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椎名誠(1944.6.14- )「漂流者は何を食べたか」『小説新潮』2019年3月号 特集 何、食べよっか? 食とその風景をめぐって


『小説新潮』2019年3月号
特集 何、食べよっか? 食とその風景をめぐって
新潮社 2019年2月22日発売
2019年4月9日拾い読み

https://www.amazon.co.jp/dp/B07NBPLRKC
https://www.shinchosha.co.jp/shoushin/backnumber/20190222/

「生還者と漂流記マニアだけが知っている、超サバイバル術」

椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか」
p.140-126

「ぼくは「漂流記」マニアである。
「漂流」マニアではないですよ。
常に生死の境に怯える漂流なんか絶対に体験したくない。

ぼくが好きなのは正確に言えば
「漂流した人の苦しい体験記」を読んで、
ああ、こんなことになったら嫌だなあ。
もうわが人生たとえ矢切の渡しなんてのでも
舟に乗るのは絶対にやめよう、などと心に誓い、
よく冷えた生ビールなどを飲む、
という漂流記趣味なのである。」
p.115

「数えてみるとぼくは古今内外の漂流記を
70冊ほど読んでいる。
それらの本の多くは絶版になってしまったようだが
これから時間をかけてそれらの記録をじっくり読み返し、
いくつかの類型によってまとめてみたいと思っている。

70冊というと膨大な量になるので、
ここでは漂流者は何を飲み、
何を食べて生き抜いたのか。
というところに焦点をしぼってみたい。」
p.116

以下、紹介されるのは、

『117日間死の漂流』
モーリス・ベイリー
マラリン・ベイリー
小鷹信光訳 講談社[1974]
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9F01Q


『荒海からの生還』
ドゥガル・ロバートソン
河合伸訳
朝日新聞社[1973]
https://www.amazon.co.jp/dp/B000J9FK2A

の二冊で、どちらも英国人が魚・海亀・海鳥を生で食べています。

椎名誠(1944.6.14- )
『漂流者は何を食べていたか(新潮選書)』
新潮社 2021年7月刊
224ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/4106038692
https://www.shinchosha.co.jp/book/603869/

https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/6166638223410765

椎名誠『漂流者は何を食べていたか(新潮選書)』新潮社 2021年7月刊。224ページ。 https://www.amazon.co.jp/dp/4106038692 https://www.shinchosha.co.jp/book/603...

Posted by 山本 鉄二郎 on Monday, September 20, 2021


http://www.hatirobei.com/ブックガイド/作家から/椎名誠/雑誌掲載記事

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椎名誠(1944.6.14- )
「漂流者は何を食べたか
 第二回 大海原のレストラン」
『小説新潮』2019年5月号

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