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忙しい日常でもできる、ゆるファスティングのリアル体験記⑤(5日目:最終日)「旅の終わり」
40代・50代にもなると「あれ?今までと同じ生活してるのに、なんか調子悪いな…?」と感じることが増え「ああ、これが年を取るってことか…」なんて勝手に納得しちゃいますよね。でも、それは間違い。
確かにその年代になると、今までの生活の積み重ねが体に表れてくる。
だったら、一旦その負の積み重ねをリセットし、生活習慣をアップデートすれば、若いときに近いポテンシャルに近づけることができる筈なんです。
そんなことは皆感じていて、何かしなきゃとジタバタするんですよね。
でも、若い頃みたいに簡単にダイエットできなくないですか?
それは至極当然のことで、世の中にはいろんなダイエット方法があるけど、基本、若い人向けだからです。
なので、長年染みついた生活習慣がある中高年には、なかなかハードルが高い。
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例えば、よくあるダイエット方法で考えてください。
糖質制限 → お米やパンが食べれない?少しの間ならいいですけど……。え?3週間から2か月も?いやいや、無理でしょ。
ジム通い → 休日にわざわざジムに?そんな暇じゃないです。仕事帰り?そのときは、もう抜け殻と同じ、余計無理ですね。
プロテインダイエット → ご飯の代わりがプロティン?不味いよね、プロテイン。しかも3か月もやるの?それがストレスになりそう。
サプリメント → 簡単そうで良いけど、本当に効くの?自分に合うサプリを見つけるために何年かかることやら。高価なのでお財布のほうが先に痩せそう。
置き換えダイエット → 実質、食べる量を減らすってことですよね。食事してるのに毎回空腹に耐えなくちゃいけないってね…辛くないですか?
実際、自分はそう思いました。いや無理って。
でも、そんな自分でも出来ているものがあります。
それが「ファスティング」なんですよね。
「え?ファスティングなんて、さらに過酷じゃない?」
そう思うでしょ?
でも、やってみると、意外と簡単にできるものなんです。
しかも、何か月も続ける必要なし。
1日でもいいし、4日間できれば満点です。
というわけで、案ずるより見るが易し。
実際、今回自分がファスティング5日間行いました。そして、この記事が5日目、最終日になります。どんな感じだったか、まとめも書きましたがので、ぜひ読んでみてください。
5日目 ファスティング5日目(最終日)
5日間のファスティングも、ついに最終日!!
思えば、空腹に耐えられるのか?と不安に思う瞬間もあれば、「永遠にファスティング続けられる」と思うほど快適に感じる瞬間もあり、自身の身体の変化と発見の連続でした。
さて、ついに最終日となる5日目。どんな1日になるのか?
4日目以前の記事はこちらになります。併せて読んでもらえれば、嬉しいです。
【睡眠】 睡眠の質がアップした?
5日目、目覚めが驚くほどスッキリ。
睡眠時間は短いのに、いつもより寝れた気がして、試しにスマートウォッチで前夜の睡眠データを確認すると、驚きの結果が。「深い眠り」の割合が多い。
普段は、良くても18%程度なのですが、それがほぼ倍の32%。
理想的な眠りには、以下の要素があるのですか、昨夜はその理想に近い状態でした。
・入眠後、すぐに「深い眠り」に入る
・「浅い眠り」と「深い眠り」がバランスよく交互に現れる
睡眠時間が短かったので、睡眠ポイントは低かったのですが、それを感じない目覚め。
ファスティング中の状態が、睡眠の質に良い影響を与えているのかも。
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【朝】 爽やか目覚め
目が覚め、すぐに元気が出て、音が聞こえるほど、テキ•パキと動けました。
レモンバーブ水とフルーツジュースを飲んでリフレッシュ。
その後、昼までブログ記事を書き続けます。
この日も、超・調子良く「いつまでも、どこまでも、書けそうな気がする」と思えました。
【昼】 空腹感はゼロ
昼前、さすがに少し疲れを感じたので、ギーバターとMCTオイルを入れたコーヒーでエネルギーチャージ。
ちなみに、疲れは感じましたが、空腹感は驚くほどありませんでした。
【午後】 腹が減っても戦はできる
昨日20キロを歩いたのですが、その疲れは全残らず、無駄に元気だったので、午後は自転車でサイクリングしました。
琵琶湖をゆったりと景色を楽しみながら、ゆるゆると流します。
途中のダルさや空腹感は一切なし。
普通なら「食べないと動けない」はずですが、むしろ少し調子がいい日くらいの感覚。つまり、完全に普段の体調なのです。
昼から走り始め、気が付けば月が出てました。
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【夜】 5日ぶりの食事
この夜、ついに5日間にわたるファスティングを終えることにしました。
「ついに5日ぶりの食事だぜ!ひゃっほう!」
空のお椀ですら、キラキラと輝いて見えるます。
ファスティング明けの食事の定番といえば「梅流し」。
ぐつぐつ煮た大根に、梅干しを加えたシンプルな料理です。
早速、一口。大根を口に入れてみました。
「……うまーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
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なんちって。
そうふうに書いたら盛り上って「全米が泣いた」と気持ちよくエンディングを迎えられるのですが、実はそんな劇的な感動はありませんでした。
不思議なことに、食べ物を目の前にしても「食事? ああ、そういえばそんなのあったね」くらいのテンションです。
それくらい、ファスティング状態が体に馴染んでいたのです。
もしくは、身体が「食べること」に鈍感になっているのか?
食べ物に対する欲求を思いだすように、一口一口をゆっくりと噛みしめながら1時間かけて食べました。
【夜】 宿便はどうなった?
いつもなら梅流しを食べた途端「待ってました!」と言わんばかりに宿ベンジャミン様が一気に出るのですが、今回はほとんど出ませんでした。
【まとめ】本日の体重変化
微減でした。
合計-0.3kg減(56.7kg)
ファスティング5日間【ふり返り】
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ということで、今回のファスティングを5日間やって感じたこと、体調の変化、そして「結局ファスティングってどうなの?」というリアルな感想をまとめました。
空腹でも眠れるの?
朝、フラフラしそう。
空腹感、どのくらい感じるの?
運動できるの?
ファスティングは、どのくらいできるの?
ファスティングのデトックス効果はいつ出るの?
体重の変化は?
1.空腹でも眠れるのか?(ファスティング中の睡眠)
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【5日間の経緯】
1〜2日(普通 )→ 3〜5日(浅い)
ファスティング中は「眠りが浅い」と感じる人が多いようです。
夜中に目が覚めたり、早朝に目が覚めてしまったり。
一般的に「眠りが浅い」のはよくないこと思われていますが、ファスティング中にっとっては良い兆候なのです。
それは、消化という大きなエネルギーを消費する仕事が減ったため、睡眠による回復がそれほど必要なくなっているからです。
食べ物を消化するというのは、想像以上に身体に負担のかかる重労働です。
風邪をひいたときに、消化の良いものを食べなさいと言われるのは、この消化による身体の負担を軽減するためです。
夜にドカ食いしたりすると、身体は文字通り徹夜で消化作業を続け、回復できません。そして、ぐったりした気分で目を覚ますことになんです。
その点、ファスティング中は消化の仕事がほとんどありません。
そのため、身体が「もうこれ以上休憩しなくても大丈夫だよ」と判断し、睡眠が浅くなるのです。
つまりファスティング中に「眠りが浅くなる」のは、身体が効率的に回復しているサインと言えないでしょうか?
2.朝、ふらふらしそう(ファスティング中の寝起き)
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【5日間の経緯】
1日(普通 )→ 2〜3日(ダルイ…)→ 4〜5日(快適!)
今回は、2~3日目まで朝がとても辛かったです。目が覚めても、体がだるく、動き出すのが一苦労。
この状態は、血液中の糖が不足する「低血糖」状態によるものと考えられます。糖質を摂らない期間が続くと、エネルギー源であるブドウ糖が不足し、体が糖質依存から切り替わろうとしている過程だからです。
しかし、4日目以降になると体がエネルギー供給をケトン体に完全に切り替え、朝からスッキリ元気に動けるようになりました。
●低血糖のリスクと日常生活の注意
ところで、この「低血糖」の状態は、普段の生活でも起こりうる現象です。
体脂肪が極端に少ない人、糖尿病の人、またはダイエット中の人などに特に起きやすいと言われています。
また意外なところで、長期間、強いストレスを感じていると「低血糖」なる場合があるとされています。長期間のストレスにより副腎皮質が疲弊し、血糖値を調整するホルモンの分泌が低下、結果的に「低血糖症」になってしまうんです。
普段の生活で「寝ても寝ても疲れが取れない」と感じる人や、日中に強いだるさを感じる人は、知らないうちに「低血糖」になっている可能性がありますので、注意しましょう。
一方で、ファスティング中の「低血糖」状態は、一定の時間が経過すれば、体がケトン体を利用したブドウ糖を生成する能力を発揮するため、エネルギーがしっかり供給できるようになります。なのでファスティング中の「低血糖」状態は一時的なもの。少し耐えれば過ぎ去らますので安心。
3.空腹感、どのくらい感じるの?
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【5日間の経緯】
1〜2日(ちょっとあり )→ 3日(夜にあり)→ 4〜5日(全くナシ)
ファスティング1〜2日目までは、確かに空腹感を感じる瞬間がありました。
しかし、空腹感はMCTオイルやギーバターを取り入れることでほとんど解消。
それでも抑えきれない空腹もありましたが、3時間程度。耐えれば自然と収まりました。
今回ファスティングした時間は約110時間。
そのうち空腹感を感じたのは約3時間程度。ということは、空腹を感じた時間は、全体の2.73%程度に過ぎません。
こう考えると、ハーブ・ファスティングのやり方ならば、空腹は恐れずに足らずということになります
さらに、3日目以降からは空腹感はゼロ。
「もう何も食べなくても平気かも?」と錯覚するほど、心身が快適な状態に切り替わっていきました。
「食べなきゃ生きていけない」と思い込んでいた価値観が「もう何も食べなくても平気かも?」と実感できることが、ファスティングした人のみが味わえる、新しい感覚なのかもしれません。
4.運動できるの?
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【5日間の経緯】
1日(普通 )→ 2〜3日(走るの無理)→3日(普通に近い)
→ 4〜5日(いつもより動けるかも?!)
「何も食べてない状態でら運動なんて無理では?」と思うかもしれません。
確かに、ファスティングしてから2日目までは、力が入りにくかったり、目眩を感じる人もいます。
自分も、今回は2~3日目まで、身体がしんどい感じがありましたが、それを越えれば普段と変わらず、外出を楽しめました。
もし心配ならば、お出かけセットとして「MCTオイル」と「ギーバター」を携帯しておけば万全です。
実際にファスティングを体感すれば、ファスティング中の運動は「無理」というイメージは払拭できると思います。
(まさか、やらないと思いますが、登山やフルマラソンなどのハードは運動は避けてくださいね。)
5.ファスティングは、どのくらいできるの?
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【元の生活(食べる生活)への渇望】
1日(始めたばかりなのでナシ)→2日(あるけど、まだ余裕あり)
→ 3日(強烈にあり。戻りたい〜!)→ 4日(今のままで良いかな?)
→ 5日(元の生活に戻りなくない!)
正直なところ、ファスティングも5日目になると「ずっとファスティングしたままでも良いかな?」なんて思えるほど快適に感じます。
実際、1か月以上の長期ファスティングした人もいます。
栄養補給をしっかり行えば、苦しむこともなく普通にファスティングを続けることは可能です。
しかし、思い返してください。
ファスティングは、食べ過ぎた身体のリセットや、デトックスするために行うもの。ファスティングすること自体が目的になると、本来の目的を見失ってしまいます。
また、やはり食べ物から得られるエネルギー(糖質)は効率が良く、食事を取らない状態でエネルギーを生み出す方法(ケトン体)を続けることは、あえて効率が悪い方法を選び続けると同じことになります。
それは、たとえるなら、ガソリン車と電気自動車のエネルギー効率の違いのようなもの。
電気自動車が、火力や原子力など他の動力で発電した電気を、さらにバッテリーに充電して走るのに対し、ガソリン車は、そのまま使えるガソリンという燃料を入れれば即座に走り出します。
私たちの体も同様です。食事からのエネルギーの方が、効率よく活用できる仕組みになっているんです。
ということで、ファスティングは特定の期間だけやる方が良いと思います。食べ物があるときは、ちゃんと食べて暮らしましょう。
でも、食べ過ぎや、栄養すかすかで添加物まみれの食べものなど、食べ方や食べ物などは、賢く選択していきましょうね。
6.ファスティングのデトックス効果はいつ出るの?
(ハーブ・ファスティングのデトックス効果の結果)
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【宿ベンジャミンさん状況】
1日(なし)→2日(なし)→ 3日(けっこうあり!)
→ 4日(まあアリ。ピーク過ぎた?)→ 5日(1、2回あり)
デトックスの象徴である、宿ベンジャミンさん。
今回の最終日に、宿ベンジャミンがどっと出てこなかったのは、ハーブの効果かもしれません。
実はファスティング中3日目~4日目の段階で、すでに宿ベンジャミンが出ていたのです。
普通のファスティングでは、5日以上の長期間やることが必要で、かつ「梅流し」のような腸を刺激する食事を食べないと、、宿ベンジャミンが出ませんでした。
しかし、ハーブを併用したことで、早い段階でデトックスが進んだのでしょう。
つまり、ハーブ・ファスティングは、時間や手間をかけずにデトックスしたい人にとっては、大きなメリットといえます。
【5日間のファスティング後の体重変化】
合計:-3.8kg減(60 → 56.7kg)
-3.8㎏(1日の減量は平均して0.75kg)でした。
さすがに1日-1kg減は無理でしたか。
まあ自分の場合、もともと適正体重だったこともあり、あまり減りすぎると困るので、これくらいでよいんですけどね。
今回のファスティング5日目の感想
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今回の「ハーブ・ファスティング」も、まるで旅のようでした。
楽しいこと、辛い瞬間、アクシデントなどなど、普段と同じ日常を過ごしているのに、まるで遠くに旅行に行ったような感覚。
印象的だったのは、頭の冴えと体の軽さ。4日目以降は空腹感が消え、デスクワークに集中できたり、15キロも散歩したり、琵琶湖をサイクリングしたりするほど元気。ファスティング中でもこんなに動けるんです。
ただ、途中にはやはり試練も。3日目は怠さと寒さ、空腹が一気に押し寄せてきて、少し辛かったです。しかし、その頃から宿ベンジャミンが出始め、デトックス効果も実感していました。
ファスティングは「我慢」ではなく「新しい感覚を楽しむもの」だと気づいた5日間。この軽さと快適さを知ってしまうと、またやりたくなる。そんな貴重な経験になりました。
40~50代こそファスティングの恩恵を最大限に受けられる理由
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40~50代にとって重要なのは、見た目や体重ではありません。
「体のデトックス」を行い、リセットの時間を持つこと。
これまで忙しさや習慣で無理をしてきた体には、ファスティングが最適な選択ではないでしょうか。
もちろん、これまでの人生で自然な食材を使ったバランスの良い食事を取り、過剰な摂取を避けてきた人であれば、ファスティングは必須ではないかもしれません。
しかし、そんな理想的な食生活をしている人は、どれだけいるでしょうか?
大抵の人が食品添加物、過剰なカロリー、塩分、砂糖、脂肪が含まれる食事を毎日食べる生活を送っていると思います。
つまり、現実的に理想の食生活を送るのは、現代の飽食日本では、難しい。
では、どうすればよいでしょうか?
過剰なもの、悪いのものが入ってくることを止められないのなら「出す」しかありません。
そのためのシンプルかつ効果的な方法が、「ファスティング」なのです。
無理なく、自然に、そして確実に体を整えるための手段として、40~50代の皆さんにこそファスティングをおすすめしたい理由がここにあります。
体も心も若返りたい40~50代の方。ファスティングで生まれ代わりませんか?
ファスティングといっても、忙しく食べるが暇なくて、朝も昼も食事ができなかった、そんな日って普通にあるのではないでしょうか?
それと同じです。
まず、1日くらいだったら、ファスティングをやってみませんか?
で、慣れてきたら、2日間、3日間、4日間と増やしていくのです。
そんな、ゆるファスティングの1日目プランはこちらです。
そして、気になるのはリバウンドですよね?
ご安心ください!後日談もちゃんと書きますので、お楽しみに!
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この「ゆるファスティング」でやったやり方が書かれている本です。
月にたった4日間、最短3か月で体と心を根本からリセットする方法が、この本には詰まっています。
ハーブの力を借りて、本来の自分を取り戻し、新しい人生を始めましょう。
『4日間で若返る「毒出しの」のトリセツ』
興味あれば、是非お手に取ってください。
この記事は筆者個人のファスティング体験を基にした内容です。ファスティングの効果や体感には個人差があり、体質や健康状態によって感じ方や結果は異なります。体調に異変を感じたり、キツいと感じた場合は、即座に中断してください。
最後まで読んでもらい、ありがとうございます。
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東のテツ
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