
吉村喜彦(1954.12.19- )『バー・リバーサイド ハルキ文庫』装画 岡崎勝男 角川春樹事務所 2016年11月刊 212ページ 『二子玉川物語 バー・リバーサイド2 ハルキ文庫』角川春樹事務所 2017年10月刊 216ページ 『酒の神さま バー・リバーサイド3 ハルキ文庫』角川春樹事務所 2018年10月刊 216ページ


吉村喜彦(よしむら のぶひこ 1954.12.19- )
『バー・リバーサイド
ハルキ文庫』
装画 岡崎勝男
角川春樹事務所 2016年11月刊
212ページ
2018年5月14日読了
福岡市総合図書館蔵書
https://www.amazon.co.jp/dp/4758440522
「二子玉川にある大人の止まり木「バー・リバーサイド」。
炭酸の音とジンとライムの爽やかな香りが五感を刺激するジン・トニック、
水の都で生まれた桃のカクテルベリーニ。
月の光がウイスキーになったムーンシャイン、
真夜中のペペロンチーノ。
チェダーチーズにギネスを混ぜ込んだポーターチーズ…など。
マスターの川原とバーテンダーの琉平は、
おいしいお酒&フードとあたたかな心づかいでお客を迎える。
「花の酒、星の酒」「自由の川」など五篇収録。」
試し読み
https://x.gd/GYKTq
http://www.monkeyhouse.co.jp/
https://ja.wikipedia.org/wiki/吉村喜彦
書き下ろし五篇
「花の酒、星の酒」
「ダーティー・マティーニ」
「桃花林酒」
「ムーンシャイン」
「自由の川(リオ・リブレ)」
1954年12月19日生まれで
京都大学教育学部卒業・元サントリー宣伝部勤務な
吉村喜彦さんを初めて読みました。
二子玉川の多摩川沿いにある
「バー・リバーサイド」の
マスター・川原草太(六十歳過ぎ)の経歴
「京都の大学で原子核工学の研究をやってた万年助手」から、
小出裕章さん(1949.8.29- )
https://ja.wikipedia.org/wiki/小出裕章
を連想してしまうのは私だけでしょうか?



「「アーリオはニンニク。
オリオはオリーブオイル。
ペペロンチーノは赤唐辛子。」
フライパンで油のはぜる音がして、おいしそうな
ニンニクの香りが立ち上がると、いやが上にも
みんなの食欲をかきたてた。
マスターは、茹で上げたパスタをさっと湯切りし、
ニンニクスライス、唐辛子、オリーブオイルとともに、
茹で汁を少しフライパンに入れ、
手早くささっと炒めた。」
p.186
「自由の川(リオ・リブレ)」
「バーの中には
マイケル・フランクスのボサノバが流れている。」
p.49
「ダーティー・マティーニ」
ユーチューブで、
Antonio Carlos Jobim (1927.1.25-1994.1.28)
アントニオ・カルロス・ジョビンを歌った
「アントニオの歌(虹)」を
何度も繰り返し聴いてしまいました。
Michael Franks (1944.9.18- )
Antonio's Song (The Rainbow) (1977)
https://www.youtube.com/watch?v=7Mo6heu6I8s
Sleeping Gypsy (1977)
https://en.wikipedia.org/wiki/Sleeping_Gypsy_(album)
Musicians
Joe Sample
Wilton Felder
John Guerin
Larry Carlton
David Sanborn
Michael Brecker
https://www.amazon.co.jp/dp/B01HSFP040
"The Lady Wants to Know" 4:45
"I Really Hope It's You" 4:54
"In the Eye of the Storm" 5:55
"B'wana-He No Home" 4:57
Side two
No. Title Writer(s) Length"Don't Be Blue" Michael Franks, John Guerin 3:28
"Antonio's Song (The Rainbow)" 5:03
"Chain Reaction" Michael Franks, Joe Sample 5:14
"Down in Brazil" 4:33
https://www.youtube.com/playlist?list=PLVNnQokQMDKPvoRviDTTPJJ1h26brE1As
大屋地爵士のJAZZYな生活 2011-05-24 09:13
隠れ家はもういらない?
https://oyajijazz.exblog.jp/15604757/
「マイケル・フランクス/Michael Franks」の
「スリーピング・ジプシー/Sleeping Gipsy」。
中でも、マイケルが作曲し、かの
「アントニオ・カルロス・ジョビン/
Antonio Carlos Jobim」
に捧げた歌
「アントニオの歌/Antonio's Song (The Rainbow)」
大屋地爵士のJAZZYな生活 2011-05-26 00:02
60歳過ぎたら聴きたい歌(72) ~ Antonio's Song
https://oyajijazz.exblog.jp/15607807/
Live Maria Roggen (1970.3.22- )
Antonio's Song (live, Til Radka, 2009)
https://www.youtube.com/watch?v=thRlGdPrwjo
Radka Toneff (1952.6.25-1982.10.21)
Antonio's Song
https://www.youtube.com/watch?v=WVpYf0unKqo
https://www.youtube.com/watch?v=WVpYf0unKqo
"was found dead in the woods of Bygdoy,
with an overdose of sleeping pills in her blood,
the autumn of 1982."
https://ja.wikipedia.org/wiki/ラドカ・トネフ
ラドカ・トネフ
歌手
生年月日: 1952年6月25日
生まれ: ノルウェー オスロ
死亡: 1982年10月21日, ノルウェー オスロ ビグドイ
アルバム: Fairytales、 Live in Hamburg、 It Don't Come Easy

吉村喜彦(1954.12.19- )
『二子玉川物語
バー・リバーサイド2
ハルキ文庫』
装画・イラスト 岡崎勝男
角川春樹事務所 2017年10月刊
216ページ
2018年5月15日読了
福岡市総合図書館蔵書
https://www.amazon.co.jp/dp/475844126X
「二子玉川にある大人の隠れ家「バー・リバーサイド」。
大きな窓からは夕映えやゆったり流れる多摩川が見える。
シードル造りに励む女性、大阪生まれの江戸前寿司職人、
電車の女性運転士など、
マスターの川原とバーテンダーの琉平が温かくお客を迎える。
アイラ・モルトの流氷ロック、
キンキンに冷えたモヒート、
サクランボのビール、
燻製のチーズと穴子、ピンチョス、ジャーマンポテト…
美酒美味があなたをお待ちしています。
「海からの風」「星あかりのりんご」「空はさくら色」
など五篇収録。」
試し読み
https://x.gd/w8dbA
吉村喜彦のホームページ
二子玉川物語
http://www.monkeyhouse.co.jp/book/bar_riverside2nd/
書き下ろし五篇
「海からの風(シーウインド)」
「星あかりのりんご」
「行雲流氷(こううんりゅうひょう)」
「ひかりの酒」
「空はさくら色」。
季節は7月の梅雨明けから4月3日。



1954年12月19日生まれで
京都大学教育学部卒業・元サントリー宣伝部勤務な
吉村喜彦さんによる
二子玉川の多摩川沿いにある
「バー・リバーサイド」シリーズ二冊目。
美味しそうなお酒と食べ物、
そして著者と同学年な
1955年1月生まれの私には
懐かしい音楽が次々に登場して、
楽しく読みました。
「「やっぱりジャガイモ焼酎には、
ポテトのお料理でしょう」
そう言って、
[新垣]琉平[バーテンダー 30歳]が
フライパンにオリーブオイルをひき、
ニンニクで香りをつけ、厚切りベーコン、
タマネギ、ジャガイモを炒めはじめる。
タマネギの甘い香り、
ベーコンとニンニクの香ばしいにおいが、
いやが上にも食欲をかきたてた。
手早く塩胡椒と少々の白ワインで味付けし、
みじん切りのパセリをさっと振り、
できあがったジャーマンポテトを
目の前にそっと置く。」
p.127
「行雲流氷(こううんりゅうひょう)」
「厚切りベーコン、タマネギ、ジャガイモ」を
同時に「炒めはじめる」のかなぁ?
タマネギは後からでは?
筑紫女学園大学・短期大学附属図書館に
勤務していた頃(1987-2004)、
通勤帰宅途中の西鉄福岡駅下車、
天神ビル地下の
「ビアレストラン キリン」
https://pubkirin-tenjin.com/
へよく行き、
フライドポテト・ベーコン・タマネギを炒めた
ジャーマンポテトを
生ビール大ジョッキを飲みながら毎回食べてました。
「店にかかる
ライ・クーダーの
「アクロス・ザ・ボーダーライン」
が水のように心に染みてきた。」
p.141
「ひかりの酒」
ユーチューブで、何度も繰り返し聴いてしまいました。
Ry Cooder (1947.3.15- )
"Across the Borderline" (1982)
https://www.youtube.com/watch?v=I8PGr6uWru0
Ry Cooder "Across the Borderline" (1987)
https://www.youtube.com/watch?v=sF_HX9w1tnI

吉村喜彦(1954.12.19- )
『酒の神さま
バー・リバーサイド3
ハルキ文庫』
装画・イラスト 岡崎勝男
角川春樹事務所 2018年10月刊
217ページ
2018年11月28日 読了
福岡市総合図書館蔵書
https://www.amazon.co.jp/dp/4758442088
「自然豊かな多摩川の畔の「バー・リバーサイド」。
タクシー・ドライバーのアッコさん、
沖縄から風の如く現れた唄者の林哲オジイ……など、
常連客や初めてのお客も、優しく迎える
マスターの川原とバーテンダーの琉平。
春の香りがするミモザ、
芋焼酎「越鳥南枝」のカクテル、
シチリアのワイン、
カラスミ、鹿肉のステーキ、タコ焼き……
ほか、心がこめられた幸福なお酒&フード。
さあ、あなたも「扉」を開けて小さな旅に出ませんか。」
試し読み
https://x.gd/NErXQ
書き下ろし五篇
「サザン・バード」
「みどりの雨」
「アフター・ミッドナイト」
「火の鳥の酒」
「オクトパス・クリスマス」
季節は、
まだ桜が咲いていない春先から
クリスマスイブまで。
1954年12月19日生まれで
京都大学教育学部卒業・元サントリー宣伝部勤務な
吉村喜彦さんによる
二子玉川の多摩川沿いにある
「バー・リバーサイド」シリーズ
『二子玉川物語
バー・リバーサイド 2』2017.10
の続篇を、
一日一話づつゆっくり読んで楽しみました。
お酒も料理も美味しそうだなぁ。



五島列島生まれの女性タクシードライバー(三十代半ば)と
ドキュメンタリー映画監督(五十代半ば)と
アシスタント・バーテンダー琉平の祖父(九十五歳)は
美味しいお酒(ヴーヴ・クリコ(シャンパン)と
搾りたてオレンジジュースのカクテル「ミモザ」、
コート・デュ・ローヌ(南フランス・ローヌ川沿いのワイン)、
オールド・クロウ(バーボン)他)を飲み、
モツ赤ワイン煮込み、
イカ墨スパゲティ他
を食べて、いくら支払っているんだろう?
ジビエ(ヤマドリと鹿肉)持参の
広島県福山生まれ英語塾講師(五十代半ば)と
用賀(二子玉川となり駅)の
タコ焼き屋女性アルバイト(三十前後)は
カウンターの中に入って料理する側になってます。

「マスターが冷蔵庫から取り出してきたのは、
330ミリリットルの茶色い小瓶。
ラベルにはソフト帽をかぶったマフィアみたいなおじさんが
ジョッキでビールを傾ける姿が描かれている。
「モレッティというイタリアのビールなんです」」
p.197
「オクトパス・クリスマス」
知らなかったのでググってみました。
https://www.amazon.co.jp/dp/B00N3TBY14
24本 9171円
飲んでみたいなぁ。
読書メーター
吉村喜彦の本棚
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11274239

https://note.com/fe1955/n/ncbcfddf52ed5