池波正太郎 (1923.1.25-1990.5.3)『真田太平記 一(完本 池波正太郎大成 18)』講談社 1999年3月刊 908ページ
池波正太郎 (1923.1.25-1990.5.3)
『真田太平記 一
(完本 池波正太郎大成 18)』
講談社 1999年3月刊
908ページ
2011年8月16日読了
https://www.amazon.co.jp/dp/4062682184
「戦国動乱を生きぬく真田家の智謀と武力。
多彩な人物で描く絢爛の人間絵巻!
春の雪崩(昭和49)から大政所の死(昭和51年)まで。」
『週刊朝日』
1974年1月4日・11日号~1976年11月12日号連載
1982年12月15日号連載完結
文庫本四冊分に相当する、
二段組み900ページ以上ある分厚く重たい本で、
一週間毎日たっぷり楽しめました。
あと二冊あるので、まだしばらく読み続けられます。
長い長い物語を読む喜びを味わえて幸せです。
池波正太郎の長篇時代小説を読むのは、
去年(2010)の一月に読んだ
『雲霧仁左衛門』と『忍びの女』
https://note.com/fe1955/n/naa86fd8067c2
以来で、まだ三冊目なんですが、
この『大成』全31巻を、何冊読めるかなぁ。
「徳川家康は、わが領国の内へ織田信長を迎えてから、
いよいよ、饗応ぶりに念を入れた。
饗宴は、まことに派手やかなもので、
質実剛健をほこる家康にしては
ずいぶんとおもいきったもののようであった。
献立は、つぎのごとくだ。
御本膳
一、御汁、麩に白鳥
一、鱠(なます) 鯛 きくらげ
一、香の物 御飯
二献 膳(四方)
一、鮎(しもふり)
一、生鮑(あわび)(針生姜)
一、胡桃あへ
三献 膳
一、栄螺(さざえ)
一、いり昆布
一、御汁(昆布・豆腐)
御菓子盆 胡桃 松の実 濃茶
当時としては、非常に豪華なもので、
家康は特に、京都から料理人を呼び寄せた。」
p.180「天魔の夏」
「白鳥」とか
「鮎(しもふり)」って何だろう?
「先日、本屋を覘いてゐたら、
池波正太郎『真田太平記』が並んでゐて、
十二冊を買つてきた。
この『真田太平記』はあまり騒がれないけれど、
なかなかいいですよ。
池波正太郎と聞くと、みんなが
『鬼平犯科帳』や『剣客商売』ばかりおもしろがる。
あれは納得がゆかないなあ。
彼の最高傑作は『雲霧仁左衛門』ですが、
あれは別格で、長いものではこの
『真田太平記』がよく出来てゐます。
わたしには、読切り形式のものより、
かういふ大長篇のほうが、
「ぴつたりくる ……」
のである。
と書き方まで池波ふうになつてきた。」
丸谷才一(1925.8.27-2012.10.13)
『人形のBWH』
文藝春秋 2009.11
https://www.amazon.co.jp/dp/4163719601
https://www.amazon.co.jp/dp/4167138255
p.54「戦国時代の心理学」
『オール讀物』2007年10月号
https://ja.wikipedia.org/wiki/真田太平記
http://swdworld.starfree.jp/syotaro/ike-nen1.htm
池波正太郎年譜 その壱 1923-1955
http://swdworld.starfree.jp/syotaro/ike-nen2.htm
池波正太郎年譜 その弐 1956-1975
http://swdworld.starfree.jp/syotaro/ike-nen3.htm
池波正太郎年譜 その参 1976-1998
読書メーター
池波正太郎の本棚(登録冊数28冊)
https://bookmeter.com/users/32140/bookcases/11091233
https://note.com/fe1955/n/naa86fd8067c2
池波正太郎 (1923.1.25-1990.5.3)
『雲霧仁左衛門 忍びの女
(完本 池波正太郎大成 17)』
講談社 2000年2月刊
954ページ
https://note.com/fe1955/n/n58b2b7088b0f
北村薫(1949.12.28-)
「中野のお父さん
[池波正太郎]「白浪看板」と語り」
『オール讀物』2023年1月号
六代目三遊亭圓生
「白浪看板」
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