G.M.マリエット(1951- ) 『ミステリ作家の嵐の一夜 創元推理文庫』 吉澤康子訳 東京創元社 2012年10月刊 414ページ G. M. Malliet (1951- ) Death and the Lit Chick (2009)
G.M.マリエット(1951- )
『ミステリ作家の嵐の一夜
創元推理文庫』
吉澤康子訳
東京創元社 2012年10月刊
414ページ
https://www.tsogen.co.jp/np/isbn/9784488221041
https://www.amazon.co.jp/dp/4488221041
「ミステリ作家とその卵、ファンや作家エージェントの交流会である
病院到着時死亡(デツド・オン・アライバル)会議。その会期中に、
新進女性作家キンバリー・カルダーの成功を祝う出版社主催の宴が
古城ホテルで開かれることになった。同業者たちの妬み渦巻く嵐の夜、
停電で跳ね橋が動かなくなり半ば孤立した城で惨劇が……。
欧米の出版事情をコミカルに描きつつ、巧みに伏線を忍ばせた、
傑作犯人探し(フーダニツト)ミステリ。」
福岡市総合図書館蔵書
2013年1月2日読了
https://www.gmmalliet.com/2nd-st-just-mystery-death-and-the-lit-chick.html
https://www.goodreads.com/book/show/4646655-death-and-the-lit-chick
https://www.kirkusreviews.com/book-reviews/gm-malliet/death-and-the-lit-chick/
https://en.wikipedia.org/wiki/G._M._Malliet
G. M. Malliet (1951- )
Death and the Lit Chick (2009)
https://www.amazon.co.jp/dp/1472117727
2009年刊行の本書(第二作)以降
St. Just Series を六冊、
2011年以降
Max Tudor Series を八冊、
他を発表していますが、
日本語訳は刊行されていないようです。
最初の二冊があまり売れなかったのでしょうね。
残念です。
2009年に発表された、
英国ケンブリッジシャー州警察
セント・ジャスト警部シリーズ第二作。
舞台は英国スコットランドのエジンバラ。
季節は三月です。
容疑者の一人(女性)に恋をしてしまった主人公。
この恋愛は成就するのか?
シリーズ第三作の翻訳刊行が待ち遠しいなぁ、
と十年ほど前に思ったことを、
かすかに憶えています。
https://en.wikipedia.org/wiki/G._M._Malliet
St. Just Series
Death of a Cozy Writer, Midnight Ink, 2008
Death and the Lit Chick, Midnight Ink, 2009
Death at the Alma Mater, Midnight Ink, 2010
Death in Cornwall, Canongate/Severn House, 2021
Death in Print, Canongate/Severn House, 2023
Death and the Old Master, Canongate/Severn House, 2024
「ブッフェスタイルの昼食とは、生焼けの羊肉のパイ、
ドレッシングを使用するという悪徳をおかしていない
レタスとトマトだけのサラダ、
できあいのオートミールビスケットだった。」
p.115
「卵、ベーコン、ソーセージ、ブラックプディング
(豚の血を含む黒ずんだソーセージ)、トマト、
マッシュルームの並ぶたっぷりしたスコットランド式
朝食を期待しながらセント・ジャストは、
あらゆる食道楽たちは朝食ならスコットランドのそれを
選ぶだろうと宣言したとされるサミュエル・ジョンソンを
思い浮かべていた。
カロリーやコレステロール値が目の敵(かたき)にされるまで、
人生はいまよりも幸せなものだったはずだ。」
p.117
https://ja.wikipedia.org/wiki/フル・ブレックファスト
「スコティッシュ・ブレックファストは、
「食通なら誰でも、世界中のどこで夕食をとっても
朝食はスコットランドで取るだろう」と
文学者サミュエル・ジョンソンが絶賛したことで知られている」
https://www.samueljohnson.com/eating.html
"If an epicure could remove by a wish,
in quest of sensual gratifications,
wherever he had supped he would breakfast in Scotland."
Johnson: Journey to the Western Islands of Scotland (1775)
https://en.wikipedia.org/wiki/A_Journey_to_the_Western_Islands_of_Scotland
https://note.com/fe1955/n/n086899a54468
読書メーター
ミステリの本棚
登録冊数377冊
著者名五十音順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091193
https://note.com/fe1955/n/n9c4704cfc754
https://note.com/fe1955/n/n9c4704cfc754
https://note.com/fe1955/n/na359f30a258d
https://note.com/fe1955/n/n139bc0726409
https://note.com/fe1955/n/nc50e1ec88745
https://note.com/fe1955/n/n3e63a3b8cd87
https://note.com/fe1955/n/nec01c0006462
https://note.com/fe1955/n/n56885d146ba1
https://note.com/fe1955/n/nbab8e7f324a1
https://note.com/fe1955/n/n30cbac7af55f
https://note.com/fe1955/n/nca3f1d3915ad
https://note.com/fe1955/n/ne4a4fd47649a
https://note.com/fe1955/n/n770c8fc0a2b3
https://note.com/fe1955/n/n367de278ead9
https://note.com/fe1955/n/n290446e2d25c