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デイヴィッド・グーディス 『狼は天使の匂い ハヤカワ・ポケット・ミステリ』真崎義博訳 早川書房 2003年7月刊 173ページ  David Goodis (1917.3.2-1967.1.7) Black Friday (1954)  映画『狼は天使の匂い』La Course du Lièvre à Travers les Champs (1972) 

デイヴィッド・グーディス(1917.3.2-1967.1.7)
『狼は天使の匂い
 ハヤカワ・ポケット・ミステリ』
真崎義博訳
早川書房 2003年7月刊
173ページ
https://www.hayakawa-online.co.jp/shop/g/g0000211735/
https://www.amazon.co.jp/dp/4150017352

「ポケミス名画座。
故郷で殺人を犯して逃亡中の青年は、偶然の出来事から
プロ犯罪者たちの仲間になる。彼は否応なしに
大富豪宅を狙った大胆不敵な強盗計画に巻き込まれ、
さらには一味の女の一人と懇ろになったことから、
愛憎の渦中にも…。
名匠ルネ・クレマン監督が映画化した
ノワール小説の伝説的名作。
待望の本邦初訳。」

https://www.goodreads.com/book/show/33661.Black_Friday

https://www.goodreads.com/author/show/7623.David_Goodis

https://www.goodreads.com/author/list/7623.David_Goodis

https://en.wikipedia.org/wiki/David_Goodis

https://ja.wikipedia.org/wiki/デイビッド・グーディス

福岡市総合図書館蔵書
2008年6月27日読了

David Goodis (1917.3.2-1967.1.7)
Black Friday (1954)
https://www.amazon.co.jp/dp/1852424699

丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
の最新書評集[2008年6月現在]
『蝶々は誰からの手紙』
マガジンハウス 2008.3
https://www.amazon.co.jp/dp/4838717687
p.109-110  所収
「まるで上手な綾とりのやう
デーヴィッド・グーディス
『狼は天使の匂い』
真崎義博訳
ハヤカワ・ポケット・ミステリ」
『毎日新聞』2003年8月3日
で紹介されていた、
『名作映画を活字で楽しむ「ポケミス名画座」シリーズ』の一冊。


1954年に発表された米国の犯罪小説。
50年以上前の作品ですから、
近頃のミステリーのように分厚くはなく
160ページ程しかありません。
長めの中篇小説というか、
構成がきちんとまとまっていて、
あっさり読み終わり、余韻を残します。

デイヴィッド・グーディスは
1917年生まれ、
1967年に亡くなっています。
没後、本書を原作としてフランス映画、
『狼は天使の匂い』
La Course du Lièvre à Travers les Champs (1972)
監督 ルネ・クレマン
脚本 セバスチャン・ジャプリゾ
音楽 フランシス・レイ
出演 ロバート・ライアン ジャン=ルイ・トランティニャン
ノヴェライズ邦題は
『ウサギは野を駆ける』
早川書房 1984.2
https://www.amazon.co.jp/dp/4150012156

https://www.amazon.co.jp/dp/B07BGYG79B

https://www.allcinema.net/cinema/3427

が製作されました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/狼は天使の匂い
「本作はアメリカ人作家デイビッド・グーディスの1954年の小説
『Black Friday』を原作として企画が立てられたものの、
[セバスチャン・ジャプリゾ
 Sébastien Japrisot (1931.7.4-2003.3.4)
の]脚本段階で
原作のプロットから大きく逸脱することとなったため、
クレジットでは原作としては示されていない[要出典]。
ハヤカワ・ポケット・ミステリからは
『Black Friday』が映画の邦題に従うかたちで
『狼は天使の匂い』(真崎義博訳)として刊行されている他、
セバスチアン・ジャプリゾによるノベライゼーションが
『ウサギは野を駆ける』(榊原晃三訳)
として翻訳刊行されている。」

私はこの映画を、
明治大学文学部学生の頃、
1975年に、
飯田橋ギンレイホールと
池袋文芸座で、二回見ました。
当時記録していた映画ノートを見てみると、
1975年には
洋画185本と
邦画210本を観ていて、
この年に観た洋画のベストテンに選んでいます。

冒頭の、たくさんのビー玉が色彩豊かに流れ落ちる場面に圧倒され、
物語の展開に没入してしまったことを今でも憶えています。

https://bookmeter.com/reviews/57450530
私がこの映画を観ようと思ったのは
植草甚一(1908.8.8-1979.12.2)さんの映画評
(彼が編集長だった雑誌
『ワンダーランド』
(すぐに『宝島』に改題し、終刊)
に掲載)
を読んだからでした。

予告編
https://www.youtube.com/watch?v=utXODw6_WXg 

に、「ビー玉」が一秒ほどありますが、
私の記憶ほど色鮮やかなショットではありません…。

「たくさんのビー玉が色彩豊かに流れ落ちる場面」の
直前のショット
http://ameblo.jp/columbo22/entry-11666612494.html
パイルD-3の『時速8キロの映画感』
Tue, November 05, 2013
狼は天使の匂い

https://ameblo.jp/columbo22/entry-11666612494.html

映画仏語原題
La Course du Lièvre à Travers les Champs
とも、
英語原題
And Hope To Die
とも、
原作書名
Black Friday
ともまったく関係のない、奇抜な、
『狼は天使の匂い』
という題名を考案した配給会社の方は凄いなぁ。

読書メーター
デイヴィッド・グーディスの本棚
登録冊数2冊
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091478

ミステリの本棚
登録冊数377冊
作家名五十音順
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091193

https://note.com/fe1955/n/ne4cd01d5b871

https://note.com/fe1955/n/n40abe728c65b

https://note.com/fe1955/n/nc50e1ec88745


https://note.com/fe1955/n/n3e63a3b8cd87

https://note.com/fe1955/n/n239b276d1711

https://note.com/fe1955/n/nc814a1b7581e

https://note.com/fe1955/n/n106343d4d6bc

https://note.com/fe1955/n/nd9e98e4ef15a

https://note.com/fe1955/n/n1c4ac17a1669

https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/pfbid0hnrZpdzzcWRXWYzjsbYA4ZR7gBVGrrpGa5PzPs1SZnycKAnqsVLeWJWRCY2qYk5Nl

七年前に読んだミステリ。 デイヴィッド・グーディス 『ピアニストを撃て (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)』 http://goo.gl/gHWPxd #bookmeter 真崎義博訳 早川書房 2004年5月刊。2008年6月28日読了。...

Posted by 山本 鉄二郎 on Friday, July 3, 2015





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