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花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに 小野小町 百人一首 9  ピーター・J・マクミラン『英語で読む百人一首 文春文庫』文藝春秋 2017年4月刊 269ページ  Eric Dolphy (1928-1964)"Softly, as in a Morning Sunrise" (1961.6.20)  日記 2017年5月6日 をられけりくれなゐにほふ梅の花けさしろたへに雪はふれゝど 新古今和歌集 41

日記
2017年5月6日
午前1時55分起床
室温22.5度 湿度65%
体重52.1kg BMI 19.4
スクワット16回 懸垂7回

Eric Dolphy (1928-1964)
"Softly, as in a Morning Sunrise" (1961.6.20)
https://www.youtube.com/watch?v=jlzH2RERwJY
Ron Carter Where? (1961)
https://en.wikipedia.org/wiki/Where%3F_(album)

https://www.amazon.co.jp/dp/B000000YNU

Van Gelder Studio, Englewood Cliffs, NJ, June 20, 1961
Ron Carter (1937.5.4- )
 bass
Eric Dolphy (1928.6.20-1964.6.29)
 alto saxophone
Mal Waldron (1925.8.16-2002.12.2)
 piano
Charlie Persip (1929.7.26-2020.8.23)
 drums
https://www.jazzdisco.org/eric-dolphy/discography/#610620

https://en.wikipedia.org/wiki/Where%3F_(album)

https://www.youtube.com/watch?v=c3eusI_vR1c

Where? (1961) 36:05
All compositions by Ron Carter except as indicated
"Rally" 5:42
"Bass Duet" 5:43
"Softly, as in a Morning Sunrise" (Oscar Hammerstein II, Sigmund Romberg)" 7:37
"Where?" (Randy Weston)" 5:58
"Yes, Indeed" (Sy Oliver)" 5:51
"Saucer Eyes" (Weston)" ?5:08

ベーシスト、
ロン・カーター(1937.5.4- )の
最初のリーダーアルバム
Where? (1961) は、
2004年11月うつ病発症休職以降に
福岡市総合図書館から、CDを借りて、パソコンの
ウィンドウズメディアプレイヤーに収納して聴いてました。
ロン・カーターが
マイルス・デイヴィス楽団に参加したのは
1963年、1968年まで在籍。
https://en.wikipedia.org/wiki/Ron_Carter

https://ja.wikipedia.org/wiki/ロン・カーター


をられけりくれなゐにほふ梅(むめ)の花けさしろたへに雪はふれゝど
 宇治前関白太政大臣[藤原頼通]
 題しらず
新古今和歌集 巻第一 春歌上 41
「うまく折ることができたよ。紅の色も鮮やかな梅の花を。今朝真白に雪はふっているが。」
『新日本古典文学大系 11』岩波書店 1992.1 p.30
新撰朗詠集「紅梅」、五句「雪はふれども」。
本説
「有色易分(いろあってはわかちやすし)、残雪底」
(兼明親王・和漢朗詠集「紅梅」)。
今鏡四・梅の匂 によれば
藤原頼道が右大臣藤原頼宗に贈った歌。
入道右大臣集(頼宗)にも。
「梅」の歌。
藤原頼通(ふじわらのよりみち 992-1074)
平安時代中期の公卿。
摂政太政大臣藤原道長の長男。
後拾遺集初出。新古今一首。
https://ja.wikipedia.org/wiki/藤原頼通

2013年の立春、
2月4日から毎日一首づつ読み始めた
新古今和歌集の通読(つぶやき)が
四年かかって終わりました。
https://bookmeter.com/mutters/153791951
https://bookmeter.com/mutters/153744722
全二十巻
春夏秋冬賀哀傷離別羈旅恋雑神祇釈教
1995首
明日から再読
2017.3.26


Peter MacMillan (1959.2.6- ) 
ピーター・J・マクミラン
『英語で読む百人一首
 文春文庫』
文藝春秋 2017年4月刊
269ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4167908417
「百人一首の和歌を全然知らない、というひとは少数派ではないでしょうか。日本の美のスタンダードとも言える百の和歌が、美しい英語になりました。
英語に訳したのはアイルランド生まれのピーター・J・マクミランさん。英文学博士号を取得後、客員研究員としてコロンビア大学やオックスフォード大学といった名門に籍を置き、やがて日本の文化と歴史に魅了されて日本に移住、いまでは在住歴25年を超えます(日本語もペラペラ)。自ら詩を発表したこともあるマクミランさんの英訳・百人一首は、かのドナルド・キーン氏も太鼓判を押す仕上がりです。
「春すぎて」と聞けば「衣ほすてふ天の香具山」、「ちはやふる」と聞けば「からくれないに水くくるとは」。カルタや古文の授業、あるいはマンガなどで親しんできた百人一首の和歌ですが、いざその意味はと問われると戸惑うこともしばしば。本書では見開きの右ページにもともとの和歌を、左ページに英訳版を掲載、ひとめで両者を見比べられるレイアウトになっています。
よく知っていたと思ってきた和歌を英語で読み直すと、新たな光源を当てられたように、その意味が新鮮に立ち上がってきたり、いままでぼんやりしていた意味がぱきっと見えてきたりするのです。
英語を知りたいひとにはもちろん、百人一首をもっと深く味わいたいひと、日本の美を海外のひとたちに伝えたいひとにも是非お読みいただきたい1冊です。」

https://www.amazon.co.jp/dp/4167908417

Peter Macmillan
One Hundred Poets, One Poem Each (Penguin Classics) 2018.8
https://www.amazon.co.jp/dp/0141395931

試し読み
https://x.gd/iVRgJ

https://www.peter-a-macmillan.com/


https://x.gd/iVRgJ
https://x.gd/iVRgJ

Peter MacMillan (1959.2.6- )
日本在住歴25年以上な
1959年アイルランド生まれ

(ピーター・トレメイン
『修道女フィデルマシリーズ』
https://en.wikipedia.org/wiki/Sister_Fidelma_mysteries

https://ja.wikipedia.org/wiki/修道女フィデルマシリーズ

の読者なら地名を知っている)
キルデア出身の著者による
小倉百人一首の英語訳ですが、
英文を読む気力のない私は、
巻末p.209-269の
「あとがき(小山太一訳)・謝辞・参考文献」
だけ読みました。
百首全部の鑑賞が記載されてはいませんけど、
「九 小野小町
 花の色はうつりにけりないたづらにわが身世にふるながめせしまに」
については、二か所に分かれて6ページも説明されていて
読み応えがありました。

「A life in vain. My looks, talents faded like these cherry blosssoms pailing in the endless rains that I gaze out upon,alone.」

「小野小町が技巧を凝らして詠んだ九番は、百人一首のなかでもとびぬけて複雑である。この歌のレトリックの込み入った構造を分析してゆくと、新たな難題の山が翻訳者の前に築かれることになる。この驚くべき凝縮度を持った歌は、日本語の三十二音の中に鮮やかに収められている。
この歌の言葉のほとんどは、二つないしそれ以上の意味を持っている。語の意味を列挙してみよう。
[略]
読みの多様性のゆえに、第一・二句は、明瞭に異なった三つの意味を持つことになる。
①桜の花が色あせてしまった、という文字通りの意味。
②美しい女(花)の魅力、容色、官能性が失われてしまった、という比喩的な意味。
③人の心もまた花(のよう)である、という比喩的な意味。
最も単純なレベルでは、この歌はむなしく咲いて長雨に散ってゆく花を詠んだだけのものである。だが、第三句以降、この季節的なイメージ群にひとりの女の衰えという物語が重なる。そして、これら二つのサブテクストには、詠み手の超絶的なコントロール感覚と技の冴えが隅々まで満ちわたっている。小町はこの歌の中で、女性としての衰えを嘆いてはいるが、その実、歌人としての溢れんばかりの才気と技巧を見せつけている。」
p.229

「この歌の最も鮮烈な特徴は技巧の鮮やかさである。ほぼすべての言葉が重層的な意味によって飾られているため、この歌は、感情の濃密さと知的な大胆さの双方を兼ね備えている。
掛詞がふたつ――
「ふる」(雨が降る/世を過ごす)と
「ながめ」(眺め/長い雨)。
これらの語呂合わせによって、相異(あいこと)なりながら絡みあう二つの意味の層が作り出される。
ひとつは花の色をあせさせてゆく長い雨のイメージ。
もうひとつは人生の盛りを過ぎて呆然とあたりを眺めやる老女のイメージだ。」
p.253

橋本治(1948.3.25-2019.1.29)
『百人一首がよくわかる』
講談社 2016.4
https://www.amazon.co.jp/dp/4062200104/
「花の色はうつりにけりないたづらに我が身世にふるながめせしまに」
「花の色は 変わっちゃったわ だらだらと ひとりでぼんやり してるあいだに」

『桃尻語訳百人一首』
海竜社 2009年10月刊
https://note.com/fe1955/n/n545a8520ba24


https://www.amazon.co.jp/dp/4062200104/

読書メーター
百人一首の本棚
登録冊数15冊
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091294

https://note.com/fe1955/n/n6dc3d5d1929a


https://note.com/fe1955/n/n7244f85d9bd2

https://note.com/fe1955/n/na4105dc83b68

https://note.com/fe1955/n/nb4ff7c92d48c

https://note.com/fe1955/n/nd0476d50dc9f

https://note.com/fe1955/n/ncf668d55a127

https://note.com/fe1955/n/n586a12682eab

https://note.com/fe1955/n/n128163d33fd1

https://note.com/fe1955/n/n16dc1cc3dbeb

https://note.com/fe1955/n/nf6a845025e47

https://note.com/fe1955/n/nfda49d0f8bf2

https://note.com/fe1955/n/n2fbd6ef83427

https://note.com/fe1955/n/n586a12682eab

https://note.com/fe1955/n/n62266db52edf

https://note.com/fe1955/n/n0ba90ea3e6c6

https://note.com/fe1955/n/n8a17ee829b0e

https://note.com/fe1955/n/n4f431d990faa

https://note.com/fe1955/n/n33fa91b5395e

https://note.com/fe1955/n/n1e1c79d9cfff

https://note.com/fe1955/n/ncf668d55a127

https://note.com/fe1955/n/nd7cbc56bb2ef

https://note.com/fe1955/n/n0cd814798890

https://note.com/fe1955/n/nf5c13c161a9f

https://note.com/fe1955/n/na4105dc83b68

https://note.com/fe1955/n/nb4ff7c92d48c

https://note.com/fe1955/n/n3b8dec0bafab

https://note.com/fe1955/n/n16dc1cc3dbeb

https://note.com/fe1955/n/nf6a845025e47

https://note.com/fe1955/n/nfda49d0f8bf2

https://note.com/fe1955/n/nd0476d50dc9f


https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/pfbid0TMfMz1cfCRWUsweG4AWFV2FK4cH9cUQswXP4rHjgGUS5UWDq6n1x4rS6Et176QQ9l

2017年6月に読んだ本。 吉海直人『読んで楽しむ百人一首』KADOKAWA 2017年4月刊。264ページ。 https://www.amazon.co.jp/dp/4044002762...

Posted by 山本 鉄二郎 on Wednesday, July 21, 2021

https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/pfbid02sAQSkMUCyq2UwfJraxXAupw3Y8oPrWvqZHqRDxztF6XndF5EaE7vyhc9wmFDCPqBl

去年拾い読みした本。吉海直人(監修)『百人一首への招待 別冊太陽 日本のこころ 213』 http://bit.ly/1cUYfKG #bookmeter 平凡社...

Posted by 山本 鉄二郎 on Friday, March 20, 2015































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