見出し画像

『芸術新潮』2016年9月号 ヤマザキマリ、とり・みき「リ・アルティジャーニ ルネッサンス画家職人伝 5 ボッティチェリ、リッピ工房に弟子入り 3」 角田光代(文・写真)「もう一杯だけ飲んで帰ろう。赤羽『まるます屋』」

『芸術新潮』2016年9月号 新潮社 2016年8月25日発売
https://www.amazon.co.jp/dp/B01JMCABQY
https://www.shinchosha.co.jp/geishin/backnumber/20160825/

http://torimikisblogarchives.blogspot.com/2016/08/blog-post_25.html
「今回は「ルネサンスの職人画家にもエージェントはちゃんといた!?」の巻。」

ヤマザキマリ(1967.4.20- )
とり・みき(1958.2.23- )
「リ・アルティジャーニ ルネッサンス画家職人伝
5 ボッティチェリ、リッピ工房に弟子入り
3 リッピ師匠に "正しき絵師" の道を学ぶ少年ボッティチェリ」
p.106-109
2022年5月3日読了

Sandro Botticelli (1445 [1444?] -1510.5.17)が
フィリッポ・リッピ工房にいたのは
1464-1467年です。まだ少年だった?

「あの人は公証人…
絵師にとっては絶対に必要な存在だ
絵って大きなお金が動く仕事だろ?
とり決めた事を見届ける人がいないと、
依頼主も絵師もいろいろ胡麻化すからね
大きさに 使う素材、描かれる聖人と衣服の色…
納品起源、支払方法、遅滞した場合の罰金…
全てがとり決められて やっと絵を描く事ができるんだ」p.107

ボッティチェリに、前回から色々と教えてくれている兄弟子は、
Fra Diamante (1430?-1498?)
https://en.wikipedia.org/wiki/Fra_Diamante
でしょうか?

http://www1.kcn.ne.jp/~aida/Lippi/index.html
「「聖ステパノ伝・聖人の葬儀」プラート大聖堂
絵の右の方に黒い服を着た修道士姿の二人がいますが、フィリッポ・リッピと弟子のフラ・ディアマンテスだそうです。」

「当代随一の人気画家フラ・フィリッポ・リッピに1452年プラートの大聖堂の壁画制作が委嘱されることになりました。大仕事です。主題は「聖ステファノ伝」と「洗礼者聖ヨハネの生涯」です。フィリッポは弟子のフラ・ディアモンテとともにプラートに居を移し、10数年をかけて描き上げます。」

「聖ステパノ伝・聖人の葬儀」1452-1462 プラート大聖堂

マンガの中では直接説明されていないあれこれを、ググりながら、マリとりコンビの絵を眺めていると、たっぷり楽しめます。

読書メーター ヤマザキマリの本棚(登録冊数72冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091917

とり・みきの本棚(登録冊数47冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11711791

マンガの本棚(登録冊数1692冊 作家名五十音順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091192

芸術新潮の本棚(登録冊数39冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11092029


https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/1171131949628109
角田光代(文・写真)
「もう一杯だけ飲んで帰ろう。
連載 第28回 世界に誇りたい」
赤羽『まるます屋』
「私が感動したのは「たぬき豆腐」。豆腐に、キュウリ、カニかま、わかめ、天かすをのせ、冷たいそばつゆをたっぷりかけた一皿。これは本当においしい。キュウリまでおいしい。」p.164

山葵をそえた「たぬき豆腐」(500円)の写真が掲載されていて、本当に美味しそうです。

久住昌之『ふらっと朝湯酒』カンゼン 2014.2
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/590962937645016
p.47 でも、
「冷やしたぬきうどんの原理でバッチリ。」
と紹介されていたなぁ。

読書メーター 食べ物の本棚(登録冊数729冊 著者名五十音順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091194
エッセイ、小説、マンガ、絵本、レシピなど。

いいなと思ったら応援しよう!