#66.本校の特色
【報告書】本校の特色
6年3組 水無月やよい
まずは、本項に目を通して頂き、ありがとうございます。
本日は私が通う小学校の実態をお伝えしたいと思います。
ご査収の程よろしくお願い致します。
早速ですが、本題に入らせて頂きます。
私の学校は女の子にとって多くの特権がある校風で人気の学校です。
それはメディアでも多く取り上げられ、本校に入学すべく移住されるご家庭もあると伺っております。
反対に、男の子にとっては少々ハードな6年間を過ごす場となっております。
それを知りながらも、敢えて息子を本校に入学させる、という親御さんもいらっしゃいます。
その訳は後ほど説明を致します。
男の子にとってハードな6年間、と述べた理由としては、この学校に在籍する限り、女の子の前で男の子たちは全くといっていいほど無力な存在と化してしまうからです。
例として、学校の中では常日頃、男の子がお尻を叩かれ躾られている光景をよく目にします。
これは校則で決められており、悪事があればその場、もしくは人目に付く場を選ばれ、直ぐにお尻への折檻を行う決まりとなっているのです。
朝のあいさつ運動に遅刻すれば校門でお尻を剥き出しにされます。
授業中に居眠りやお喋りをすれば授業の最中であっても席の後ろでパンツ諸共ずり下ろされてしまいます。
体育館の全校集会で話を聞いていない態度をとれば、彼の連れてかれる場所は壇上、つまりみんなの見つめる舞台の上です。
それは泣いても許されません。
心の底から反省したと認められない限り、また罪を述べ、理解し、謝り通せない限り、お尻が解放されることは決してありません。
この学校に携わっている者なら誰もが知っているとおもいますが、この《男の子限定のお尻ペンペン》が我が校最大の特徴と言って間違いないでしょう。
男の子のお尻ペンペンに付随して、我が校にはもうひとつの規則があります。
それは、お仕置きは極力、女の子の“ 目の前”で行われる、というものです。
可哀想だから、優等生だから、人目を忍んで執行する、等という情は一切持ち合わせておりません。
それは、侵した罪を恥として教え込む、という我が校の教育方針だそうです。
叱られる理由、お仕置きの理由は小学生なら起こり得るありきたりな理由で十分です。
物損や規則違反、いじめ、通学路での買い食い、万引き、信号無視、その他危険行為、などなど。
例えそれが好意だとしても、女の子へちょっかいをかければそれは罰の対象です。
好きな子の前でお尻ペンペンです。
発覚の仕方は現行犯・密告など、状況によって異なりますが、その男の子はすぐさま被害を受けた子の前に呼ばれ、謝ることが出来るまで何度もお尻をぶたれます。
噂では、先生の判断ではなく、男の子の泣き具合でもなく、女の子の気持ちが晴れるまで、という暗黙のルールがあるようです。
大抵、被害を受けた女の子の決めた回数が適用されますが、反省の度合いによっては追加の回数も提示することができます。
さて、一旦校風から離れ、今度は本校の実態をお伝えしたいと思います。
もちろん、男の子たちにも羞恥心はあります。
それは捕まった直後の抵抗や執行中の反抗から、容易に読み取ることが出来ます。
しかしこれは全くと言っていいほどナンセンスなことです。
残念ですが、無意味と言わざるを得ません。
なぜなら、いくら成長期とはいえ、小学生のうちは先生の力に勝つ事が出来ないからです。
身長、体格、腕力、どれかに勝ったとしても、先生2人がかり、女子生徒の補助があれば、全て結末は同じ、
恥を晒し泣き喚く。
この末路を辿るだけです。
連行は脇に抱えられるため、お仕置き中は空気を蹴るだけの、四肢を振り回すだけの単なる〝ガキ〟と化します。
本当に無駄な抵抗です。
見てて悲しみさえ覚えます。
ジタバタする体力があるなら謝罪の言葉を叫ぶ方に使った方が賢明だと誰しもが思ってしまいます。
でも実際は泣き喚きながら死ぬ死ぬと懸命に空中を泳ぐ、格好悪くて恥ずかしい男の子が多数を占めており、それはただただ女の子達からの嘲笑の的となるだけです。
男子というのは本当に哀れな生き物です。
先生はよく、そんなに暴れる元気があるなら少しは痛みに耐えてみなさい、と叱りつけます。
しかしその喚起もナンセンスです。
四肢が使い物にならない以上、一度限界を越えた男の子はそれを声でしか表現できません。
当然、授業中お仕置きをされれ、隣のクラスにも丸聞こえになる他ないため、同じ階であれば何組の子がお仕置き中なのかなど容易に想像することが出来ます。
それが昼休み中であるならば、女の子は証人としてその場を見る権利があるので、みな泣き声のする方に向かいます。
当たり前ですが、現場を見れば、組だけでなく、そのとき誰が何をして罰を受けているか、体勢や泣き具合や膝で暴れる姿も目の前で知り得ることが出来ます。
物心のついた男の子にとって、叱られるところを異性に見られることはとてつもなく恥ずかしいことでしょう。
しかし、先生の膝の上に一度うつ伏せに乗せられれば、泣き顔やジタバタだけでなく、男の子だけが持つ下半身の一部も隠せる訳がありません。
声を上げればものの数分で現場は女の子たちで賑わいます。
もちろん別の階や別の棟の女の子も見学はOKなので、女の子たちは発見次第、直ぐに別の知人友人へ集合の号令を発信します。
端末の操作を終えた女の子たちに加え、一斉に連絡を受けた女の子たちも足早に加わるため、男の子からしたらどの方面を見ても誰かしらと目が合う状態となるのです。
女の子はそこで見た執行中の男子に恨みや憎しみのある場合、また、罰を受ける生徒が嫌いな男子であった場合は、このとき、その場で、前科や受けた被害を発言すれば、追加で罰を与えることが出来ます。
追加罰が決定した瞬間に見せる絶望的な男子の顔は、いじめや被害を受けあ女の子にとって最大の弱みを握ることが出来るため、その提示は今後男子から自身を守る手段として用いられるケースがよくあります。
女の子への特権はまだあります。
それは執行中の撮影が許可されていることです。
この学校では、女子に対して、全員スマホなどの記録媒体の所持が義務づけられています。
反対に、盗撮・更衣室への設置・アダルトサイトの閲覧等の可能性が考慮される男子への端末所持は一切禁止です。
見つかり次第、悲惨な末路への片道切符となります。
女子の端末所持が認められる理由としては、生徒の中には、密告の仕返しやその後の復讐を恐れる子が一定数存在することにあります。
その不安を打開する策として、男の子の不格好な姿を日頃記録として残すことで、仕返しや復讐の反撃として利用しても良い、という特権が与えられました。
これにより女の子の身の安全が保証されます。
動画や画像の送受信など、記録の共有ももちろん許可されているため、6年間、もしくは卒業しても、見られたくない自分の姿が出回ることがあります。
男の子にとってこれ以上の脅威はありません。
それが嫌ならば悪事を働かないこと。
これに限ります。
性格は直ぐに変えることが出来ません。
いじめっ子は心の底から改心するまで周りに自身の優位性を誇示します。
そこに確固たる弱みや証拠を突きつけることで、男子が女の子を傷つける事案を未然に防ぐことが出来るのです。
特に春、入学して間も無い一年生の女の子には、先輩達が予め撮り溜めた、または保持している動画や画像を共有している光景がよく見られます。
これは本校の女子生徒が幼い時から自分の身は自分で守ると言う習慣を身に付けようとしているとても素晴らしい光景です。
兄妹揃って在籍する場合は、女子生徒に囲われた中で先生からお尻ペンペンのお仕置きを受ける兄の映像が妹へ流れてくる場合も多々あります。
いくら昔は一緒にお風呂に入っていたとしても、赤くなりゆく丸出しのお尻を身内に見られる事は、大変恥ずかしい思いをする事でしょう。
その面でも男の子は緊張感を持って日常生活を送る事ができます。
ひとりひとりが微弱でも、女の子全体が集まり協力し合うことで、平和な生活を送る環境づくりを学校側が推奨しているのです。
また、この、記録を残す、という特権は教師の目が届かない校外の悪事にも対応することができます。
例え校外であろうと、帰宅するまでは学校の時間です。
前述した道中の買い食いのほか、ピンポンダッシュや果物の窃盗、畑荒らしや駐車場でのかくれんぼなど、登下校中は特に危険な行為が目立ちます。
そんな男子たちが好奇心や遊び半分で犯す罪にアンテナを張って欲しい、というのが学校側から女の子たちへ課せられた任務です。
帰りの会では、常々、男子をよく見て行動するよう女の子たちへ通達されます。
男の子にもこの通達を同時に聞かせることで、悪事を働く気を断絶させると言う狙いがあります。
こうする事で学校生活だけでなく、登下校中も監視下にあることを、男の子に痛感させることが可能です。
登下校中の男の子の悪事を撮影し、学校側へ提出すれば、全校集会で校長より賞状の授与がある他、成績にも響く為、女の子は校外でもこぞって目を見張り男の子達を監視します。
男の子からしたらコソコソと秘密の道や誰にも見られない道で帰りたくなるのも十分頷けますが、勝手な通学路の変更はもちろん罰の対象になるので、翌日の処分、お尻の状態が酷く予想されます。
男の子に規律を守らせるとても素晴らしい風習です。
最後に、この学校は月に一度、男の子の親だけが集められる『男の子集会』たるものが催されています。
そこでは、生徒ひとりひとりに焦点を当てられ、性格・交友関係・行動パターン・前科など、個々の情報が具(つぶさ)に共有されます。
もちろん、月内に侵した悪事やお仕置きを受けた理由や回数も綿密に話し合われます。
これは、学校で受けた罰を家庭で隠す男の子が大半のため、この集会を機に、ご家庭でも罰を与えてもらうことを目指しています。
自身が侵した罪を思い出す、叱られた理由を覚えることが出来たら、再発防止に繋がる、ということなのでしょう。
この集会がある日は特に大人しくする男子が多いのも、効果てきめんと言えます。
総括として、この学校の校訓。
【男の子の女性教師による男の子のための躾】
冒頭にお話しました、男の子にとって少々ハードな6年間を過ごす場、でありながら、敢えて入学させる親御さんがいらっしゃる理由。
それは、この校訓に共感を感銘を抱く親御さん何人もがいらっしゃる、ということです。
この校訓の下、男の子はみなお尻を叩かれることで自らの行いを正します。
そしてそれは、女の子の目を通して改心されます。
先生と親の間で密に情報を共有すること、女の子全体と学校が結託すること。
これが、校内であっても、校外であっても、家庭内であっても、男の子に規律正しい生活を送らせる目的として定められた、この学校の特色と言えるでしょう。
これはつい先日あったことなのですが、昨日も小脇に抱えられた男子と廊下ですれ違いました。
もちろん私には見る権利があるので、先生を引き止め、ぐるっと1周みて回りました。
太腿に絡むブリーフパンツが黄ばんでたので少しおしっこが出てしまったのかな、といった感想です。
痛すぎて我慢できず、皆の前で漏らしてしまう、というケースはよくあることです。
六年間も居れば何人か見たことがあります。
大して驚きはしませんが、締まりのない男子は本当にダサいです。
情けなくてカッコ悪い、笑うどころか呆れさえ覚えます。
もちろん漏らした場合はそのことを追加で咎められ、汚れた下着は保健室で借りる流れになると思います。
私が友達から貰った動画は、保健室のベッド横で借りたブリーフパンツに片足を通しすすり泣く後ろ姿が撮影されたものでした。
汚れたつるつるな股間部分をウェットティッシュで拭う姿が大変滑稽だったことは今でも覚えています。
自分の下の管理も出来ないなんて、男子という生き物は本当に恥ずかしい生き物です。
話を戻しますが、脇に抱えられれば当然股下でぷらぷらと揺れる見たくないものも見えてしまいます。
たまに固くしている子も居ますが、理由はよく分かりません。
しかし、そのサイズ的にもやっぱり男子はガキだということを再認識します。
また、女の子の役目としては、お尻の穴もチェックしなければなりません。
自分さえ見た事のない、うんちが出てくる穴です。
ここから先は
¥ 777
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?