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椎名誠(1944.6.14- )『漂流者は何を食べていたか(新潮選書)』新潮社 2021年7月刊 224ページ


椎名誠(1944.6.14- )
『漂流者は何を食べていたか(新潮選書)』
新潮社 2021年7月刊
224ページ
2021年9月21日 拾い読み
https://www.amazon.co.jp/dp/4106038692
https://www.shinchosha.co.jp/book/603869/

「ウミガメ、シイラ、海鳥、白熊、ペンギン……生き延びるための食の知恵と工夫とは? 大の漂流記マニアが選ぶ壮絶なサバイバル記。」

「荒海に突然、投げ出されたら、あなたは生き残ることができるか? 残された食べ物はわずか。飲み水もない。彼らはどうやって生き延びたのか。ウミガメ、海鳥、シロクマ、ペンギン……初めて生で口にするものばかり。運と知恵、最後まであきらめない意志が命をつないだ。『117日間死の漂流』『荒海からの生還』『日本人漂流記』ほか、大の「漂流記マニア」が選んだ壮絶なサバイバル記の数々。」

2021年7月2日に
福岡市総合図書館へリクエスト用紙を提出しましたけど、
コロナ禍休館が先週終わり、ようやく手にすることが出来ました。

『小説新潮』
2019年3月号~2020年8月号連載
「漂流者は何を食べたか」九篇と
「短いあとがき」p.219
「参考文献」p.220-221

「短いあとがき
 常に頭に浮かべていたのはこれらの沢山の物語の背後にはもっとすさまじい状況に追い込まれ、この本に出てくる人々のように生きるために敢然とたちむかっていったけれど結果的に運が悪く巨大すぎる海のきまぐれな咆哮に最後は敗北していった多くの漂流者がいたのだろう、ということであった。無念のうちに海にのみこまれていったかれらの脳裏にはどんな食卓が思い浮かんでいたのか。そんなことを考えるとテーブルの上のコップ一杯の水にも安易に手を出せなくなるときがあった。」p.219


「参考文献
残念ながらほとんどが絶版だと思いますが、
参考にさせてもらった本の一覧[23冊]を
記しておきます。」p.220

刊行年を記載していないのは何故だろう?
不親切だなぁ。
1944年6月14日生まれの
椎名誠さんが読んできた本が
いつ頃出版されたものなのかを、
読者に知らせないなんて。

明治大学文学部学生の頃(1976年夏)に受講した、
鶴見大学図書館司書講習で、
出版事項は、
・出版地(日本の場合、東京は省略可)
・出版者(普通は社)
・出版年
三つセットで記載すると習った、
元私立文系女子大図書館員目録屋だった私は、
連載全9回を読んでいた時、
紹介されている本の刊行年をチェックして
記録していました。
(下記、椎名誠 note覚書)

「まえがき」
「夫婦や家族はどう生き延びたか」
『小説新潮』2019年3月号
https://note.com/fe1955/n/n5e8e2f6b4953

「大海原の小さなレストラン」
『小説新潮』2019年5月号
https://note.com/fe1955/n/n9fa93d73a7bb

「北の果てで銀色の馬を見た」
『小説新潮』2019年7月号
https://note.com/fe1955/n/n845a9a4d49cf

「北をめぐるでっかい漂流」
『小説新潮』2019年10月号
https://note.com/fe1955/n/n9116d0496259

「考える漂流イカダ」
『小説新潮』2019年12月号
https://note.com/fe1955/n/n9624b272036b

「アザラシ、シロクマで生き延びた」
『小説新潮』2020年2月号
https://note.com/fe1955/n/ndf7bad113cad

「コン・ティキ号黄金海路を行く」
『小説新潮』2020年4月号
https://note.com/fe1955/n/n8a84a98b40ce

「十六中年漂流記」
『小説新潮』2020年6月号
https://note.com/fe1955/n/na4704d69c3d3

「竹のイカダで実験漂流」
『小説新潮』2020年8月号
https://note.com/fe1955/n/ndc1bd87d8ff0

「短いあとがき」
「参考文献」


http://www.hatirobei.com/ブックガイド/作家から/椎名誠/雑誌掲載記事


読書メーター
椎名誠の本棚(登録冊数68冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091261
昔読んだ小説
『哀愁の町に霧が降るのだ』
情報センター出版局 1981
『銀座のカラス』朝日新聞社 1991
は未登録

食べ物の本棚(登録冊数789冊 著者名五十音順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091194
エッセイ、小説、マンガ、絵本、レシピなど

小説新潮の本棚(登録冊数58冊)https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11408157

https://note.com/fe1955/n/n5e8e2f6b4953
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか」
『小説新潮』2019年3月号
特集 何、食べよっか? 食とその風景をめぐって

https://note.com/fe1955/n/n9fa93d73a7bb
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第二回 大海原のレストラン」
『小説新潮』2019年5月号

https://note.com/fe1955/n/n845a9a4d49cf
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第三回 北の果てで銀色の馬を見た」
『小説新潮』2019年7月号

https://note.com/fe1955/n/n9116d0496259
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第四回 北をめぐるでっかい漂流」
『小説新潮』2019年10月号

https://note.com/fe1955/n/n9624b272036b
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第五回 考える漂流イカダ」
『小説新潮』2019年12月号

https://note.com/fe1955/n/ndf7bad113cad
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第六回 アザラシ、シロクマを食って生き延びた帆船時代の漂流者」
『小説新潮』2020年2月号

https://note.com/fe1955/n/n8a84a98b40ce
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第七回 コン・ティキ号黄金航路を行く」
『小説新潮』2020年4月号

https://note.com/fe1955/n/na4704d69c3d3
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第八回 十六中年漂流記」
『小説新潮』2020年6月号

https://note.com/fe1955/n/ndc1bd87d8ff0
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 最終回[第九回]
 竹のイカダでフィリピンから鹿児島まで」
『小説新潮』2020年8月号


https://note.com/fe1955/n/ndcd7ce009b50
酒井順子(1966.9.15- )
「人はなぜエッセイを書くのか
 日本エッセイ小史
 第四回 「昭和軽薄体」の時代」
『小説現代』2020年12月号


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