椎名誠(1944.6.14- )「漂流者は何を食べたか 第六回 アザラシ、シロクマを食って生き延びた帆船時代の漂流者」『小説新潮』2020年2月号
『小説新潮』2020年2月号
新潮社 2020年1月22日発売
p.492-502
2020年3月7日 拾い読み
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第六回 アザラシ、シロクマを食って生き延びた帆船時代の漂流者
極地を目指した探検家たちは
北極ではシロクマ、
南極ではペンギンを食したという。
どう仕留め、調理したのか――
三船三様の悲喜こもごも。」
本山賢司 画
https://www.amazon.co.jp/dp/B083TPPR26
https://www.shinchosha.co.jp/shoushin/backnumber/20200122/
今回紹介されるのは、
F.ナンセン
『フラム号漂流記』
加納一郎訳
教育社 1986.1
https://www.amazon.co.jp/dp/4315502146
アルフレッド・ランシング
『エンデュアランス号漂流』
新潮社 1998.10
新潮文庫 2001.7
https://www.amazon.co.jp/dp/4102222219
ヴァレリアン・アルバーノフ
『凍える海 極寒を24ケ月間生き抜いた男たち』
梅津正彦訳
ヴィレッジブックス 2008.5
https://www.amazon.co.jp/dp/486332023X
の三冊です。
1893年に北極点を目指して流氷に阻まれ遭難した
ナンセン(1861-1930)の
フラム号については、
中学生の頃(1967-69)に読んだ、
『アーサー・ランサム全集 4 長い冬休み』
神宮輝夫訳
岩波書店 1967.8
https://www.amazon.co.jp/dp/4001150344
https://bookmeter.com/books/3458700
https://bookmeter.com/books/3458702
Winter Holiday (1933)
https://en.wikipedia.org/wiki/Winter_Holiday_(novel)
で知りました。
1930年代の英国の少年少女たちは、
ナンセンの著書(の英訳)、
Farthest North
(first English edition 1897)
https://www.abebooks.co.uk/book-search/title/farthest-north/author/nansen/first-edition/
を読んでいたんですねぇ。
「十年ほど前、筆者はアラスカ、カナダ、ロシアの北極地帯を旅し、何種類かのアザラシを生で食べたが牛や豚などよりも脂が強いけれど歯ごたえのある肉ですぐに慣れ、いかにも栄養になりそうでなかなかうまかった。心臓、肝臓はやわらかく、血や腸の中身などは啜って飲む。いったんそういうものに慣れてしまうと赤身やロースなどの部位による味の違いがわかるようになった。」p.494
椎名誠(1944.6.14- )
『漂流者は何を食べていたか(新潮選書)』
新潮社 2021年7月刊
224ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4106038692
https://www.shinchosha.co.jp/book/603869/
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/6166638223410765
「ウミガメ、シイラ、海鳥、白熊、ペンギン……生き延びるための食の知恵と工夫とは? 大の漂流記マニアが選ぶ壮絶なサバイバル記。」
「荒海に突然、投げ出されたら、あなたは生き残ることができるか? 残された食べ物はわずか。飲み水もない。彼らはどうやって生き延びたのか。ウミガメ、海鳥、シロクマ、ペンギン……初めて生で口にするものばかり。運と知恵、最後まであきらめない意志が命をつないだ。『117日間死の漂流』『荒海からの生還』『日本人漂流記』ほか、大の「漂流記マニア」が選んだ壮絶なサバイバル記の数々。」
「まえがき」
「夫婦や家族はどう生き延びたか」
「大海原の小さなレストラン」
「北の果てで銀色の馬を見た」
「北をめぐるでっかい漂流」
「考える漂流イカダ」
「アザラシ、シロクマで生き延びた」
「コン・ティキ号黄金海路を行く」
「十六中年漂流記」
「竹のイカダで実験漂流」
「短いあとがき」
「参考文献」
http://www.hatirobei.com/ブックガイド/作家から/椎名誠/雑誌掲載記事
読書メーター
椎名誠の本棚(登録冊数68冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091261
昔読んだ小説
『哀愁の町に霧が降るのだ』
情報センター出版局 1981
『銀座のカラス』朝日新聞社 1991
は未登録
食べ物の本棚(登録冊数789冊 著者名五十音順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091194
エッセイ、小説、マンガ、絵本、レシピなど
小説新潮の本棚(登録冊数58冊)https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11408157
https://note.com/fe1955/n/n5e8e2f6b4953
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか」
『小説新潮』2019年3月号
特集 何、食べよっか? 食とその風景をめぐって
https://note.com/fe1955/n/n9fa93d73a7bb
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第二回 大海原のレストラン」
『小説新潮』2019年5月号
https://note.com/fe1955/n/n845a9a4d49cf
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第三回 北の果てで銀色の馬を見た」
『小説新潮』2019年7月号
https://note.com/fe1955/n/n9116d0496259
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第四回 北をめぐるでっかい漂流」
『小説新潮』2019年10月号
https://note.com/fe1955/n/n9624b272036b
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第五回 考える漂流イカダ」
『小説新潮』2019年12月号
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