益田ミリ(1969.1 - )『永遠のおでかけ』毎日新聞出版 2018年1月刊 160ページ
益田ミリ(1969.1 - )
『永遠のおでかけ』
毎日新聞出版 2018年1月刊 160ページ
2022年7月24日読了
https://www.amazon.co.jp/dp/4620324906
「いつまでもそばにいてくれると思っていた人がいなくなってしまったら...?
悲しい経験をした人も、そしていつか辛い別れをするかもしれない人も、どんな人の心も震わすであろう益田ミリさんの新境地となるエッセイです。
読み進めるうちに何気ない日常のふとした瞬間がこの上ない宝物に思えてきて、人は誰でも自分だけの人生を生きていることをあらためて実感させられます。」
「「大切な人の死」で知る悲しみとその悲しみの先にある未来。
誰もが自分の人生を生きている。
益田ミリ、新たな代表作! 珠玉のエッセイ20編を収録。」
2022年3月から読み始めた、
1969年大阪府生まれ京都芸術短期大学卒業な益田ミリさんの
単行本32冊目は、エッセイ集です。
書き下ろし20篇・挿絵(草花と猫)。
目次
叔父さん
タクシーの中で
売店のビスケット
ほしいもの
おでんを買いに
ドールハウス
父語る
縁側のできごと
父の修学旅行
美しい夕焼け
冷蔵庫の余白
クジラの歌
おばんざい
最後のプレゼント
クラスメイトのこと
ひとり旅
桜花咲く頃
わたしの子供
卓袱料理
ハロウィンの夜」
叔父さん(父の末弟)のホスピス見舞いと死から始まり、
父の入退院~ハロウィン翌朝の訃報、葬儀、遺品整理、手続き書類の山…。
その後、母と二人で京都のおばんざい、駅前のカラオケ、父の思い出あれこれ。
1934(昭和九)年生まれで82歳で亡くなられたと、何かで読んだ記憶がありますから、この『永遠のおでかけ』で描かれているのは2016-17年、
益田ミリさんは47-48歳ですね。
昨日(2022年7月)読んだ、
『青春、手遅れ』角川学芸出版 2010.4
https://www.amazon.co.jp/dp/4046214503
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/pfbid0KrqHBrGpTDAsETLTokg8LBkhDAKNM2yyrZqnntyw1sk7g3E3pRJNJzZM8X6scH42l
では、39-41歳でしたから、年月の経過を感じさせてくれました。
現在2022年7月は、さらに五年後…。
「酒井順子さん[1966.9.15- ]が『暮しの手帖別冊 暮しの手帖評判料理』に寄稿された美しいエッセイ、
お母様が急逝され、住む人がいなくなった実家で冷蔵庫をひらくと、カレーのストックがあった。
「このカレーはおそらく、母親が永遠の外出をする前に、子供に対して残してくれた、最後の『作り置き』なのではないか。」
わたしもいつか、そんな料理と対峙しなければならないのかもしれなかった。」
p.109「おばんざい」
2022年4月に読んだ、
『どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心』幻冬舎 2010.8
https://www.amazon.co.jp/dp/4344018761
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/7385729474834961
「仕事辞める理由に 「母危篤」も入れちゃったがよ
よかよか そんぐらい あんたのためだったら
お母さん、何回でも死んであげるが
帰ってこんね? 鹿児島」p.142
には、お父さんは登場しませんでしたけど、
『わたしを支えるもの すーちゃんの人生』幻冬舎 2019.8
https://www.amazon.co.jp/dp/4344035038
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/7395156753892233
の、鹿児島のお父さんの死は、
『永遠のおでかけ』の後に、描かれていたんだなぁ。
読書メーター 益田ミリの本棚(登録冊数83冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11802704
https://note.com/fe1955/n/n728e1500f005
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間
第28回[ポークビンダルーカレー]」
『小説現代』2022年10月号
https://note.com/fe1955/n/n9b6506ff5053
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間 第27回
[おいしいフルーツサンド]」
『小説現代』2022年9月号
https://note.com/fe1955/n/nf3d217db4377
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間 第26回
[中目黒「ベーカリー&カフェ沢村」
ミルクスティックとカブの冷製スープ]」
『小説現代」2022年8月号
https://note.com/fe1955/n/n04b87e0790bc
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間 第25回
[銀座ウェスト トーストハムサンドとハーフ&ハーフシュー]」
『小説現代』2022年7月号
https://note.com/fe1955/n/n64bc7e7ff617
益田ミリ(1969.1 - )
「ランチの時間
第24回[『世界の台所探検』]」
『小説現代』2022年5&6月号
https://note.com/fe1955/n/nbd8d8621d388
益田ミリ(1969.1- )
「ランチの時間 第23回[タコス]」
『小説現代』2022年4月号
https://note.com/fe1955/n/nbd2fcd9e4211
益田ミリ「ランチの時間 第10回[ピエロギ]」
『小説現代』2021年1月号
https://note.com/fe1955/n/na6befc784b54
益田ミリ「ランチの時間 第3回 ナポリタン」
『小説現代』2020年5月号
片岡義男『ナポリへの道』
東京書籍 2008.9
アーネスト・ヘミングウェイ「二つの心臓の大きな川」
『われらの時代・男だけの世界
ヘミングウェイ全短編 1 (新潮文庫)』
新潮社 1995.10
https://note.com/fe1955/n/n3914a52feeac
益田ミリ(1969.1 - )
『おとな小学生』ポプラ社 2013年2月刊
https://note.com/fe1955/n/ne4e472cefcf1
益田ミリ(1969.1- )
『泣き虫チエ子さん 1-4』
集英社 2011.12-2015.9
https://note.com/fe1955/n/n51363d897dde
益田ミリ(1969.1- )
『沢村さん家のこんな毎日 平均年令60歳』文藝春秋 2014.5
『沢村さん家はもう犬を飼わない』2015.7
『沢村さん家の久しぶりの旅行』2017.6
『沢村さん家のそろそろごはんですヨ』2018.11
『沢村さん家のたのしいおしゃべり』2021.5