#23.オンラインペンペン(母/娘) ※続編完結
とあるウィルスが世界規模で猛威を振るう時代。
それは、不要不急の外出・接触機会の軽減対策として、ビデオ通話が主流となっていく時代でもあった。
これは、その時代に起きた、とある少女のお話。
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私「あっ、やっば、もうこんな時間?早くお風呂入らなきゃ...!」
今夜はクラスのみんなで通話をする日。
無駄に団結力の強い私のクラスは、大人数でのビデオ通話に挑戦すべく、クラス全員を募り、計画を立て、やっと今夜、決行に踏み切った。
入浴を済ませ、髪を乾かし、いつもよりも少し大人っぽいパジャマを着て開始時間を待つ。
枕元に設置したスマートフォン。
角度良く立たせると、私はベッドにうつ伏せになったまま、画面に写る自分の前髪を何度もチェックした。
なぜなら、ビデオ通話には、、その。、
私の好きな男の子も、、参加するからだ。
ベッドにうつ伏せる脚はパタンパタンと布団をリズミカルに打つ、自分でも分かっちゃう程るんるんな気分。
寝る前に好きな人の顔が見られる日が来るなんて、、、
私はにやにやが止まらなかった。
ーーー
画面左上に映る時刻が切り替わる。
時が来た。
電話のマークをタップし、私はグループ通話に参加する。
画面に映る参加人数が一瞬で増え、同時に人の顔が大きく映る。
通話に意気込んでいたのは、何も私だけではなかった。
画面越しでも分かる、クラスの女子の可愛い服。
いつもこんな服で寝ているとは思えない何か特別感のある、そんな服をみんな着ていた。
十中八九、誰かにアピールするものに違いない。
みんな考えている事は一緒みたいだ。
主催者が音頭をとり、早速騒がしいオンライントーク会が始まった。
私は4分割された画面に、仲良しの友達と好きな男の子を映し、火照りとドキドキで紅潮する頬をパジャマの裾で隠す。
みんな、思い思いに話しかけてはバラバラの話題で盛り上がり始める。
好きな人もまた、別の男子と別の話題を繰り広げていた。
私も私で、好きな男の子を眺めながら、仲良い子との話題が尽きない。
クラス通話は想像以上に楽しかった。
ーーー
そして、当初の終了予定時間はとっくに過ぎていた頃。
コンコン
母「ちょっと、入るわよ?」
...
ガチャ
イヤホンをして画面に夢中の私は部屋に親が入ってきたことに気付かない。
母「ちょっと、、、ねぇ、ちょっと、、?」
呼び掛けを無視し続ける私。
痺れを切らした母は、私の肩を揺らした。
私「ふぇ!?」
突然肩が受ける衝撃に驚いた私は、うつ伏せから半身を起こす。
私「えっ、、あ、、おか、あさん!」
母は私の顔を覗き込んだ。
母「あなた、一体いつまで起きてるの?さっきからバカ笑いが絶えないし、ご近所迷惑よ?もう日付超えてるし、、」
友達「どうしたの?」
母の小言に会話を止めた私を画面の中の友達が心配する。
私「うぅん、なんでもないよ」
そういってイヤホンを耳から外した私は、母を追い出そうとドアを指さし、口の形だけで「出てけ」を訴えた。
母「はい?」
叱られている自覚の無い私を気に入らない母は、私のベッド横で腕を組んだまま微動だにしない。
私「だから、でてって!もうすぐおわるから!はやく!ほらっ!いいから!」
私は声が集音されないようにマイクを手のひらで覆うと、囁き声に強い口調で母に指示し、すぐにイヤホンを耳に入れて画面に向き直る。
反省の色なしの言動に、母の目が光った気がした。
けれど、私は会話に乗り遅れまいとそれを無視。
母「あんた、いい加減にしなさいよ」
母の声が低くなる。
忠告を無視して大声で友達と話し続ける娘を母は許さなかった。
母「こら!いい加減にしなさい!いま何時だと思ってんの!!!」
私・友達「うわっ!」
イヤホン越しでも聞こえるほどボリュームの上がった母の怒り声。
マイクはそれを取り込み、その声を聞いた私と友達が驚いた。
私は中々部屋から出て行かない母へあからさまに嫌な顔をして見上げる。
母の顔は娘の更生に熱を燃やしていた。
母「立ちなさい」
母はうつ伏せに寝転ぶ私の腕を掴んで無理やり起こす。
ブチッ
母の引っ張る力によってイヤホンはスマホから外れた。
そのまま私の脚はベッドの外に投げ出され、その縁に座る状態にさせられる。
私「いっった!いったい!いきなりなにすんの!まだ電話終わってないんですけど!!信じらんない!」
通話を邪魔された私の声も自然と大きくなる。
母「何回言わせんの!隣で妹たちが寝てるから静かにしなさいって!、、、何度も何度も無視して」
私「は?そんなこと言われた覚えないよ」
私は母に掴まれた腕を振り払い、ズレた袖の位置を整える。
母「言ったわよ!イヤホンずっと付けてて聞こえなかっただけでしょ?それに、もう日付変わってることくらい分かるでしょ!こんな時間まであんたの笑い声してたらウチも周りも迷惑なの」
私「うるさいのはお母さんじゃん!」
私は怒りのあまりビデオ通話の存在を忘れていた。
ハッと母の表情が冷たく変わる。
母「...そう、分かったわ」
母は1周まわった怒りを抑え込み、静かにため息をついた。
私「あっそ。わかったなら早く出てって!」
私はさっきよりも強めにドアを指さす。
母「ちがう、出ていかない。分かったのはウチにも周りにも聞えさせる声が笑い声じゃなくて泣き声だってことよ?」
私「は?」
私は訳わかんない事を発する母に、怒りは疎か、一瞬で呆れた。
画面の中からは親子喧嘩の一部始終を見守っていた友達が心配そうに見つめてくる。
母「はぁ。。じゃ、始めるわよ」
私「だからなにを」
ベッドの縁に座って母を見上げ、睨みつける私と、腕組みをし真っ直ぐに私を見下ろしてくる母。
母の目に迷いはないようだ。
母「なにって。そりゃ、、、」
私「、、、、、、、、??」
私はオチを溜める母に一瞬で嫌な予感を感じた。
私「え、、ウソよね、、はは、、、まっ、、、まさか、、、ね、、?」
私の直観的な胸のざわつきは当たっていた。
母「そうよ、お尻ペンペンよ?」
友達「え、おしりぺ、、、?」
イヤホンの外れたスマホからは友達の声がスピーカーを通して母と私に直接聞こえる。
母が発した単語に私は疎か、画面内の友達も聞き間違いじゃないかと目を見開いていた。
私「はい?ま、まってよ、ちょっと言ってる意味がわかんない、え、コレみえてる?スマホだよ?いま私、電話中なんですけど??」
枕に立てかけてある通話中の画面を指さす。
冗談でしょう?と鼻で笑う私の態度は母の更なる反感を買ってしまった。
母「はぁ。。そんなの関係ないわ?チャンスは何度もあげた。注意してもそんな態度だし、時間帯も考えられない中学生なんてちっさいお子様と同じ。小さい子のお仕置きで充分よ。妹たちの方がよっぽど大人だわ?」
私「え?、、、え???、、、」
言い分を絶対に曲げない揺るぎない母の言葉に加え、荒い鼻息、腕組み、仁王立ちからは、数秒後の刑の執行が予想される。
いきなり置かれた状況を理解した私はワナワナと動揺をあらわにさせる。
母「もう言いたいことはないわね?じゃ、、」
私「、、、待っ、、、!」
私の腕は母に力強く掴まれた。
そしてそのままベッドから引きずり下ろされる。
私の足は仕方なく着地し、グラッと無理やり立たされると、母の横に移される。
今度、私の温もりが残るベッドに母が腰を掛けた。
怒り、座る勢いの余り母は2.3度バウンド。
母と私の位置が入れ替わった。
母「もう中学生だから久しくお仕置きはやめておいてあげたけど、たまにはしてあげないとだらけすぎちゃうのかしら。昔は悪さするたんびにうんとお尻を懲らしめてあげたのに、、、忘れちゃったのね?」
母はマイクがしっかりと集音されている状態もお構いなく私を叱りつける。
私「ちょ、、おかあさん、、、!、、、いま何も言わないでよ、、!!」
私は横目で画面を見る。
画面には変わらず友達と好きな人が映っている。
友達「え、、、おしり、、?、、おしおき、、?、、わるさ、、?、、懲らしめ、、?、、、え、、???」
こちらの声はしっかりと届いているようだ。
友達が発する繋ぎ繋ぎの言葉はスピーカーから私までハッキリと聞こえる。
母はまだ何か言いたそうな顔。
私「ちょっと、、やめ、、やめて、、!、、言わないで!、、変なこと言わないでってば!!」
今度は両方の手の平を開いて母に突き出し強制口封じ。
画面の奥、手で口を抑えるクラスメイトに恥ずかしい過去を知られ、私は頬だけでなく耳まで赤くする。
母「もう私も寝たいから、さっさと始めるわよ、こっちに来なさい!」
喋らせてくれないのなら、と母は行動に出た。
私の腕をまた引っ張る。
私「いーや!、、いやだ!、、ねぇ!、、やだってば!、、うで引っ張らないで!」
込められる力と反対の方向に踏ん張るも、相手はベッドに座り、重心が安定している母親。
力の差で不利なのは分かりきった事だった。
そこに体格差も加わり、耐えきれなくなった私は、いたむ腕を解放すべく、泣く泣く力を抜く。
私「きゃああっ!!」
ドサッ
抵抗も虚しく、私はクラスメイトに顔を向け、母の膝に飛び込んだ。
ビデオ通話のインカメには、母の膝に腹ばいになった私が大きく映る。
母「さぁ、少しは身体が大きくなったんだから、昔と同じ力じゃ足りないわよね、前よりも目一杯強く叩くわよ!」
私「え、え、え、ちょ、、、!」
クラスメイトに見つめられる。
その画面から顔だけでも逸らそうと、ベッドを押し上げて上半身を浮かせ、母を振り返る。
母「こら、暴れないの!お仕置き中に暴れるところは昔っから変わってないわね!はぁ、、、いい歳してまだお尻叩いてあげないとダメなの?」
絶対に聞かれたくないことをスラスラと口にする母が私の羞恥心をゴリゴリ抉(えぐ)ってくる。
私「やめっ、やめて、それ以上は、、、」
私はビデオ通話を切ろうと腕を伸ばすも、スマートフォンにギリギリ手が届かない。
母「こら大人しくしなさい、始めるわよ?昔みたいに泣いても喚いても反省するまでお母さんお尻ペンペン続けるからね?いいわね?」
私「やだ、、、!、、よくない!!よくない、、、!!」
友達「やっぱ、、おしりペン...ペン......?」
これから待ち受ける危機に慌てる私の顔や膝にこんもり乗せられた胴体を画面越しに見つめる友達が聞き間違いを確信させる。
私「まってぇ、一瞬だけまってお願い、おかあさん、、!!、、、電話っ!、、電話だけ、、電話っ、、切るからぁ、、、!!!」
スマートフォンには半泣きのまま必死に腕を伸ばす自分の姿が映っている。
友達「、、、、、、、、、」
母「待たない」
母は私の腰に置く左手に力を込める。
逃げられないように、前に進みたがる私が動かない様に強い力で腰を引き寄せると、母は右手を天高く上げるのだった。
私「いや~~~~~~~~~~~まって~~~~~~~~~~~!!!」
母「諦めが悪いわよ?」
ヒュンッ
パシンッ!!
私「、、っ、、、!!」
友達「、、、、、、、!」
ペシッ!ペシッ!
私「ん!...ん!」
始められてしまう。
私の懇願も虚しく、私は目の前に置かれたスクリーンに恥ずかしい姿を映し出してしまった。
母「ったく、あんたって子は!」
ペシンッ!ペシンッ!ペシンッ!
私「ちょ、いや、いやっ!」
始まったばかりのお尻叩き、まだ痛みよりも恥ずかしさが勝る私は、ベッドを押し上げ、背筋力を使って画面内の枠から見られたくない顔を出す。
ペシンッ!ペシンッ!
母「いやじゃないでしょう!口で言っても分からないならお尻に教える。今までずっとそうしてきたわよね」
ペシンッ!ペシンッ!ペシンッ!
母は我が家の躾の仕方をスラスラと友達の前に晒す。
カーッと赤くなるまだ元気な私は両手をグイグイ、脚をパタパタと嫌がった。
私「んーーやっ!...いーーーーやっ!!」
ペシンッ!ペシンッ!ペシンッ!
母「なに今さら。悪いことしたらお尻をぶたれるって分かってるくせに!」
私「ひぃぃいぃ」
ペシンッ!ペシンッ!ペシンッ!
母「中学生になったからってお尻のお仕置きが無くなるわけないじゃないの!」
ペシンッ!ペシンッ!ペシンッ!ペシンッ!
私「あぁあぁ言わないで~~~!!」
母は私を叱りつけながら割れ目によって分断された柔らかな双丘を片方ずつ叩き進める。
焦りまくる私。
絶対に知られたくない実態を母は画面内の友達にしっかりと伝えていった。
力の限り画面外へ逃げてるも次第に背筋が疲れる。
ぐったり画面内に戻ってきた私は紅潮した頬に潤んだ涙目をしていた。
ムッとしていて恥ずかしそうでもあった。
そしてやっぱり友達はじっとこちらを見ている。
友達「ぁ、、、、、」
私と目が合う。
画面奥、遠くのお尻を見てたか、ストンと落ちてきた私の顔を見てたか、気まずそうな友達。
おしりペンペンを見られていることを再確認した私の顔がボッと燃えるように赤くなった。
部屋に響く破裂音と親子の掛け合い、その全てを集音するマイク、そして通話先へと届けるスピーカー。
私は嫌すぎて現実逃避をし始めたが、それを母の手のひらが一瞬で現実へ連れ戻してくれた。
ペシンッ!ペシンッ!ペシンッ!ペシンッ!
私「あぅう...!やめ...」
ペシンッ!ペシンッ!ペシンッ!
私「ぁ、ん、、ん!」
柔らかな素材の大人っぽパジャマに求めるほどの防御力は無く、徐々に無視出来なくなるお尻の痺れ。
私の抵抗などはお構いなく、大人びたパジャマのズボンは、母の手のひらの度に手形を型どっていった。
ペシンッ!ペシンッ!ペシンッ!ペシンッ!
私「ん、っく、いっ、」
インカメに映る私はベッドに両肘をつき、片目を瞑り、唇の向こうで歯を食いしばっている。
ペシンッ! ペシンッ! ペシンッ!
ペシンッ! ペシンッ! ペシンッ!
私「うあ、、っく、、、ひ、、いぃ、、、」
画面の目の前で格好悪い顔をしたくなくとも、実際に映っているのは苦しそうに吐息を漏らし、次の一打に怯える自分。
だが例え見た目は痛そうでも、昔より成長した身体は我慢強くなり、割りかしまだ耐えられるのが本音だった。
その内に何か、この場を脱す手筈を探す。
ピシピシと鳴らされるお尻に耐えつつ、私は思考を凝らした。
...
いま反抗すればお仕置きの時間が長くなる。
仲の良い子にしかバレていない現状がまだむしろプラスなんじゃないか...。
そうか、ならば。
振り下ろされる手にたまに唸るも、私は暫(しばら)くの恥ずかしさを犠牲に、母の気が落ち着く瞬間を待った。
そして、母の降り下ろされる手が止まる。
私「ふぅ」
よし、耐え抜いた。
遊び?性癖?演技の練習?
友達に何て言い訳をしようか、次に与えられた議題を考えまくる私。
それを、母の次の言葉が一瞬で打ち消した。
母「はぁ。。パジャマの上からはこんなもんかしらね、、、」
私は母の意図を一瞬で汲んだ。
私「え、、、?おかあさん?もうおわりじゃ、、、???」
こちらもいい歳だからと高を括っていたが、母からは“パジャマを脱がして”お尻叩きを続けるニュアンスが伺える。
再び画面外に顔を出し、母を振り返って訴えるお仕置きの終了。
私がするのは当然潤んだ瞳の上目遣い。
画面外に私の顔が消えていく。
その代わりに映し出されるのは私の控えめな胸だった。
友達「、、、、、、」
当たり前だが膨らみがちょっと分かるだけの小さなお胸に関して友達はノーコメント。
今はどういう状況かと画面の向こう側で不安そうにしている、それだけだ。
私は膝に大人しく伏せ、許しをくれるだろう母の言葉を待つ。
...
が、思惑は叶わず、娘の勝手な判断に対して母は再度怒りを見せた。
母「そんなわけないわよ、服の上から終わったお仕置きが今までにあった?思い出したみなさい」
母はそういうと、娘の答えも聞かず、大人びたパジャマの腰ゴムに指をかけた。
私「え、、?、、え、、?、、ちょっと、、おかさん??、、、やだよ、、?、、やだよ、、、??」
母は止まらない。
私の腰を少し浮かせ、リボン付き淡い色のズボンに差し込んだ4本の指を折り曲げると、母は足側に力を込める。
私「ちょ、、まっ、、ぃや、、、いやっ!」
友達「、、、、っ!!」
唐突に感じるお尻の危機。
画面内に戻ってきた私は着地した気持ちあるバストを支えに痺れたお尻に手を伸ばし庇いにいく。
母「何この手」
少し顔を覗かせたショーツの上に被せられた私の手の甲。
母の声は恐ろしく低い。
私「いやっ!、、もうやめておかあさん!、、、パンツはやだ、、、パンツはゆるして、、、おねがい、、おねがいだからっ!」
友達「、、、、、、、、」
お尻の上の交渉戦。
スマホの存在も忘れ、必死にズボンを抑え続ける私を、友達は変わらず見つめている。
母「答えを聞かせてちょうだい?いままで服の上からだけで済んだお仕置きがあったか、それともなかったか、言ってみなさい」
母は先ほど私の回答を聞かなかった質問を再び投げかける。
友達「、、、、、」
考えるためにまっすぐ見てしまった画面内の友達とまた目が合う。
見られてる。見られてる。
耐えられずすぐに目を逸らした。
気まずくて、恥ずかしくて、素直になれない私。
すぐに答えれば母の怒りが増さないことは重々承知なのに、答えれば友達の前で過去のお仕置き歴を認めることになるため、答えたくない。
私「うぅう...」
口は波打つ。
唸る私に母が急かす。
母「5、4、3、2、」
私「え、、ぁ、、まっ、、、」
母「待たない」
私の動揺を無視して減り続ける数字。
ぎゅーぎゅー引き伸ばしを感じる私の大人っぽズボン。
母は、私が抵抗中のパジャマをまた掴み、再度、私のつま先側に力を入れ始めた。
母「3、2、1、、」
私はグッと目を瞑った。
思考も覚悟も決まらない。
それでもズボンは下ろされていく。
バレるお仕置き歴と今後痛めつけられるお尻を天秤にかけた。
どうしよう。どうすればいい?
喉奥で唸る程思いあぐねた末に私が取っ出しまったのは
...前者だった。
私「ないです!!いつも!!いつもズボンとパンツを下ろされていましたぁあ!!」
焦りからつい声が大きくなってしまった。
友達「ぁ、、、、、」
小さい頃からお尻を叩かれて育ったことを確信した友達。
息を呑む声や驚き顔があれど、私は友達を直視することが出来る訳なかった。
気まず過ぎる。
目を瞑り、私は運を天に任せた。
母「...そうね、ズボンの上だけで終わるお仕置きはなかったわね、あと、そこまで聞いてなかったけど、そういえばパンツを下ろしたこともあったわね」
私「.....................あっ!」
カウントダウンに気が動転した私は余計なことを喋ってしまった。
私「あ、、、ぃや、、、」
後悔で泣きそうになる。
5秒前の自分を今までにないくらい恨んだ。
母は淡々と続ける。
母「今まで何度パンツを下ろしたかは覚えてないけど、今日は久々だから直接お尻を叩きましょうか」
落ち着いた口調で話す母。
私「は???」
私の情緒はジェットコースターそのもの。
恥ずかしさと痛みを更に与えようとする母に、さっき陥った私の後悔はまた一瞬で怒りに変わった。
私はまた声を荒らげる。
私「いい加減にして!もう、ふざけないで!、、、いまおかあさんが私にしてることが友達にもクラスのみんなにも見えてるの!聞こえてるの!いったい何考えてるの?!いまの今まで反省してたけどもう我慢できない!それ以上わたしに恥かかせるなら、わたし、おかあさんのこと絶対許さないからっ!!」
お仕置きを見られる醜態に耐え続けてきた今まで我慢がついに爆発。
そしてまだ続ける空気を醸し出す母に、私は溜まり溜まった怒りを無意識にぶちまけていた。
...
あとから考えれば、これが運の尽きだった。
男子「お?なんだ今の声」
女子「誰か叫んだ?」
男子「え、どしたどした」
女子「ちょっとー大丈夫ー?だれー?」
男子「今の声ってあいつじゃね?」
女子「私もそう思う」
男子「おいおい何かあったのかよ」
女子「ねー、画面切り替えできるから大丈夫かどうか確かめにいこ?」
男子「おっけー、今から向かうー」
女子「わたしもー」
私「...はっ!」
しっかりと拾われたマイクから通話相手全体へ私の怒鳴り声が届けられる。
それにクラスの誰かが気づき、伝わり、私のアカウントにみんなが集まってきてしまった。
それから10秒も経たずしてクラス全員が私の画面に切り替わる。
もちろん、私の好きな人も、画面を通して私を見つめていた。
私「...ぁ............ぁ............ぁ............」
さっきまで騒がしく連携を取り合っていたメンバー達は、母の膝に腹ばいになった状態の私を見て無言になる。
誰も何もコメントする者は無い。
こんな格好のまま注目を受け、私は動揺する。
みんなが私を見つめる中、母は大きなため息をついた。
やってしまった...。
私はみんなから注目されるほど大声を出してしまったと同時に、その言葉で最高潮に達する母の怒りに油を注いでしまったのだ。
後悔と恥ずかしさ、お尻の危機を一度に手に入れた私。
クラス全員の平たい目が私を冷静にさせる。
怒り任せに母を問い詰めたこと、私の怒りはまた一瞬で後悔へ戻った。
私「あ、、ぃや、、、これは、、、」
私は画面と母の両方に目を移しながら双方の言い訳を必死に考える。
男子「え、お前何してんの?」
女子「んー、なにこれ?どゆ状況」
男子「2人いる?」
女子「そうみえるね」
男子「そういやーさっきお母さんがどーとかこーとか言ってたな」
女子「じゃあ座ってるのはお母様?」
男子「っぽいね、そんで」
女子「うつ伏せで寝てるのが、、、」
男子「なんか泣いてる??」
女子「ちょっと待って私スマホじゃなくてパソコンだから画面大きくするわ」
男子「おーたのむ」
女子「何かめっちゃおでこから汗かいてない?」
男子「大丈夫かーおい」
女子「なにがあったのー?」
男子「ねー、なんか話してくれー」
女子「おねがいー情報ちょーだいー」
スピーカーからよく知った声達が協力し合っている。
母の機嫌、スマホの画面、母の機嫌、スマホの画面...
恐る恐る、落ち着きなく動く私の首。
私「あ、、、ぃや、、こ、、、これは、、」
まだクラス一同はこちらの状況を把握し切れていない。
状況を知っている友達は黙っていてくれたが、ひとしきり私の部屋の状態を推理し合うクラスの声を制して、ついに母が口を開いた。
母「はぁ。。いい加減にして、はあなたの方よ。なに一丁前にお母さんに指図してるの、別にあなたに許されなくても結構。私はあなたの親なんだから、例え恨まれても自分の子の躾をするのは当たり前の事なの。クラスの子がいてもいなくてもあなたを正すのは親である私の役目なの」
母は相変わらず落ち着いた様子で私を叱る。
男子「なんか、怒られてない??」
女子「みたいだね、、、」
男子「電話中に?」
女子「うん」
男子「俺ならせめて電話きるけど」
女子「わたしもそーする」
男子「普通そーだよ」
女子「私もそう思う」
男子「だってクラスのやつの前で親に叱られるとか恥ずかしいじゃん?」
女子「私そんなの絶対むり」
男子「おれもいや」
女子「だよねー」
私「ぁ.........ぃや.........」
クラスの前で絶賛叱られている私。
バツの悪さで顔から火を吹く。
恥ずかしくてたまらない私の顔面が後頭部で見えない母。
さらに続けた。
母「もう中学生だからって少し甘やかしすぎたわね、今日はたっぷり“お仕置き”といきましょうか?」
私「だ、だめっ!」
ついに母の口から恐れていたワードが出てしまった。
もうどんな言い訳だって取り返しがつかない。
禁句の言葉はマイクに拾われクラスの皆へ。
ワナワナと震える私。
私はどうか聞かれていない事を祈りに祈り、願い、一縷の希望を信じ、恐る恐る画面に目を移した。
男子「おしおき?」
女子「はぁ??急になに言い出すの」
男子「え、いまおしおきって言わなかった?」
女子「うそ」
女子「私も聞こえたよー」
男子「え、だから電話中に?」
女子「わらっちゃうわ」
女子「叱られてるのは確かみたいね」
男子「だから通話消せって」
女子「まってまって!で、叱られててこの体勢ってちょっと。まさか、、、」
男子「いやいやいや、ありえんありえん」
女子「私も無理。でもこの体勢ってさ」
男子「うそだろー?年頃の女子が?」
女子「私も疑ったけどこれは絶対そう!パソコン大画面にしてるから分かるもん!」
男子「で、でも俺ら中学生だろ?歳が一桁ならまだ分かるけど」
男子「今も親からされてるやつなんて、、」
女子「まさかね」
女子「そうよ、そんな子いまどきいないわよ」
女子「そうよ、無い無い。お仕置きに“コレ”だなんて」
男子「冗談キツすぎ、めっちゃ笑えるんですけど」
女子「だからほんとだってー」
部屋、体勢、表情からクラスが団結して答えを見つけ合っている。
...もうダメだ。
そして私が一番隠し通したかった答えに全員が行き着くのにそう時間はかからなかった。
男子「みんな、これを見て思ったこと、一斉に言おうぜ」
女子「わかった、でもこれ自分だけ言わないとか無しね?言葉にするだけでも恥ずかしい単語だもん」
男子「おぅよ!」
女子「絶対ね?絶対だからね?」
男子「わかってるって。みんな行くよー?」
女子「おっけー」
男子「せーーーーーーーのっ!」
私「ぁあ、、やめ、、、やめっ、、言わないで.......」
クラス全員「お尻ペンペン!!!!!」
様々な声質が口を揃えて告げる私の大嫌いなたったの7文字。
私「ぁ.........ぁ.............ぁ.......」
ついに私はクラス全員におしりペンペンを公開してしまうことになった。
私はぶわっと泣き出す。
味方の居ない心細さか、温まるお腹の不快感か、それとも悲痛な未来への悲しさか。
胸の奥がギュッと、上手く呼吸が出来ない。
前方にはクラスメイト、後方にはお母さん。
怖くて怖くて堪らない不意を、私は突かれた。
母「まずは下着からよ」
私「嫌ぁ!!」
私は死にものぐるいで手を伸ばす。
が、だめ、間に合わない。。
ズボンは私の手にかすることもなくそのまま引き下ろされた。
私「…っ!!」
腰裏、お尻の側面、脚の付け根。
滑りやすい肌に摩擦レスなパジャマはするするするすると軽く落ちてゆく。
膝裏が捉える突然の涼しい風に、すぐさま取り返しに行こうにも、パジャマのズボンはもう私の手の届かない膝下まで下ろされている。
私「やんっ!やだあっ!!」
必死に伸ばす方と逆の手はベッドに肘を着いてバランスの悪い体重を支える。
その慌てる姿がズームで映り、私の履く黄緑色の綿生地ショーツは画面には映っていない。
映るのは体が傾く程グンッと腕を伸ばし、遠ざけられるパンツを嫌がる私の後頭部だけ。
クラスのみんなが見てるのはそんな私だ。
私「お母さんっ!お母さんってばぁ!!」
ズボンは完全に下ろされ、パンツのお尻が膝に盛られて浮き上がる。
少し前まではこれが当たり前のお仕置き姿でもあった。
当時は甘んじて受け入れたとて、でも今は体に変化を迎えた親にも見られたくない私。
私「もおぉ!!!」
母に密着して私達2人からも股下は見えない。
今履いているパンツは下腹部にはリボンのレースが付いていて、敏感肌の私に優しい素材をとお母さんと選んで買った。
お尻をすっぽり包み込みしっかり腰骨にフィット、クロッチ部分にはあて布が付いていて衛生的だと店員さんに勧められた物だ。
私「…お母さんっ!やだっ見ないで!!」
クラスメイトに見えないとて母に下着を見られた私は当然嫌がる。
洗濯物として扱われる程度なら気にしない。
けれど履いている時は別物だ。
ましてやお仕置きの時に脱がされて見られるなんて中学生にとってはまたとない辱め。
私は涙声と一緒に振り返った。
私「ねぇ返してっ」
母「駄目」
ベッドに左手を突き、上体を支え、首を後ろに向ける私。
その頭部や格好にクラスの誰かがコメントする。
けれど今の私はそれどころじゃ無い。
ヒリヒリしていたお尻が今度スースーするのが嫌で嫌で、私は下ろされたズボンに少しでも近づくよう後ろ脚を跳ね上げた。
背筋も張って腕を伸ばす。
私「、、んっ!!、、んんんっ!!」
どうせ届かないと分かってはいても、恥ずかしいから履きたい。
クラスメイトの前どうのこうのよりも、ただただ脱がされてお尻ペンペンされるのが堪らなく不快だった。
私「もぉー!!」
しかしその手首は母に捕まる。
目の前でプルプル止まっていてくれるのだからヒョイと掴むのは母にとって簡単な事だった。
母「これからお尻をぶたれる子に履く物は要らないの」
伸ばした右腕は肘を曲げられて腰と一緒に押さえられる、まさに犯人逮捕の瞬間。
そのままグッと押し下げられれば、私は前のめりになり、抵抗は疎か動けなくなる。
母の得意技だ。
膝にうつ伏せにされ、右手が拘束されたらあと使えるのはクラスメイトから見える左手だけ。
お尻のお仕置きを受けるのに体のバランスは大事だから、最後のそれを取られたらもう抵抗という概念も無くペンペンされるしか無いのだ。
右手と言う肝心な攻撃手段を失う、敵に塩を送ってしまった私。
母「覚悟はいい?パジャマでウォーミングアップしたからもういつも通り強くても大丈夫よね」
私から言えば常にノーサンキューで覚悟なんて決まっている訳ない。
私「...待ってぇ。」
他人に聞かせちゃ駄目な声がついに出ちゃう。
待ちません、と言わんばかりに、母は私の右手ごと背中をベッドに押し沈めた。
そして、私の下着に利き手の右手を置いた。
私「嫌...。お母さん...許して」
下着にされ完全に弱気な私。
お尻のピンチに震える声姿形のまま始めた私の命乞いは見ていたクラスに噂された。
男子「こいつ尻叩かれて泣いてやんのw」
女子「まだよ、これからじゃん」
男子「始まる前から泣いてるって事?笑える」
女子「さっきまで威勢よかったのに」
男子「ほんとだよな」
女子「この歳でお尻ペンペン怖がるとか」
男子「俺ら中学生だぜ?」
女子「同じ女子として恥ずかしいったらありゃしないよ」
男子「まぁケツ叩き自体恥ずいからな」
女子「しかもズボン下げられてパンツのお尻でしょ?」
女子「男子なら別にありそうだけど、女の子でお尻ペンペンだなんて」
女子「しかもお膝の上」
女子「恥ずかし過ぎて死ねる」
男子「俺かぁちゃんの前でもパンツ姿で家歩くけど」
女子「女子はそんな事しないの!親にさえ見られたくないのに」
男子「へー」
女子「私体見られるのやだから脱衣所で全部服着てる」
女子「私も!胸だって見られたくないしね」
女子「分かる分かる!」
女子「下着姿なんてもってのほか」
女子「ブラも見られたく無いし」
女子「ねー」
口々に受けるコメントが私の知りたくない恥ずかしい私を教えてくれる。
ひとしきり感想が終わるや否や今度は静かで低い母の声が聞こえた。
母「パンティの上から厳しく100。暴れたり逃げようだなんて考えない事。いいわね」
私「ひ、ひゃく?!...」
ビクッと飛び跳ねる私が見ると、もう母の手はお尻から浮き、天高く舞い上がっていた。
もう駄目だ。
私はこれ以上なく怯えた。、
私「やッ嘘待っ!お母さんごめんなさ...」
ピシャーーーン!!!
...
慌てて謝罪の言葉を口にしようとするがもう遅い。
次の一打の為に続けて手が挙がる。
待った無し、全身が痺れる程のその一発を皮切りに、母は私のお尻をぴしゃんぴしゃん叩き始めた。
ピシャンッピシャンッ、ピシャンッ!
私「ああっ!あんっ!やあっ!!」
自分のモノじゃない様な甲高い声。
身をよじり、つま先を打ち付け、首は落とされ、枕元で「痛いっ!」を叫ばれる。
顔のパーツは引き攣り、歪み、目元を濡れ、口元は泳いで、左手はわぁわぁと動く。
見られる。聞かれる。冷やかされる。
何度待ちませんと言われたことか。
その通り、殆ど休憩無しの平手打ちに、画面には女子中学生の本気の“嫌”が示されている。
が、数はまだ半分も満たない。
下着のお尻は何度も鳴る。
ピシャンッピシャンッ、ピシャンッ!と。
その度に漏れ出る情けない悲鳴と余った呼吸で叫ばれる「ごめんなさいっ!」はもう見る見られてるそっちのけで私を狂わせた。
私「やぁんっ!!お母さ!あん痛い!嗚呼っ!」
力んでも抑え込まれ、動かしても抑え込まれる。
お仕置き中はどうやってもお尻は母に預けたまんま。
順番は左右交互でもない。
せめて固めたお尻。次に備えたお尻。
でもタイミングをズラされ、力みを解いた途端にバチンバチン。
悲鳴が飛び出る。背が伸びる。
バタつきの音。母の叱り声。クラスの冷やかし。
痛くて捻(ひね)ればシャツが擦れて体を変に取り巻く。これも動きずらくなって気持ち悪い。
けれど、それよりも、
お尻が痛くて痛くて、堪らない。
ピシャンッピシャンッ、ピシャンッ!!
クラスの皆が見ている中、泣きべそから半泣き、半泣きから本泣きへと代わる。
ピシャンッピシャンッ、ピシャンッ!!
私「あーんっ!お母さん!痛いよぉ」
お尻ペンペンで泣き出す私にみんながコメント。
女子「あーぁ。見てらんない」
男子「ぷっ。だっせぇ」
男子「何見せられてんの俺達」
男子「知らん。でもクッソおもしれぇ」
女子「面白くなんかないよ、同い歳だよ?」
女子「ほんとよ。お尻のお仕置きでこんなに泣く?」
女子「ね!同じ学年同じクラス同じ性別として恥ずかしい」
女子「分かる。ウチも恥ずい」
女子「まじ見てられんわ」
男子「でもよぉ、助けてほしそうな顔してんぜ?」
男子「そうだよ。手なんかこっち伸ばしちゃってさ?」
男子「助けてやれよ女子ー。お前ら友達だろ?」
女子「やめてよ!通話も消さずお尻ペンペン見せられて何を助けろってゆーのさ」
女子「わんわん泣いてる顔こっちに向けられてもね」
私「痛いっ!痛いっ!」
母「痛くて当たり前。」
私「あんお母さんそこヤダっ!痛いからぁ」
母「なら叩かなきゃね」
ピシャンッ!!
私「ひゃあんっ!」
男子「あっ!おい、今見た?」
男子「何を?」
男子「渾身の1発喰らってケツビクーンした時一瞬パンツ見えた!」
男子「お!まじまじ?何色だった」
男子「教えてやんね!」
男子「おいずりーぞ!教えろや」
男子「やーだよ!今日の俺のオカズだ」
男子「わっいいな!頼む!教えてくれー」
女子「ちょっと男子!ウチら居るのに女の子の下着の話題で盛り上がらないでよ」
女子「そーよ!えろガキ!場所考えろ」
男子「ンだよお前らだって影でコソコソエロい話してるくせに」
女子「はっ!はぁあ?してないし」
男子「ぜってぇしてるね。オナニーとか毎日」
女子「ふ、ふざけんな猿」
男子「あん?ちょっと胸大きいからって威張んなエロ女」
女子「はああ????」
男子「ぷっ。顔赤くなってやんの」
女子「明日殺す」
女子「やっちゃえやっちゃえー」
ピシャンッピシャンッ、ピシャンッ!
私「あぁあん!!!」
ーーーーーーーー
ーーーーーーー
ーーーーーー
ーーーーー
ーーーー
ーーー
ーー
ー
母「はい」
クラスがバトってる内に100を迎えた私。
悶え、苦しみ、息をつく暇も無かった。
母「、、、」
母がまだ私を下ろそうとしない事は分かっている。
始める前に自ら地雷を踏んでパンツも下ろされてやられるって話。
母はこういう約束を忘れた試しが無い。
私「はぁ、、はぁ、、はぁ、、はぁ、、」
汗びっしょりの私。
下着のお尻は捲らないと分からないけど、パンツのゴムが当たるお肉がピリピリ感じる。
きっと赤いに違いない。
私「はぁ、、はぁ、、はぁ、、はぁ、、」
叫び過ぎて心臓がバクバクしている私。
母は私の暴れでそれなりに力を使っていても、声は落ち着いていた。
母「…さ、次の100ね」
私「まっ、、またひゃくう?、、」
もう無理。無理だし恥ずかしい。
これ以上叩かれてら死んじゃう。
許されるはずが無いと分かっていても、お尻の危機に体は勝手に動いた。
膝からザッと飛び退きそのままの格好で走り出す。
母「あっこら!待ちなさい」
母の引き止める声に皆が画面に向き直る。
男子「あ、あいつ逃げた」
女子「どうして」
男子「きっともうケツ無理だったんだな」
男子「だな。逃げる時見えたケツ赤かったし」
女子「なさけな」
私は母の呼び声も皆の冷やかしも無視して勝手に膝から部屋の外へ一目散に逃げる。
私「もういや!もういや!」
もうすぐドアノブ。
パンツを脱がされるにしても裸のお尻にお仕置きされるにしても、せめてクラスに見えない所まで逃げたかった。
目指すは部屋から一番遠いリビング。
ドアまであと一歩。ノブまでもう半歩。
私は勝ちを確信して手を伸ばした。
...
母「はい、そこまで」
私「ッ!!」
母の一歩は私よりも大きかった。
ドアノブに伸ばした手首を横から掴まれる。
…
…逃げきれなかった私。
…焦る私。
私は母に耳を掴まれるとギューっと引っ張られた。
私「痛てててて!!!」
母は私の耳をつまんだまま踵を返す。
部屋の中、ベッドに向かって歩く母。
そこは、
私が逃げ出した場所で、
皆が居る場所で、
今一番戻りたくなかった場所だ。
私「お母さ痛い耳耳!!離して!痛いから耳!」
母「離したらまた逃げ出すでしょう」
横だけじゃなく上にも引き上げられる。
私「いててててていい」
逃げ切れなかっただけでなく約束を破った判定になる私。
いちばん最悪なパターンだ。
私はよたよたと力なく母について行くしか無かった。
またスマホの枠には私の姿が現れる。
後ろめたさはあるものの、ざまぁみろと言わんばかりの笑い顔がちょくちょくあるのが悔しかった。
母「言ったはずよ?今日はパンツも下ろすって」
私「うぅ、、、」
逃げられまいと仕方なくベッドに膝を着く私。
何を思ったか、今度、母は私の体を逆の方向に向けさせた。
腕を引っ張られる。
私「えっ?お母さん?、、そっちは、、」
さっきはスマホ画面に顔を向けていた。
でも今度は、お尻側。
私「やだっねぇ脱がすんでしょ?何で」
母「私の手だって痛いの。今度は左手で叩くから。あんた、体こっち」
私「やだっ無理!!それは絶対ムリ!!」
母は断じて許さなかった。
母「来なさい!勝手に逃げ出した分も叱るからね」
私「やだッ...ねぇ...離し、、.....きゃあッ!!」
...ドサッ
力の限り粘っても私は母の力に勝てなかった。
ふくらはぎに左手を置かれてバタつきを事前に抑えられる。
通話は繋がったまま、私はパンツのお尻を画面に映す形になった。
私「嫌あっ!!」
お腹の下は当たり前に母の膝として、私の顔は掛け布団へ飛び込む。
みんなの顔が見えなくなってもスマホのスピーカーはクラスみんなの反応を私の耳に届けた。
男子「わっパンツみえた!」
男子「うぉー!すげぇ!」
男子「黄緑色かーなんか良いな」
男子「俺興奮してきたかも」
男子「俺も。リアルというか生々しくて良い」
男子「パンツから出るふくらはぎとかエロい」
男子「分かる!もう女ってケツ全体がエロい」
男子「同い年の女子てこんなパンツ履いてんだな」
男子「お前らもこんなパンツなの?」
女子「ばか、知らないわよ」
女子「男子なんかにいう訳ないじゃん」
女子「見んな男子!」
女子「そーよ!変態!通話切れ」
男子「やーだよーだ!スクショスクショ」
女子「はぁ??さいってー!」
男子「ってかケツ周りあっか」
男子「痛々しいな!」
男子「そりゃあんだけ泣いてりゃーな」
男子「あれぇ?何で泣いてたんだっけ?」
男子「お母ちゃんからのお尻、ペンペンだよ!」
男子「はははは!!」
私「やめてっ!みんな!みないでっ!!」
母「こらお尻隠さない!手は前」
ピシャンッ!!!
私「あーんっ!!」
男子「ぷっ。あーんだってよ」
男子「えっろ。体ビクーンなったぜ」
私「やめてっお母さん恥ずかしい!!」
母は庇う私の手をベリベリ剥がすとさっきと同じ、背中に封じた。
私「嫌!見せないで!やだやだお母さんっ!」
母「何度も忠告した。無視したのはあんたでしょう。ならお母さんもあんたの言う事無視します。お尻出しなさい」
私「ふえっ?…駄目っ!お母さんッッッ!!!」
母は私のパンツに指を差し込んだ。
もう既に片手が封じられた私は首を振り返る事と体をよじる事しか出来ない。
その内にパンツはどんどん遠くへ。スマホ側へ。
下されない様に必死に脚を広げて阻止しようとするも、それは母には通用しなかった。
パンツはお尻の割れ目を見せ終わり、
そして…
…
……
………
ぷりんっ
私「い〜〜〜〜~や~~~~~~っ!!!!」
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