ヨシタケシンスケ(1973.6.17- )『わたしのわごむはわたさない』装丁・彩色・デザイン albireo PHP研究所 2019年11月刊 48ページ
ヨシタケシンスケ(1973.6.17- )
『わたしのわごむはわたさない』
装丁・彩色・デザイン albireo
PHP研究所 2019年11月刊
48ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4569789005
「ゴミ箱の横にわごむが落ちていた。お母さんに「ちょうだい」って聞いたら「いいよ」だって。やった! このわごむは、わたしのだ!!
わたしはずっとほしかったの。お兄ちゃんのおさがりでもない、みんなで仲良く使うものでもない、ちょっとだけかしてもらうものでもない、わたしだけのものが。
今日はわごむといっしょにお風呂に入るし、夜はもちろんいっしょに寝るわ。そして、大人になったら、このわごむでおしゃれを楽しむつもり。この先わたしがもらうたくさんのラブレターも、このわごむで束ねるの。世界中の悪い人をこのわごむで捕まえてもいいわ。それに、宇宙人がきたらこのわごむでやっつけて地球を救うわ。
この本を読んだら、きっとあなたもわごむがほしくなる!?
ヨシタケシンスケのユーモア絵本。」
https://book.asahi.com/article/12920966
朝日新聞デジタル 好書好日 2019.12.5
ヨシタケシンスケさん「わたしのわごむはわたさない」インタビュー ものの価値って何だろう
「絵本としては異例の初版部数9.5万部で、はやくも重版がかかり(累計13万部)、同社のヨシタケ絵本シリーズでは過去最高」
「これは半分実話。当時、5歳ぐらいのうちの次男がある日、本当にゴミ箱から輪ゴムを持ってきたんですね。「これ、もらっていい?」って。捨てるものだったので、「ああ、いいよ~」って言ったら、すっごい喜んだんですよ。「うわーい!」って。それがすごく新鮮で。」
「――日本語表現的な観点から言うと、「わ」たしの、「わ」ごむは、「わ」たさない、という、「わ」の字の畳みかけが、すごく心に迫ってくる。ステキだなあと思ったんです。タイトルへの思い入れも持っていらっしゃるのですか。
そうですね。すごく。最初にやったのが『なつみはなんにでもなれる』。やっぱり「な」(の重複)でね。主人公の子がいろんなものに変身するんです。当初のタイトルは「なんにでもなれる」だった。ある時、「もう1個『な』があると、語呂が良いな」。そういう経緯があったんです。
今回の本も最初は「わたしのわごむ」というタイトルで考えていたんです。話の流れは一緒。でも、何かもうちょっとほしいな、と思っていて。この企画を対象年齢的に『なつみ~』から始まったシリーズにできるんじゃないか、って考えた時、私の輪ゴム……「わたさない!」って(笑)。
そこで急に「あ、絶対やろう、これ!」って。僕の場合、タイトルが決まると本にしたくなる、って順番があるんで(笑)。ダーッと走り出した。タイトルでテンションが上がれば最後まで行けるという好例ですね。」
「自分自身の「老い」の話もですよね。どんどん、ものが出来なくなっていく、いろんなものが衰えていく時に、世の中の見え方って随分変わる。この1、2年、僕も細かいものが見えなくなったり(笑)、トイレが近くなったり。「こわーっ!」っていう。最近はとにかく、自らの老化がすごいテーマなんです。「こわあっっ!」って(笑)。」
https://www.youtube.com/watch?v=XjsutZpzpNc
公式【絵本アニメ】PHP研究所
わたしのわごむはわたさない/ヨシタケシンスケ(作・絵)
ヨシタケシンスケ(1973.6.17- )
『わたしのわごむはわたさない』
装丁・彩色・デザイン albireo
PHP研究所 2019年11月刊
2019年12月19日読了
糸島市図書館蔵書
福岡市総合図書館予約2人(複本6冊)
2019年11月から読み始めた、
1973年神奈川県茅ヶ崎市生まれ、
筑波大学大学院芸術研究科総合造形コース修了、
趣味は読まない本を買うことで、
男の子二人の父で左利きな
イラストレーター・絵本作家
ヨシタケシンスケ(吉竹伸介)さんの
2019年12月での、
十六冊目(小型絵本五冊目)。
ブロンズ新社6冊
PHP研究所5冊
白泉社2冊
『なつみはなんにでもなれる』
PHP研究所 2016.11
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/3205055056235778
と書名の語感が似てますね。
就学前の女の子が何とも可愛いなぁ。
「このわごむは、わたしのだ!!
わたしは ずっとほしかったの。わたしだけのものが。
「おにいちゃんのおさがり」でもない、
「みんなでなかよくつかうもの」でもない、
「ちょっとだけかしてもらうもの」でもない、
わたしだけのものが。
だれのものでもない、わたしのためだけのわごむなのよ!」
ヨシタケシンスケさんの絵本の主人公なので、
この女の子も、次々と色々あれこれ、
私には到底思いつけないことを、考えます。
凄いなぁ。
「やっぱりみんなじぶんだけのたからものがほしいのね。
だからみんないつもなにかを さがしているんだわ。
わたしはもう、みつけたけどね。」
最終ページと奥付のクリップと
裏表紙のリボンもいいですねぇ。
読書メーター
ヨシタケシンスケの本棚(登録冊数33冊 刊行年月順)
2019年11月から妻と二人で読み続けています。
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11475241
絵本の本棚(登録冊数388冊 著者名順)
1980年生まれの娘と一緒に読んだ作品も……。
子供が小さかった頃の楽しい思い出は、宝物です。
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091195
https://note.com/fe1955/n/n5916dba587c6
ヨシタケシンスケ(1973.6.17- )
『ものは言いよう MOE BOOKS』
MOE編集部編
取材・文 原陽子
白泉社 2019年12月刊
144ページ
https://note.com/fe1955/n/n9ebd1037f34a
ヨシタケシンスケ(1973.6.17- )
『あつかったら ぬげばいい』
白泉社 2020年8月刊
64ページ
https://note.com/fe1955/n/n9d1eaf43e437
ヨシタケシンスケ(1973.6.17- )
『にげてさがして』
ブックデザイン・彩色 関善之
赤ちゃんとママ社 2021年3月刊
48ページ
庄司薫(1937.4.19- )
「逃げて逃げて逃げまくる方法
『馬鹿ばかしさのまっただ中で犬死にしないための方法序説』」
『赤頭巾ちゃん気をつけて』1969
五つの赤い風船
「私は地の果てまで」
『New Sky』1971
https://note.com/fe1955/n/n979e04079aba
ヨシタケシンスケ(1973.6.17- )
『あきらがあけてあげるから』
装丁・彩色・デザイン albireo
PHP研究所 2021年4月刊
48ページ
https://note.com/fe1955/n/naa495044e082
ヨシタケシンスケ(1973.6.17- )
『あんなに あんなに』
デザイン・着色 アルビレオ
ポプラ社 2021年6月刊
48ページ
https://note.com/fe1955/n/nbda874966ad1
マイケル・ボンド作
R.W.アリー絵
『クマのパディントン』木坂涼訳
理論社 2012.9
マイケル・ボンド作
フレッド・バンベリー絵
『くまのパディントン 改訂版
パディントン絵本 1』
中村妙子訳
偕成社 1987.6
小野二郎(1929.8.18-1982.4.26)
『紅茶を受皿で
イギリス民衆芸術覚書』
晶文社 1981.2
https://note.com/fe1955/n/n2384a22b2150
和田誠(1936.4.10-2019.10.7)
『ぬすまれた月 ポニーブックス 復刻版』
岩崎書店 2017.10
『ぬすまれた月(レインボーえほん 3)』
2006.10
谷川俊太郎(1931.12.15- )・和田誠
『しりとり』
いそっぷ社 1997.6
『絵本作家のアトリエ 3
(福音館の単行本)』
母の友編集部編
福音館書店 2014.4
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『男ごころ』新潮社 1989.7
https://note.com/fe1955/n/ncd59cc9fb07d
工藤直子(1935.11.2- )
和田誠(1936.4.10-2019.10.7)
『密林一きれいなひょうの話
(銀河社の創作絵本)』
銀河社 1975.9
谷川俊太郎(1931.12.15- )
和田誠
『あな
(こどものとも傑作集)』
福音館書店 1983.3
谷川俊太郎・和田誠
『とぶ
こどものともセレクション』
2006.1
谷川俊太郎・和田誠
『これはのみのぴこ』
サンリード 1979
谷川俊太郎・和田誠
『ともだち』
玉川大学出版部 2002.11
読書メーター
谷川俊太郎の本棚
登録冊数18冊
刊行年順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091289
和田誠の本棚
登録冊数119冊
刊行年順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091203