー?お薬飲まない子は悪い子だもんね~!」

小学生はキャハッと嬉しそうに笑うと、また屈んで私に目線を合わせてくる。

小学生「おねーちゃんダメだよ?ちゃんとお医者さんからもらったお薬のまなきゃ。わかったー?そーしないと、いっぱい、いーーーーーっぱい、おしりたたかれちゃうからね?いーい?わかりましたかー?おへんじはー???」

小学生は笑いながら私に屈辱を浴びせると、飛行機の真似をしながら、病室から走り去ろうとした。

しかし、より私を辱めて良い効果を出そうと思った看護師は、その小学生を引き止める。

看護師「ねー、ちょっと待って!」

飛行機の真似をした小学生が翼をたたみ、こちらを振り返る。

小学生「なーーーに?」

看護師は私をチラチラと見ながら小学生にひとつ〝お願い〟をしているようだ。

小学生「うん!わかったー!ちょっとまっててーーー!」

小学生は再び羽を広げると、元気よく病室を出ていく。

この部屋のほかの住人、年配のおばあさんは私のお尻を心配し、30代のOLは昔されたお尻のお仕置きを懐かしんでいた。
20代の新入社員と私と同じ大学生は頬を赤らめて私に同情してくれているようだった。

しかし、中学生の女の子は違った。
難しい年頃というか、反抗期のような時期らしく、看護師の膝で大人しくしている私に怒った。

中学生「あんたバッカじゃないの!よくもそんな歳でおしり叩かれて恥ずかしくないわね!私だったらそんな、、、なっさけない姿みられたら死にたくなるけど!あんたおかしいよ!」

中学生の言葉が身に染みる。
現に私はいま、猛烈に死にたい気分であった。

私「.........ぅ......ぅうぅん......」

私は声を殺して泣いてしまう。
啜る私の呼吸をかき消してくれたのは廊下を走る何人かの足音だった。

??「ねーねー、この部屋ー?おしりぺんぺんの部屋ってー?」

??「そーそー、その部屋ー!その部屋で大きなお姉ちゃんがおしりぺんぺんされるのが見れるよー?」

??「えーほんとー!!わたしもみたーい」

??「おれもおれもーーー!」

??「えーーーずるーーーい!わたしもみるーーー、大きなお姉ちゃんのおしりぺんぺんみるーーーーぅ!!」

飛行機が他の病室の友達を連れて帰ってきた。

私「.........っ゛.........!?」

私は涙と鼻水の混じった顔を上げる。

ぞろぞろと部屋に入ってくる子供たち。
看護師の企ては私を見せしめとしてお尻ペンペンを皆に見せる事だった。

公にされた羞恥姿で既に崩壊している理性。
私は完全に外界の情報をシャットダウンした。

そこに看護師が嬉しそうに司会を務める。

看護師「よし、揃ったわね?じゃー治療を怠けた患者さんがどうなるか、皆さんと一緒に見ていきましょう!」

私はただただ看護師の膝にうつ伏せる人形と化していた。

看護師「あ、あとお友達連れてきてくれてありがとーね?いいこだぞー?」

看護師が小学生にお願いした意味が改めて分かる。
それは私のお尻ペンペンを1人でも多くの子供に見せようと、知り合いをこの部屋につれてくることだった。

小学生「へへへ」

看護師に頭を撫でられて嬉しそうな飛行機。
遠くで見つめるこの部屋の元の住人とお見舞いに来た人々、そして1人の小学生が集めた多くの子供たちにがこの病室に集まった。

看護師「そうだ、もっと良く見てもらわないとね?」

なにか閃いたような看護師。
看護師はカーテンを開けた別のナースに椅子を持ってくるように指示すると、膝に乗せた人形を抱え、ベッドの置かれていない通路である、この病室のド真ん中に移動した。

用意された椅子に座り、下着姿の私をチャッと膝に戻す。

看護師「じゃー始めるわよ!みなさん、しっっっかりこの子のお尻ペンペンを見ていてくださいね♪」

看護師は本格的なお仕置きを始める合図として、また2度ポンポンと軽く私のお尻を叩いた。

そして。

ーーー

ヒュンッ!

バッッッチィイィイィン!!!

私「........ぅ゛ああっ!」

ーーー

おしりへの衝撃に、人形が意識を取り戻す。
あまりの破裂音に、周りの空気が震えるのを誰もが感じた。

大きな一振りを皮切りに、看護師が始める容赦ない平手打ち。

ーーー

バッチィイィン!バッチィイィン!
バッチィイィン!バッチィイィン!

私「...うわぁぁぁあぁあぁぁぁ!!!?」

ーーー

看護師が本気で私の“おしり”を壊しに来る。

ーーー

バッチィイィン!バッチィイィン!バッチィイィン!

バッチィイィン!!!!!

私「うわ゛ぁぁぁあぁあぁあぁん!!」

ーーー

すぐに痛みを思い出し、看護師の膝の上で暴れ出す私。

声を抑える枕も、空気を鳴らす掛け布団も失った私は、泣き顔を全面に晒し、かっこ悪いバタ足を見せつけるのだった。

小学生「きゃははー」
小学生「おねーちゃんよわっちーーーー」
小学生「おしりぺんぺんなんかで大泣きしてやんのーーー」

小学生が嬉しそうにジャンプをしながら360度自由に動き回る。

ーーー

バッチィイィン!バッチィイィン!

 バッチィイィン!  バッチィイィン!

私「ぎゃあああん!やめでーーー!いだいぃーーーー!いだいのぉおーーーー!!!」

ーーー

床に反射した私の叫び声を病室が拡散する。

看護師「こら!暴れない!!大人しくしなさい!!なんて悪い子なの!!」

ーーー

バッチィイィン!バッチィイィン!バッチィイィン!バッチィイィン!バッチィイィン!バッチィイィン!バッチィイィン!

小学生「わははー、悪い子だってー!」
小学生「私でもいい子なのにーー」
小学生「わーい、おねーちゃん悪い子悪い子ーーー!!」

小学生達が野次を入れる。

ーーー

バッチィイィン!バッチィイィン!バッチィイィン!バッチィイィン!バッチィイィン!バッチィイィン!バッチィイィン!バッチィイィン!

私「ぎゃあああん!ぎゃあああん!!」

ーーー

叩かれる度に膝で飛び跳ねる姿が滑稽なのか、小学生は喜び、私の泣き顔を覗いてくる。

私「う゛ぇぇぇぇぇぇん!!!」

年甲斐もなく泣き喚く私。
それを見て1人の男子が看護師の裾を引っ張った。

看護師「なぁに?ぼく」

看護師がその子の視線に合わせる。

小学生「あのね。ぼく、おねーちゃんのおしりが見たい」

私「......ッッ!?!?」

何を言い出したかと思えば、、、
私はその声も出なかった。

看護師はニッコリと微笑む。

看護師「えぇ、いいわよ?どのくらいおねーちゃんが反省したか、みんなで見てみましょうね!?」

私「ええちょっと!!!!」

私は片手を床につき、もう片方の手で下着を必死に抑える。

私「嫌!絶対嫌ッ!!」

ここでショーツを脱がされれば、見られるのはお尻だけじゃない。

何も履かされない人間を四つん這いにして背後から見ると言う事は、お尻に付随する付近のモノも見られると言う事。

それはつまり、絶対に見られたくない恥部も丸見えになるとイコールだと頭の逝った今の私でも分かる。

私「いゃ゛!!先生ゼッタイやだぁ!!」

看護師はお尻を守る私の手を引き剥がそうとする。

が、私も私で命を賭けて手の力を緩めない。

看護師「はぁ、ほんとにしょうがない子ね...」

看護師はため息をつく。
そして、周りの小学生を集めて、また“お願い”をした。

小学生達「はーーーい」

小学生らは元気に返事をすると、私の前後に散らばり始める。

そして、一斉に私の四肢を封鎖し始めた。

私「なっ!、、なにする気!?」

楽しそうに私の両手両足を掴む小学生たち。

私「ちょっと!!!!ちょっと離して!!ねぇやめてーーー!!!」

小学生は完全に私がおしりを守る術を封じた。

満足そうな看護師が私のおしりを撫でて呟く。

看護師「ふぅ、やっとこれで心置きなくパンティを下ろせるわね、ふふ?」

小学生「わーい!パンティ!パンティ!」

看護師の微笑みに、成果を認められた小学生達から喜びの声が上がる。

私「やだ!!やめてよ!!下ろさないで!!!パンツ下ろさないで!!!」

四肢片方ごとに2人以上の負荷。
お尻に手をやりたい私と掴んでくる小学生の力が均衡し、プルプルと震えている。

看護師は私のショーツを下ろすのを止めない。

看護師「ほらー早くしないとおしりが丸見えになっちゃうわよー?ほらほら、スルスル〜って♪」

どうする事も出来ずあわあわと泣き出す私。

ショーツは割れ目を晒し、足の付け根を通過し、そして、、、

私「いーーーーやーーーーーあ゛!!!!」

完全にプリっとしたおしりを覗かせた。

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