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いつかは、くるよ。
Song log📖✍🏻
風が吹くだけで泣いてしまうような日々をずっと忘れないでいる。
もう二度と会えない場所へいってしまったあの子を
私はいつの景色の中にも探していた。
あの子の匂いを思い出せなくなるたびに桜を見に出かけた。
どうして気がつけなかった?
わたしだけが助けられたかもしれない。
そうやってずっと後悔するのは、一緒に生きたからだ。
あなたがここにいる。わたしのとなりにいる。
その事実に甘えた時間があったということだ。
大切なものに、失ってから気がつくことを知っていても
そんなことは思い出せないほどに
楽しくて、愛しくて、大事な時間だったからだ。
一緒に過ごした楽しい日々のことも、
最期の時も、その後の全ての悲しみも。
あなたが生きていたことを、
ただ本当のことを、覚えていたくて。
忘れないよ、って言いたくて。
そしたら
ちっともではないけれど、寂しくない気がした。
せかいでいちばんだいすきなあなたへ。
元気にしていますか。
ごはんはちゃんとたべていますか。
あたたかい場所で眠れていますか。
ありがとう。
あなたに会えて、よかった。
両手を広げてもちっとも足りないほど、
宇宙を旅してまわっても足りないほど、
私は本当に、幸せです。
生きているということは
ここにはいない誰かと、あなたと
一緒にいること
死んだら終わり、なんかじゃなかったよ。
私がこの先に出会う
たくさんの景色の中にあの子を探すたび、
私のこの足音を、あの子が耳を澄ませてきいている。
どこか遠くの花びらが降りつもる場所で、
またいつか。
ふたたび会えるのを待っていてくれるような気がするのだ。
🎧またいつか
そうか。泣いてしまいたいのに
涙がでてこないんだよ
夜明けはうたのように きみのように
またひとつ。さくら色、ひらり
手紙、なんて書こうかな。
喉の奥にしまったことば
忘れたくないんだよ、
きみを思い出して、笑った昨日を
忘れないでいてね、
わたしだってきっと、きっとね、
この先もずっと
そうか。笑いたくても
笑うことができなかった
夜凪の月のように 海のように
またひとつ。藍の色、ひらり
手紙、なんて書けばいいかな。
話したいこと たくさんあったのにな。
忘れたくないんだよ。
どうしようもなくて 寂しかった今日を
忘れたりしないで
ねえ、笑っても 泣いても
大丈夫なんだよ。
永遠はあるよ
いつか、はくるよ
なにいろになってもいいよ
ほたる、明日はくるよ
降りつもる花びらに 耳をすませば ほら、
「晴れたよ。またいつか!」
かえるばしょは、きみのところ。
All Music & Words ayame
Filmed & Edited ayame