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『芸術新潮』2017年5月号 ヤマザキマリ、とり・みき「リ・アルティジャーニ ルネッサンス画家職人伝 8 フィレンツェへの里帰り 1」  角田光代・河野丈洋「もう一杯だけ飲んで帰ろう。」連載 第36回 最終回 西荻窪『trattoria29(トラットリア ヴェンティノーヴェ』

『芸術新潮』2017年5月号 新潮社 2016年12月24日発売
https://www.amazon.co.jp/dp/B06Y1QB2N6
https://www.shinchosha.co.jp/geishin/backnumber/20170425/

http://torimikisblogarchives.blogspot.com/2017/04/
「特集はブリューゲルのバベルの塔で、大友克洋さん描くバベル内部が必見。ヤマザキマリ+とり・みき『リ・アルティジャーニ』8回目も掲載。今回はフィレンツェのランプレドット(モツ煮込み)と奇才ウッチェロが登場。 」

ヤマザキマリ(1967.4.20- )
とり・みき(1958.2.23- )
「リ・アルティジャーニ ルネッサンス画家職人伝
8 フィレンツェへの里帰り
1 故郷へ戻ったボッティチェリが向かった先は……?」p.10-13
2022年5月15日読了

Paolo Uccello (1397-1475.12.10)
Sandro Botticelli (1445 [1444?] -1510.5.17)

「ただいま! 母さん
ちょっと離れてただけで こんなに大きくなって……
今日はおまえの好物を作ってあるんだよ!
うわあー ランプレドットだぁ
※フィレンツェの伝統的な大衆料理で、牛の第4胃を野菜とともに煮込んだもの)」p.10

ランプレドット(モツ煮込み)

「ランプレドット」を知らなかったのでググりました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ランプレドット
https://en.wikipedia.org/wiki/Lampredotto
美味しそうな画像が色々たくさんありますねぇ。

https://ja.wikipedia.org/wiki/サンドロ・ボッティチェッリ
によれば、ボッティチェリがフィリッポ・リッピ工房にいたのは1464-1467年なので、二十歳前後ですが、もう少し若く描かれているような気がします。

「行かなきゃいけない場所があるんだ!」p.11
「フィレンツェの商家ブランカッチ一族が所有していた」p.12
サンタ・マリア・デル・カルミネ教会ブランカッチ礼拝堂へ歩いて行くサンドロ。

帽子を脱ぎ、礼拝堂の壁画へ。
「えっ?!  …何じゃ  謎の図形を描く、謎の男との出会い!」p.13

https://twitter.com/ru_sack/status/993646504047886336
遠近法が大好きすぎて怒られたパオロ・ウッチェロのスケッチ

https://ja.wikipedia.org/wiki/パオロ・ウッチェロ
が登場して、次回7月号へ。

毎回たった4ページの連載ですけど、15世紀のイタリアも登場人物も、知らないことばかりなので、検索しながら、ゆっくり楽しめます。

読書メーター ヤマザキマリの本棚(登録冊数72冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091917

とり・みきの本棚(登録冊数47冊 刊行年月順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11711791

マンガの本棚(登録冊数1696冊 作家名五十音順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091192

芸術新潮の本棚(登録冊数39冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11092029


以下も読みました。

角田光代・河野丈洋
「もう一杯だけ飲んで帰ろう。
 連載 第36回 最終回
いつも真ん中にはおいしい酒 それでいいよ、大丈夫だよ」p.150-151
西荻窪『trattoria29(トラットリア ヴェンティノーヴェ』
キアンティの豚のツナのサラダ 春野菜のくたくた煮込み ミートボールフリット アンガス牛ランプと松阪ポーク炭火グリル 菜の花桜海老オレキエッテ

「角田 胃がもうひとつほしい!
仕事+酒を介して親しくなった人たちと、酒仲間でもある夫と、五十歳(!)の誕生日に、こんなふうにおいしいものを食べて思うさま飲めるなんて、こんなしあわせなことはない。

当然ながら、もっと飲もうと話はまとまり、満腹のおなかで夜の町にぞろぞろと出ていった。今まで過ごした数えきれない酒の夜と、これからのすべての美酒に乾杯!」p.150

角田光代(1967.3.8- )
https://ja.wikipedia.org/wiki/角田光代

河野丈洋(1978.9.18- )
https://ja.wikipedia.org/wiki/河野丈洋

https://dot.asahi.com/wa/2017122100061.html
角田光代の夫はまるで「イリオモテヤマネコ」 妻でも遭遇できない?

https://dot.asahi.com/wa/2017122100062.html
「結婚に否定的だった」角田光代が河野丈洋と再婚した理由


「オレキエッテ」を食べたことはありませんが、文字として見た記憶がありました。

2017年1月に読んだ、
浦沢直樹・長崎尚志『MASTERキートン Reマスター』小学館 2014.12
https://www.facebook.com/tetsujiro.yamamoto/posts/1281248721949764
でした。

「ダニエル イタリアのレッチェ…… なんだかうまそうな物ありそうな町だぞ
平賀太一 探偵は廃業したんだ。今更…… 
レッチェ…… イタリアの踵、レッチェか……
バロック建築の街…… クレタ文明を引き継ぐメッサビ人が入植した都市……」
p.10「眠り男」

「レッチェ イタリア
平賀太一 ん―――…… これがプーリア州名物のオレキエッテ!!
ソースがよくからむなあ」p.11

ウィキペディア https://goo.gl/PGVEpO
「オレッキエッテ(イタリア語: Orecchiette)は、イタリアのプッリャ州とバジリカータ州の地域を代表する耳形のパスタである。」

http://recipe.ti-da.net/e1331877.html
へっぽこ調理師のごはんレシピ 2007年2月11日
オレキエッテ(小さな耳たぶパスタ)のミートソース

「「ドンペッピーノ」というイタリアのメーカーのパスタ「オレキエッテ」をミートソースであえて食べました。「オレキエッテ」はブーリア中部バーリ原産の "小さな耳たぶ" という意味のパスタで、現在イタリアでもっとも人気の高いショートパスタなのだそうです。乾燥パスタとは思えないほどの "もちもち感" が楽しめました^^」

読書メーター 食べ物の本棚(登録冊数732冊 著者名五十音順)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091194
エッセイ、小説、マンガ、絵本、レシピなど。


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