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熊谷嘉尚(1944- )『スペンサーのボストン』ロバート・B・パーカー文 早川書房 1989年4月刊 208ページ  Robert B. Parker (1932.9.17-2010.1.18)  増田俊也(1965.11.8- )「さよならスペンサーなんて言わない」『本の雑誌』2010年5月号


熊谷嘉尚(1944- )
『スペンサーのボストン』
ロバート・B・パーカー文
早川書房 1989年4月刊
1991年9月30日第3刷
208ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4152033916
「ボストンがいかに素晴らしい街であるかということを、
写真は語りかけてくれる。
ロバート・B・パーカー来日記念特別出版。」

https://ameblo.jp/hhasegaw/entry-10129262584.html
August 19, 2008 スペンサーのボストン
書影(本文ページ)四枚

Robert B. Parker (1932.9.17-2010.1.18)

福岡市総合図書館蔵書
1991年9月30日第3刷
2022年8月30日再読
(初読年月日不明)

1944年福岡県生まれ
日本大学芸術学部写真科卒業
AP通信社東京支局入社1969年退社な
熊谷嘉尚(くまがい かしょう)さんによる、
ボストンの私立探偵スペンサー・シリーズの
読者のためのB6判写真集。

巻頭のボストン地図に見入った直後の、
「名はスペンサーだ。
サーの綴りは、詩人と同じようにSだ。
ボストンの電話帳に載ってるよ。
「タフ」という見出しの項にな」
『初秋』[Early Autumn 1980 第7作]」
p.8(目次の次ページ)
を読んでニヤッと(あるいはニコリと)した方なら、
この一冊を楽しめるでしょう。

ロバート・B・パーカー
「スペンサー、ボストンを歩く
 Spenser's Boston」
p.26-49 菊池光訳

「ある気持ちのいい土曜日の朝、
スーザンとレイチェル・ウォレスと一緒に
私はハーヴァード・スクェアに向かって
ガーデン通りを下っていた。」
p.26

パーカー氏がビール(ラベルは読めない)を
飲んでいる写真
Locke-Ober Cafe p.124
Ritz Barp.142
はあるのに、
食べている料理の写真が一枚
Pier 4 p.144
(モノクロで、何が写っているのか私には不明)
しかなかったのが残念です。

「「父は、料理は女の子がすることだ、と言った」
「半ば正しいな。女の子が料理を作るし、男の子も作る。
大人の女が作るし、大人の男も作る」『初秋』」
p.144

「貴重な時間を割いてボストンに同行して推薦文を書いて
いただいた村上龍さんに、心より感謝します。
1989年2月 ボストンにて 熊谷嘉尚」
p.199「あとがき」
どんな推薦文だったんだろう?

読書メーター
ロバート・B・パーカーの本棚
登録冊数22冊
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091412

ミステリの本棚
登録冊数377冊 著者名五十音順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091193

食べ物の本棚
登録冊数857冊 著者名五十音順
エッセイ、小説、マンガ、絵本、レシピなど
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091194

http://blog.livedoor.jp/masuda_toshinari-about/archives/38339610.html
増田俊也(1965.11.8- )
「さよならスペンサーなんて言わない」
『本の雑誌』2010年5月号
「これまで三十年近くにわたり、意味のないところで
スペンサーが作中で使ったセリフを真顔で言い、
まわりを困惑させてきた。
[北海道]大学を中退する時[1989年?]、
ある教授のところへ挨拶に行った。
教授は心配し、何とか大学に残るようにしたらどうだと言った。
「増田君は呑気だが、大学を辞めて、
この先いったい自分の可能性がどれくらいあると思ってるんだ」
「十まで測れる秤で、十」(『ユダの山羊』)
教授は私をとんでもなく不遜な男だと思っただろう。」


1955年1月生まれの私は、
1985年3-4月に、当時の既刊十冊を、
図書館から借りられる本で、手当たり次第に、読んでしまい、
あ~あ、発表順に読めば、もっと楽しめたのにと、後悔しました。

スペンサーに憧れて、真似をするように、ランニングを始めました。
30歳でした。
ビールは、それ以前から大好きでしたけど、
飲んだことのないビールが色々登場して楽しかったなぁ。

1978年春に、大学卒業・就職・結婚して、
四・五年で
10kg増えてしまっていた体重が、
ランニングで元に戻りました。
ジムに通うようなウェイトトレーニングはできませんでしたけど、
毎日、懸垂・腕立て伏せ・腹筋をしてました。
スペンサーに憧れた、そんな青年・中年男性が、
当時、日本全国にたくさんいたのでしょう。
私だけではないはずです!

https://note.com/fe1955/n/n60bf9583961a
『ゴッドウルフの行方』菊池光訳 早川書房 1984.10
『誘拐』飯島永昭訳 立風書房 1980.10
『誘拐』菊池光訳 早川書房 1989.2
『失投』飯島永昭訳 立風書房 1977.3
『失投』菊池光訳 早川書房 1985.10

https://note.com/fe1955/n/n6ed20bab5a3b
『約束の地』菊池光訳 早川書房 1978.8
『ユダの山羊』菊池光訳 早川書房 1979.9
『レイチェル・ウォレスを捜せ』菊池光訳 早川書房 1981.12
『初秋』菊池光訳 早川書房 1982.9

https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/pfbid0XHaGL8XrSFProrN4FRacof2d4qNC3hZ3xvgkpcMo6kfuW6nsYsoC4ThT155HUJXVl

昔読んだ本。穂積和夫・花房孝典 『スペンサーを見る事典 イラストで読む私立探偵スペンサーの世界』 http://goo.gl/RNMq74 #bookmeter 早川書房...

Posted by 山本 鉄二郎 on Tuesday, February 24, 2015


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