益田ミリ(1969- )『泣き虫チエ子さん 1』集英社 2011.12 『泣き虫チエ子さん 2』2013.2 『泣き虫チエ子さん 3』2014.3 『泣き虫チエ子さん 4』2015.9
益田ミリ(1969- )
『泣き虫チエ子さん 1』
集英社 2011年12月刊 144ページ
2022年3月28日読了
福岡市男女共同参画推進センター アミカス蔵書
https://www.amazon.co.jp/dp/4087824225
「カートのかごの中にはふたりの生活が入っています。大切なものを運んでいるって思うとチエ子さんは幸せな気持ちになるのでした──」
『YOU』2010年NO.23 - 2011年NO.2,4-7,9,11,13-20
掲載 4ページ31コマ33篇と
描き下ろし「チエ子さんとサクちゃん福井旅行 その1-4」p.136-143
今月(2022年3月)から読み始めた、
1969年大阪府生まれ京都芸術短期大学卒業な益田ミリさん七冊目。
『沢村さん家』シリーズ
(『週刊文春』2012年4月12日号連載開始)
よりも前の作品でした。
「チエ子さんとサクちゃんは 夕飯のあと
たま~にトランプ遊びをします
2年に1回くらい「人生ゲーム」をやったりもします
人生ゲームは人数が多いほうが盛り上がるので
ぬいぐるみのコロちゃんも参加します
チエ子さんとサクちゃん もうすぐ結婚11年です」
p.64-67「第16話 コロちゃんという存在」
『泣き虫チエ子さん』四冊を読み終えたら、
次に『すーちゃん』五冊を読むのが楽しみです。
大友舞子(おおとも・まいこ
昭和20年代生まれのフリー編集&ライター。
関東生まれで関西在住)
「おばちゃまの一人読書会 中高年の本棚
『どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心』」
[書評]のメルマガ vol.742 2022.2.20
http://back.shohyoumaga.net/?eid=979177
「たぶん、アラサー女子の本棚に最低でも2冊はあると
おばちゃまが踏んでいるのが益田ミリさんの作品です。
働く女性のあんなことやこんなこと、
喜怒哀楽や悲喜こもごもを描いて、
もやもやする人の心情の隅っこまで寄り添ってくれる益田作品。
登場するのはまじめで誠実、
思いやりがあってどっちかというと損をしちゃいがちな女性。
ただやさしさだけじゃなく、
奥底に微量の毒を飼っていたりするのがなんとも言えず楽しくてね。」
益田ミリ(1969- )
『泣き虫チエ子さん 2』
集英社 2013年2月刊 144ページ
2022年3月29日読了
福岡市男女共同参画推進センター アミカス蔵書
https://www.amazon.co.jp/dp/4087824896
「ふたりでピクニックに来ました。美味しいランチ、きれいな景色── 「またここに来ようね」 大好きな人とこれから先の約束をする幸せ… チエ子さんはサラリと流さず、かみしめたいのでした。」
『YOU』2011年NO.21・22合併号~2012年12月号、
『月刊YOU』ホームページ掲載4ページ31コマ32篇(第34話~第65話)と
「第66話 サクちゃんだから」5ページ39コマ、
描き下ろし「チエ子さんとサクちゃん愛媛旅行「松山」」p.138-141
今月(2022年3月)から読み始めた、
1969年大阪府生まれ京都芸術短期大学卒業な益田ミリさん八冊目。
第2巻収録作品は、
『沢村さん家』シリーズ
(『週刊文春』2012年4月12日号連載開始)
と同時期の連載ですけど、
単行本化は『泣き虫チエ子さん』が先行でした。
益田ミリ『沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳』
文藝春秋 2014.5
『週刊文春』2012年4月12日号~2013年8月8日号連載62篇と
描き下ろし「沢村さん一族の長い一日」p.136-141
「沢村さん家の間取り図」p.36-37
「特別番外編 チエ子さんの愛読書」p.144
(『YOU』連載「泣き虫チエ子さん」スピンオフ)
『YOU』と『週刊文春』の両方を
リアルタイムで読んでいた読者・ファンって、
どのぐらいいたんだろう?
読者層の違う雑誌ですよね。
第1巻の「福井旅行」では
ソースカツ丼しか食べてませんでしたが、
第2巻「愛媛旅行」では、
松山城に向かう大商店街で、
じゃこかつ
しぼりたてみかんジュース
黒豆饅頭
大福(「夜 ホテルで食べるの おたのしみ」)
無添加じゃこ天
を満喫してます。
「寄り道ばっかりでなかなかお城に行けないね
大丈夫 お城は逃げない」p.139
「な~んて のんびりしていたら
ロープウェイのりば
あ 松山城の入城時間が過ぎていたのでした……
ハハ 明日にするか」p.141
https://icotto.jp/presses/10546
病みつきになる愛媛のご当地グルメ!「じゃこカツ」を食べよう
https://ahahalife.com/tanimotokamabokotenjakokatu/
谷本蒲鉾店松山道後店 揚げたて「じゃこカツ」食べ歩き
https://search.rakuten.co.jp/search/mall/じゃこカツ/
https://www.amazon.co.jp/dp/B00B58SH60
「デパ地下で各自好きなもの買って
カニクリームコロッケ
クロワッサン
にんじんサラダ
野沢菜おやき
いちご大福
ふふ サクちゃんはカレーのセット
いつもカレーだねぇ」
p.62「第46話 桜の木の下で」と
「タイ料理
カニのカレー
エビトースト
海鮮春雨
タイ風お好み焼き
トムヤムヌードル
グリーンカレー
パパイヤサラダ
いろいろ食べたくて 迷っちゃうね~
チエ子さん サクちゃんが食べたいものが
なんとなくわかるんです
「生春巻き」は わたしが食べたかった」
p.60「第48話 声のトーン」
も、美味しそうだなぁ(描かれてはいませんけど)。
私はもう二十年以上タイ料理屋さん行ってないなぁ。
益田ミリ(1969- )
『泣き虫チエ子さん 3』
集英社 2014年3月刊 144ページ
2022年4月19日読了
福岡市男女共同参画推進センター アミカス蔵書
https://www.amazon.co.jp/dp/4087827704
「今日はレストランでお食事。美味しいものを食べながら、大好きな人と楽しく過ごすひととき── 他愛のない話をしながら、かけがえのない時間がすぎたら、ふたりでまた並んで、家に帰るのです。」
『YOU』2013年1月号~2014年4月号と
月刊YOU公式ホームページ掲載31篇と
描き下ろし「チエ子さんとサクちゃん箱根旅行 1-2」p.136-139
巻末の特別番外編2篇
「みちこさんの考える「泣き虫」」p.141
「沢村さん家の「泣き虫」」p.142
も、奥付には記載されていないけど、描き下ろしでしょうか。
沢村典江さん・ヒトミさん親子が、p.138 と p.142 に登場。
先月(2022年3月)から読み始めた、
1969年大阪府生まれ京都芸術短期大学卒業な益田ミリさん13冊目。
第4巻を先に読んでしまったので、
このシリーズは、残念ながら、これで終りです。
連載期間2010年~2015年、
子供のいない、結婚11年目の三十代後半? な仲良し夫婦を、
もう描き続けられなかったのかなぁ?
『週刊文春』2012年4月12日号連載開始な
『沢村さん家のこんな毎日』は、
「平均年令60歳」のまま、
もう十年以上続いていますけど。
「夫と地元のお祭りに行って 大根のおもちを買ったの
つきたてのおもちに たーっぷり大根おろしがのってるの
おいしそうな屋台が他にもたくさんあったから
半分は持って帰って夜食にしたんだ
フライパンに ごま油をひいて
ネギとしいたけを並べて その上に大根のおもち
野菜に軽く こげめがついたら
カツオのダシをサーッと入れて フタをして蒸すの
ものすごく おいしくできてね
ふたりでフライパンのままパクパク食べちゃった」
p.120-123「幸せ料理」
聞き手は、
「チエ子さんに憧れている広報部の砂川くん」p.120 です。
来週、食べ物エッセイ・イラスト・四コママンガ、
益田ミリ『最初の、ひとくち』
世界文化社 2007.10
https://www.amazon.co.jp/dp/4418075151
を借りられる予定です!
益田ミリ(1969- )
『泣き虫チエ子さん 4』
集英社 2015年9月刊 144ページ
2022年4月12日読了
福岡市男女共同参画推進センター アミカス蔵書
https://www.amazon.co.jp/dp/4087920097
「ふたりで過ごす旅先での時間。安らぎに満ちた、未知への小さな冒険でもあります。歩いて、食べて、眠って、起きて。「サクちゃんと一緒なら、何があっても大丈夫」と笑顔で言えるチエ子さんなのでした。」
「チエ子さんとサクちゃんはとても仲良しです。
サクちゃんは家でくつの修理屋さんを
チエ子さんは会社で秘書をしています。
ふたりの毎日はかけがえのないものです。
一度しかない人生を“この人”と過ごす幸せ…
一日一日がいとおしいのです。」
『YOU』2014年5月号~2015年9月号掲載31篇と
『別冊天然生活 天然ねこ生活』地球丸 2015.4
掲載「春の夜の猫」。
先月(2022年3月)から読み始めた、
1969年大阪府生まれ京都芸術短期大学卒業な益田ミリさん11冊目。
第3巻が貸出中なので、
第4巻を先に読んだら、最終巻でした。
連載開始が2010年NO.23ですから、
五年ぐらい、
「結婚11年目」のまま続いていたんですねぇ。
『週刊文春』2012年4月12日号連載開始な
『沢村さん家のこんな毎日』も、
「平均年令60歳」のまま、もう十年も続いているし、
こんな風に年を取らないで、
幸せな毎日がこのままずぅっと続けばいいなぁ、
という読者の願望を満たしてくれる物語なのでしょう。
「チエ子さんとサクちゃんの結婚前の話
お嬢さんをボクにください!
わたし
わたし あげない
わたし「わたし」をあげたりしない
「ください」ってなに?
わたし 誰にも自分をあげたりしない
一生 死ぬまで!
わたし サクちゃんと結婚しない したくない!
うっ うっ うわーん
ごめん オレ なにも考えてなかった
ああいうふうに言うのかなとおもって……
でも たしかに チエ子ちゃんの言うとおりだと思った
「ください」なんておかしい
間違った言い方して ごめん!
オレ 今日のこと忘れないから 結婚しよう
する」
p.16-23「第100話 チエ子さんの涙」
「今日は ご主人は?
やーだ「ご主人」なんていないわよぅ
わたしには「夫」がいるだーけ」
p.44「第106話 愚痴ではなくて、それは」
「熊本旅行2日目 今日は三池炭鉱
熊本駅から電車で約40分 荒尾駅からタクシー
炭鉱見学の後は 路線バスで 福岡の大牟田に
観光案内所で こちらの名物 なんですか?
「洋風カツ丼」があります
えっ! いいね チエ子 それ食べよう
男子って カツ丼好きだよな~
レンタル自転車で 教えてもらったレストランへ
実はチエ子さん
大牟田が洋風カツ丼の街ってこと 調べていたんです」
p.100-103「連れていきたいところ」
第1巻の「福井旅行」では
ソースカツ丼を食べて、
二人とも幸せそうでしたね。
図書館問題研究会福岡支部で活動していた頃(1998-2003)、
大牟田市図書館(萩尾望都コーナーがありました!)へ
何度も行きましたから、
「元禄」10円焼き鳥
https://1000bero.net/restaurant-821/
福岡-大牟田「元禄」驚きの10円焼き鳥でお酒がすすむ!
アットホームな老舗焼き鳥酒場
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/549104/
10円焼き鳥 譲れぬ 大牟田の老舗「元禄」、
24歳3代目 34年維持、父の遺志胸に
と
大牟田ラーメンを、数回、食べましたけど、
「洋風カツ丼」は知りませんでした。
https://fanfunfukuoka.nishinippon.co.jp/109343
大牟田名物「おおむた洋風かつ丼」をレストランだいふくで
https://ameblo.jp/jjhashigucci/entry-12701074727.html
おおむた洋風カツ丼
うえやまとち『クッキングパパ 142 モーニングKC』
講談社 2017.8
https://www.amazon.co.jp/dp/4065102006
「COOK.1382 ユニークかつ丼特集-2
大牟田のソウルフード 洋風かつ丼」p.39-56
には、「レストランだいふく」が登場してます。
読書メーター 益田ミリの本棚(登録冊数70冊 刊行年月順)https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11802704
読書メーター マンガの本棚(登録冊数1731冊 作家名五十音順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091192
食べ物の本棚(登録冊数761冊 著者名五十音順)
エッセイ、小説、マンガ、絵本、レシピなど。
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091194
https://note.com/fe1955/n/nbd2fcd9e4211
益田ミリ「ランチの時間 第10回[ピエロギ]」
『小説現代』2021年1月号
https://note.com/fe1955/n/na6befc784b54
益田ミリ「ランチの時間 第3回 ナポリタン」
『小説現代』2020年5月号
片岡義男『ナポリへの道』
東京書籍 2008.9
アーネスト・ヘミングウェイ「二つの心臓の大きな川」
『われらの時代・男だけの世界
ヘミングウェイ全短編 1 (新潮文庫)』
新潮社 1995.10