椎名誠(1944.6.14- )「漂流者は何を食べたか 第五回 考える漂流イカダ」『小説新潮』2019年12月号
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第五回 考える漂流イカダ」
本山賢司 画
『小説新潮』2019年12月号
新潮社 2019年11月21日発売
p.494-504
2020年1月13日 拾い読み
https://www.amazon.co.jp/dp/B07ZW8VWLM
https://www.shinchosha.co.jp/shoushin/backnumber/20191122/
「漂流に巻き込まれても、焦らず、自らの智恵と工夫で立ち向かった男がいた。シイラと格闘し、気付けばココロ通じ合った76日間をご紹介。」
今回紹介されるのは、
スティーヴン・キャラハン
『大西洋漂流76日間(ハヤカワ文庫NF)』
長辻象平訳
早川書房 1999.5 357ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4150502307
Steven Callahan (1952- )
Adrift: 76 Days Lost At Sea (1986)
https://en.wikipedia.org/wiki/Adrift:_76_Days_Lost_At_Sea
https://en.wikipedia.org/wiki/Steven_Callahan
スティーブ・キャラハン
76日間の海上漂流でも生き延びた 7:26
https://www.youtube.com/watch?v=QZ3rylyhoyU
76 Days Adrift 48:09
Steven Callahans incredible true survival story 76 days adrift on the Atlantic Ocean in a liferaft.
https://www.youtube.com/watch?v=_Rgw8zRnQf0
「[1982年2月]
キャラハンのヨット
「ナポレオン・ソロ号」は
どうやらクジラにぶつかり、
ほぼ轟沈したようだ。」p.496
「そのときの位置は
カナリア諸島の西1300キロ」p.496
「シイラ数十匹が常にイカダのまわりを泳ぎまわる
…
始末したシイラの大きさは1メートル以上あったろう。
肉は2.5センチ角で、長さ15センチほどの
太いタンザク状に切って食べている。
大量の残りには穴をあけイカダの屋根に吊り下げ
日乾しにしていく。日乾しの並んでいるあたりを
キャラハンは「食肉店」と呼ぶことにした。
たんぱく質を中心にした食事でキャラハンは久々に満腹。
イカダの屋根の上に干してあるシイラの肉は乾燥し、
皮の下の薄い脂肪膜が太陽の光をうけてかがやいている。
シイラの乾燥した肉の外側は青銅色で、
味はわずかに塩辛く、ピリッとして
上等のソーセージのようだ。」p.499
大滝詠一(1948.7.28-2013.12.30)
「カナリア諸島にて」
『A LONG VACATION』
1981年3月21日発売からのシングル
https://www.youtube.com/watch?v=akqqfrfJWa0
椎名誠(1944.6.14- )
『漂流者は何を食べていたか(新潮選書)』
新潮社 2021年7月刊
224ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4106038692
https://www.shinchosha.co.jp/book/603869/
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/6166638223410765
「ウミガメ、シイラ、海鳥、白熊、ペンギン……生き延びるための食の知恵と工夫とは? 大の漂流記マニアが選ぶ壮絶なサバイバル記。」
「荒海に突然、投げ出されたら、あなたは生き残ることができるか? 残された食べ物はわずか。飲み水もない。彼らはどうやって生き延びたのか。ウミガメ、海鳥、シロクマ、ペンギン……初めて生で口にするものばかり。運と知恵、最後まであきらめない意志が命をつないだ。『117日間死の漂流』『荒海からの生還』『日本人漂流記』ほか、大の「漂流記マニア」が選んだ壮絶なサバイバル記の数々。」
「まえがき」
「夫婦や家族はどう生き延びたか」
「大海原の小さなレストラン」
「北の果てで銀色の馬を見た」
「北をめぐるでっかい漂流」
「考える漂流イカダ」
「アザラシ、シロクマで生き延びた」
「コン・ティキ号黄金海路を行く」
「十六中年漂流記」
「竹のイカダで実験漂流」
「短いあとがき」
「参考文献」
http://www.hatirobei.com/ブックガイド/作家から/椎名誠/雑誌掲載記事
読書メーター
椎名誠の本棚(登録冊数68冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091261
昔読んだ小説
『哀愁の町に霧が降るのだ』
情報センター出版局 1981
『銀座のカラス』朝日新聞社 1991
は未登録
食べ物の本棚(登録冊数789冊 著者名五十音順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091194
エッセイ、小説、マンガ、絵本、レシピなど
小説新潮の本棚(登録冊数58冊)https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11408157
https://note.com/fe1955/n/n5e8e2f6b4953
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか」
『小説新潮』2019年3月号
特集 何、食べよっか? 食とその風景をめぐって
https://note.com/fe1955/n/n9fa93d73a7bb
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第二回 大海原のレストラン」
『小説新潮』2019年5月号
https://note.com/fe1955/n/n845a9a4d49cf
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第三回 北の果てで銀色の馬を見た」
『小説新潮』2019年7月号
https://note.com/fe1955/n/n9116d0496259
椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
第四回 北をめぐるでっかい漂流」
『小説新潮』2019年10月号
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