池波正太郎 (1923.1.25-1990.5.3)『真田太平記 三(完本 池波正太郎大成 20)』講談社 1999年5月刊 912ページ 『真田太平記読本(新潮文庫)』新潮社 2015年12月刊 328ページ
池波正太郎 (1923.1.25-1990.5.3)
『真田太平記 三
(完本 池波正太郎大成 20)』
講談社 1999年5月刊
912ページ
2011年8月30日読了
https://www.amazon.co.jp/dp/4062682206
「十年を費して描かれた大河小説ここに完結!
大坂冬・夏の陣、真田丸で気をはく幸村父子と
徳川方につく信之。
連続する戦闘場面と東西両陣営のかけひき。
真田家生き残りの真骨頂を描き切った記念碑的作品。」
「打倒家康! 真田昌幸・幸村。
機略縦横の大坂冬、夏の陣。
巨編、迫力の最終回。
料理人・永井養順(昭和55年)から
別れゆくとき(昭和57年)まで。」
『週刊朝日』
1980年1月18日号~1982年12月10月号連載
この三週間[2011年8月]、
長い長い物語を楽しめる幸せを味わう毎日でした。
九年間も書き続けた作者は大変だったろうなぁ。
「豊臣秀頼は、上機嫌であった。
片山梅春の工夫を凝らした料理が、
つぎからつぎへ運ばれてきた。
その中で、
「このようなものを、はじめて口にいたした」
と、豊臣秀頼をよろこばせたのは、
梅春手づくりの蒲鉾である。
もっとも、ただの蒲鉾ではない。
臼に入れた鮮魚を、みじんに搗きあげ、
それを強火でさっと炙(あぶ)り、
炙りたてをすぐさま秀頼に供したのだ。
これは旨かったろう。」
p.116「急変」
https://ja.wikipedia.org/wiki/真田太平記_(テレビドラマ)
NHK総合テレビ 1985-1986
「片山梅春
加藤清正の料理人であるが、実は…」
池波正太郎ほか
『真田太平記読本
(新潮文庫)』
新潮社 2015年12月刊
328ページ
2016年2月9日読了
http://www.amazon.co.jp/dp/4101156964
https://www.shinchosha.co.jp/book/115696/
「戦国時代の英雄・真田幸村と、その父で智謀に長けた昌幸、そして賢明なる兄・信幸。『真田太平記』は、やがて敵味方に分かれる父子の波乱の運命を、忍者たちの活躍とともに迫力たっぷりに描く大河小説である。あらすじや登場人物紹介はもちろん、著者自身によるエッセイや担当編集者が語る創作秘話などから作品の魅力を徹底解剖! 真田家の物語と池波ワールドをより深く楽しめる一冊。」
試し読み数ページあり
重里徹也(1957.9.28- )
「人間通による大河歴史小説の魅力」
『波』2016年1月号
http://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/115696.html
第一章 池波正太郎と真田家 エッセイ選
「真田家と私」
「三代の風雪 真田信之」
「首討とう大坂陣 真田幸村 」
「信州蕎麦 上田市〔刀屋〕」
「歴史のまち・松代」
第二章 『真田太平記』のすべて
『真田太平記』とは
全十二巻あらすじ紹介
〔真田太平記〕人物事典
〔真田太平記〕物語年表
〔真田太平記〕物語地図
第三章 もっと楽しむ『真田太平記』
担当編集者・重金敦之氏ロングインタビュー
「池波さんとの二十五年」
落合恵子
「旅のフロッタージュ 池波ワールドを歩く」
https://ja.wikipedia.org/wiki/フロッタージュ
鶴松房治
「『真田太平記』を形作った小説たち
〔真田もの〕〔忍者もの〕の総決算」
土屋郁子
「物語の舞台・信州を訪ねて」
初出・所収一覧
『週刊朝日』
1974年1月4日・11日号〜1982年12月10月号に
九年間、449回連載された
『真田太平記』を
私が読んだのは2011年8月でした。
文庫本12冊分の長い長い物語を
読む喜びを味わったことは
憶えていますけど、
物語の細部はもう記憶になくて、
本書第二章 p.97-207 の
「あらすじ」
「物語年表」等を読んでいて、
思い出せないことばかりでした。
第一章「池波正太郎と真田家」の
作家自身のエッセイ五篇はもちろん、
第三章 p.209-305 の、
担当編集者だった重金敦之へのインタビューも、
『小説新潮』1995年9月号から再録された、
落合恵子「旅のフロッタージュ 池波ワールドを歩く」
も楽しく興味深い読み物でした。
「[長野県上田市]刀屋へ入って、たとえば、
鶏とネギを煮合わせた鉢や、
チラシとよぶ天麩羅などで先ず酒をのむ。
信濃独特の漬物もたっぷりと出してもらう。
客が込み合わぬ時間をねらって、
ゆっくりとたのしむ気分は何ともいえない。
そして、大根オロシとネギが、
たっぷりとそえられた
名物の大もり蕎麦。
私などは並のもりが精一杯だ。」p.87
池波正太郎「信州蕎麦 上田市刀屋」
『小説新潮』1982年1月号
『むかしの味』新潮文庫 1988.11
所収
https://ja.wikipedia.org/wiki/真田太平記
http://swdworld.starfree.jp/syotaro/ike-nen1.htm
池波正太郎年譜 その壱 1923-1955
http://swdworld.starfree.jp/syotaro/ike-nen2.htm
池波正太郎年譜 その弐 1956-1975
http://swdworld.starfree.jp/syotaro/ike-nen3.htm
池波正太郎年譜 その参 1976-1998
https://ikenami.info/
池波正太郎公式サイト
https://ikenami.info/database/
作品データベース
読書メーター
池波正太郎の本棚(登録冊数28冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091233
https://note.com/fe1955/n/n340dc7ac9d04
池波正太郎 (1923.1.25-1990.5.3)
『真田太平記 一
(完本 池波正太郎大成 18)』
講談社 1999年3月刊
908ページ
https://note.com/fe1955/n/n1c1d20c365dd
池波正太郎(1923.1.25-1990.5.3)
『真田太平記 二
(完本 池波正太郎大成 19)』
講談社 1999年4月刊
908ページ
https://note.com/fe1955/n/naa86fd8067c2
池波正太郎 (1923.1.25-1990.5.3)
『雲霧仁左衛門 忍びの女
(完本 池波正太郎大成 17)』
講談社 2000年2月刊
954ページ
https://note.com/fe1955/n/n58b2b7088b0f
北村薫(1949.12.28-)
「中野のお父さん
[池波正太郎]「白浪看板」と語り」
『オール讀物』2023年1月号
六代目三遊亭圓生
「白浪看板」
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