カルドハイム環境のタイヴァー・ケル考②【デッキ編】
前回から時間が空いてしまいすみません。
ようやく重い腰を上げることができたのでタイヴァー・ケル考の続きとなります。
前回の記事はこちら
■はじめに
今回は5種類のデッキを組んでみましたが、それぞれの勝ちプランを考えるのはなかなか難しい作業でした。
実際に組んでみると思ったより回らない場合も多かったので、とりあえず「スパーキー相手に安定して10T以内に勝てる」を一つの目標と定めることにしました。
いや、実際にスパーキーにボコボコにされることも多々あったんですよね……。
■緑単
ランプはしやすいけど攻守ともに除去が鬼門なので、タイヴァー・ケルの奥義とグレートヘンジで大量展開・大量ドロー、そして次のターンにエルフの戦練者の能力で勝つというプラン。
とにかくグレートヘンジを置ければほぼ勝ちなので僻境生まれの保護者を育てつつ蛇皮のヴェールで守ることにしました。ミッドレンジ型の動きに近いので序盤の厄介なクリーチャーを止めるために接死持ちのタジュールの荒廃刃を採用。それなら氷雪に寄せればいいのではという考えから吹雪の乱闘、冬を彫る者、北方の先導、ヨーンを採用。
最後にフィニッシャー兼グレートヘンジ用のコスト軽減手段としてヴォリンクレックスを採用しました。
単色且つマナクリもいるのでほぼ事故らないデッキです。
とにかくグレートヘンジを出すまでは僻境生まれの保護者を大事に育てることと、常に1マナ残して蛇皮のヴェールを構えておくことを忘れなければ勝てます。
・黒緑エルフ(緑寄り)
展開力を優先したデザイナーズコンボのような組み合わせです。
エルフの戦練者とスケムファーの報復者という強力な2マナタッグを中心に、戦練者から出たトークンをマナクリとして使いやすい1マナエルフを採用したことで英雄譚やタイヴァーに繋げやすくなっています。
単体除去でスケムファーの報復者を狙われ続けると中盤以降息切れしやすくなるのでもう少しドロソが安定していたらかなり強かったのですが、流石に現状ではそこまでカバーすることができませんでした。
基本は横展開しつつエルフの戦練者でトドメのパターンと、1T接死2Tフィンで遅いデッキ相手に4T目で勝つというプランもとれるのでなかなか動きやすかったです。
・黒緑エルフ(黒寄り)
こちらはアヤーラを使うため黒寄りに組んだバージョン。
アヤーラの能力が黒クリーチャー依存なので緑のエルフは極力減らした結果、エルフの戦練者と梢の戦術家だけが残る形になりました。
こちらはタイヴァーが見えているなら緑2マナ、手札に来ないなら黒3マナを準備することが大切なのでそこそこ回すのが難しかったです。その分4・3・2・1と復活できた時の楽しさはイチオシ。
相手がアグロなら序盤の展開はブロッカーとして割り切り、絶滅の契機などで流してから再展開、相手が遅そうなら薄暮振るいからガンガン攻めていく、という相手によって動きを変えるタイプのデッキですね。
・赤緑エルフ
エルフといいつつやってることは上陸グルールと似たような感じなんですよね。しかもパーツをエルフに寄せた分弱体化しているおまけ付き。
ですが擬似的な土地ドローが付いてる3マナエルフのおかげで結構回しやすく、宝剣がなくても起動型能力で押し切れることもしばしば。
またとにかく入れ得な砕骨の巨人と黄金架のドラゴン出してエンバレスの宝剣つければ勝てるというのはインチキムーヴだと思いました。
・青緑エルフ
エルフといいつつ多相がメインとなるのがこのデッキ。
基本は神話レアクリーチャーを霜のモーリットでコピーすることでタイヴァー・ケルで強化できるクリーチャーが誕生することですね。お前もエルフ!
特に5マナ帯のクリーチャーが2体も並ぶと全除去でもない限りなかなか返されないので強くでれます。問題はそこにたどりつくまでで、マナ加速したいのに2マナランプのカードが禁止されたことがなかなか厳しいですね。
・白緑エルフ
一番悩んだのがこのデッキでした。
フェリダーの撤退を入れてみたりアグロ気味に組んでみたり色々試したした結果、マラリーフの乗り手を要にしてエルフ・騎士デッキという方向性になりました。
まぁ横並べしてオークヘイムのレインジャーや忠誠の円環とかで全体強化したら数の力で押し切るというやり方ですね。
お察しの通り、スパーキー以外には全く勝てませんでした。
さて、そんなわけでタイヴァー・ケル考でした。
とりあえず全色作ってみましたが、やはりゴルガリ以外はエルフ以外のパーツが入ってくるので他の勝ち手段を探す必要がある→そっちの勝ちパターンの方が強いという本末転倒のような感じになってしまいましたね。
まぁやってて楽しかったのでよしとします。
今回は投稿が遅くなって申し訳有りませんでした。
ストリクスヘイヴンの全カードが公開されたので慌てて書いたんですが、もっと早く書いておけばよかったですね……。
書き出せば早かったのに……。
さて、引き続きカルドハイムカードの振り返りとストリクスヘイヴンのレビューを書いていこうと思います。
そちらもどうぞよろしくお願いします!