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エラリー・クイーン『黒い犬と逃げた銀行強盗 見習い探偵ジュナの冒険 角川つばさ文庫』中村佐千江訳 KADOKAWA 2017年1月刊 224ページ  Kenny Dorham (1924.8.30-1972.12.5)"'Round Midnight" (1956.5.3)  日記 2017年3月12日 庭のハクモクレン  ねがはくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月のころ 新古今和歌集 1993

日記
2017年3月12日
午前4時起床 室温10.1度 湿度53%
体重51.6kg BMI 19.2
スクワット82回 懸垂10回
62歳2か月

今日は
旧暦2017年2月15日(如月きさらぎ 満月)。
https://www.calc-site.com/search_dates/3/12/2017

ねがはくは花のしたにて春死なんそのきさらぎの望月の比(ころ)
 西行法師
 題しらず
 新古今和歌集 巻第十八 雑歌下 (1993 切出し歌)
「どうか桜の下で春死にたいものだ。釈尊が涅槃にはいられた同じ二月の満月の頃に。」
『新日本古典文学大系 11』岩波書店 1992.1 p.537
山家集。
御裳濯河歌合[みもすそがわうたあわせ 西行の自歌合。藤原俊成判]、
西行法師歌集は二句「花のもとにて」。
望月 長秋詠藻[藤原俊成の家集]には長文の詞書があって
「つひに二月十六日望の日、をはり遂げける…」。
拾遺愚草[定家の家集]も。
西行の没した文治六年(1190)二月十六日はまさしく満月に当っていた。
涅槃会は十五日。
切出歌 精選過程で除棄された歌。全十七首。
御裳濯河歌合で俊成は上句を「うるはしき姿にはあらず」と評し、
「その体にとりて上下相叶ひていみじく聞ゆるなり。
さりとて深く道に入らざらむ輩はかく詠まむとせば叶はざる事ありぬべし。これは到れる時の事なり」と判ずる。

西行(さいぎょう 1118-1190)
平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての武士・僧侶・歌人。
詞花集初出。新古今集入集九十五首(最多歌人)。
勅撰入集二百六十七首。
隠岐での後鳥羽院による
『時代不同歌合』では在原業平と番えられている。
小倉百人一首 86
「なげけとて月やはものを思はするかこちがほなる我が涙かな」
http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/saigyo.html

https://ja.wikipedia.org/wiki/西行


庭のハクモクレン
蕾が咲き始めていた。
2017年3月12日午前7時36分撮影
@福岡県糸島市

https://bookmeter.com/mutters/153162191


「[1969年3月19日 東京]
ぼくたちは、白い漆喰の塀の上に、高さ五メートルはありそうな
大きなハクモクレンが、まるで大きな若い白孔雀が初めてその羽根を
広げたように、まだ開きかけの白い花をいっぱいにつけているのを
見つけた。ぼくたちは、道をへだてて反対側のうちの塀に、
背中をくっつけるようにして並んでもたれかかり、しばらくうっとりと、
このぼくたち二人の春のしるしともいうような柔かく若々しく美しい
ハクモクレンに見とれた。春がほんとうに来たんだ」
庄司薫『白鳥の歌なんか聞こえない』
中央公論社 1971年2月刊 p.11
https://www.amazon.co.jp/dp/4101385327

http://bookmeter.com/post/13/102639531

2014年3月12日夕方撮影
http://bookmeter.com/post/13/102639531


Kenny Dorham (1924.8.30-1972.12.5)
"'Round Midnight" (1956.5.3)
https://www.youtube.com/watch?v=NVfd429w6Fw
Round About Midnight at the Cafe Bohemia (1957.1)
"Cafe Bohemia", Greenwich Village, NY, 3rd set, May 31, 1956
Kenny Dorham (1924.8.30-1972.12.5)
 trumpet
J. R. Monterose (1927.1.19-1993.9.23)
 tenor saxophone
Bobby Timmons (1935.12.19-1974.3.1)
 piano
Sam Jones (1924.11.12-1981.12.15)
 bass
Arthur Edgehill (1926.7.21- )
 drums

https://en.wikipedia.org/wiki/'Round_About_Midnight_at_the_Cafe_Bohemia

https://www.jazzdisco.org/kenny-dorham/discography/#560531-3-

ケニー・ドーハム(1924.8.30-1972.12.5)の名前は、
アート・ブレイキー・ジャズ・メッセンジャーズの
初期のトランぺッターとして、ジャズを聴き始めた
高校生の頃(1970-72)から知っていましたけど、
アルバムを買ったことはありません。
私のパソコンの
ウィンドウズメディアプレイヤーには、
2004年11月うつ病発症休職以降に
福岡市総合図書館から借りた
CD8枚
Thelonious Monk Genius Of Modern Music 2 (1952.5.30)
 ~ 
The Jackie McLean Quintet (1962.6.14)
から53曲収納してありますが、
この「ラウンド・ミッドナイト」の
演奏は
https://en.wikipedia.org/wiki/'Round_Midnight_(song)
で知って、ユーチューブで初めて聴きました。

The Complete 'Round About Midnight At The Cafe Bohemia (Live)
https://www.youtube.com/playlist?list=OLAK5uy_nH_PyOyF2RMOJa1hTeNJPH1tyqMbbMCJk



エラリー・クイーン
『黒い犬と逃げた銀行強盗
 見習い探偵ジュナの冒険
 角川つばさ文庫』
中村佐千江訳
マツリ・絵
KADOKAWA 2017年1月刊
224ページ
https://www.amazon.co.jp/dp/404631592X
「エラリイ・クイーンが世界の子供たちのために書き下ろした
冒険と謎の<ジュナの冒険>シリーズ第一弾」
「一本道を逃げる途中で消えた銀行強盗!
 犯人に迫るジュナに魔の手が──! 
名探偵エラリー・クイーンの助手ジュナは、
警察が取り逃がした銀行強盗の逃走経路を調べる。
黒い車は、一本道の途中で消えていた!
黒いスコッチテリアの相棒チャンプとともに、ジュナは
犯人グループに近づいていく。

エラリー・クイーン
フレデリック・ダネイ(1905-1982)、
マンフレッド・ベニントン・リー(1905-1971)のいとこ同士の
ユニットのペンネーム。クイーン名義の処女作
『ローマ帽子の謎』(1929年)以来本格探偵小説の旗手として
多くの作品を発表。
本作は「エラリー・クイーン・ジュニア」名義で発表された、
少年探偵が主人公のシリーズ。」
「ぼくは、ジュナ。12歳だけど、名探偵の助手をしてるよ。
ぼくに道を聞いた感じの悪い人が、銀行強盗だったんだ! 
ぼくもチャンプ(ぼくの相棒の、スコッチテリア)を撃とうとした、
ひどいやつらなのに、警察は取り逃がしちゃって。
銀行強盗グループの乗った黒い車は、町へつづく道の
どこかで消えちゃったっていうんだ。
そんなの、ありえないよ。ぜったい、見つけ出してみせる!」

1941年に
エラリー・クイーン・ジュニア名義で発表された、
少年探偵ジュナが主人公のシリーズ第1作
The Black Dog Mystery の新訳。

1958年に早川書房から刊行された
『黒い犬の秘密 ジュニア・ミステリー 5』
西脇順三郎訳 の文庫化
『黒い犬の秘密 ジュナの冒険1』1978.11
http://www.aga-search.com/writer/ellery_queen/jr1.shtml
を持ってましたが、
1972年生まれの甥が小学生になって
ジュブナイルを読むようになった頃、
プレゼントしてしまったため、我が家にはもうありません。
新訳でジュナとチャンプに再会できました。


ジュナがエデンボロ村で一緒に暮らしている
アニー・エラリーおばさんの口癖
「びっくり、くりくり!」は
旧訳では何だったのかなぁ?

「「アニーおばさん、お昼のメニューは何?」
ジュナは、おなかがぺこぺこだった。
アニーおばさんが食卓に並べた料理――
ハムの薄切り、
ほくほくしたポテトサラダ、
新鮮な牛乳――
は、とてもおいしそうだ。
焼きたてほやほやの、
ジンジャー・ブレッドもある。
ジュナは、最後のひとかけらまで残さずたいらげ、
牛乳をおかわりして、それも飲みほした。
だが、いつもおしゃべりなジュナにしては、
めずらしく無口だった。
アニーおばさんに話しかけられても、
生返事するだけで、じっと考えこんでいる。」
p.56
「第六章 ジュナ、自転車を借りる」

子供の頃、
『少年少女世界探偵小説全集』講談社 1957-59
http://ameqlist.com/0ka/kodan/zen_mys.htm
で、
2『ゆうれい屋敷の秘密』
5『金色のわしの秘密』
11『赤いりすの秘密』
を読みました。
ジュナ・シリーズ全12冊?を
新訳で全部出してほしいものです。

https://www.goodreads.com/series/54741-ellery-queen-jr-mystery-stories
Ellery Queen Jr. Mystery Stories Series
11 primary works • 11 total works
aka The Djuna series.
The ELLERY QUEEN JR. series, ghostwritten by James Holding, Samuel McCoy and Frank Belknap Long, consisted of eleven titles, originally published between 1941 and 1966. The Djuna-series was interrupted by two 'alliterations' in which Gulliver Queen, nephew of famous detective, played the leading role. issued by Golden Press 1961-62. (Books 10-11)

Books By Ellery Queen Jr. (12 Books)
https://openroadmedia.com/contributor/ellery-queen-jr

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ミステリの本棚
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アン・クリーヴス『哀惜(ハヤカワ・ミステリ文庫)』 高山真由美訳 早川書房 2023年3月刊 592ページ 杉江松恋「解説」p.579-588 www.amazon.co.jp/dp/4151853014 「海岸で発見された男性の死体。彼...

Posted by 山本 鉄二郎 on Wednesday, May 3, 2023

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Posted by 山本 鉄二郎 on Monday, February 8, 2021

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二年前に読んだミステリ。アン・クリーヴス「野兎を悼む春 (創元推理文庫)」 http://bit.ly/11DEWjp #bookmeter 玉木亨訳 東京創元社...

Posted by 山本 鉄二郎 on Thursday, April 25, 2013

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昨日読み終わったミステリ。アン・クリーヴス「青雷の光る秋 (創元推理文庫)」 http://bit.ly/15xsoxS #bookmeter 玉木亨訳 東京創元社...

Posted by 山本 鉄二郎 on Monday, April 22, 2013

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昨日読み終ったミステリ。 アン・クリーヴス『水の葬送(創元推理文庫)』 http://bookmeter.com/b/4488245099 #bookmeter 玉木亨訳 東京創元社 2015年7月刊。...

Posted by 山本 鉄二郎 on Sunday, September 6, 2015

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昨日読み終わったミステリ。 アン・クリーヴス『空の幻像(創元推理文庫)』玉木亨訳 東京創元社 2018年5月刊。 https://bookmeter.com/books/12789051 https://www.amazon.co.jp/...

Posted by 山本 鉄二郎 on Monday, July 2, 2018

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昨日読み終わったミステリ。 アン・クリーヴス『地の告発(創元推理文庫)』玉木亨訳 東京創元社 2020年11月刊。496ページ。 https://www.amazon.co.jp/dp/4488245110 http://www.tso...

Posted by 山本 鉄二郎 on Wednesday, January 20, 2021

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アン・クリーヴス
Ann Cleeves (1954.10.24- )
『炎の爪痕
 創元推理文庫』
玉木亨訳 古山裕樹解説
東京創元社 2022年12月刊 496ページ
https://note.com/fe1955/n/nec01c0006462


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