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XRP Perpetual が出ますね
BitMEXで2月からXRPUSDの無期限スワップが始まるというアナウンスが出た。ETHに続きALTは2種類目。MEXは今後も無期限スワップのラインナップを増やしていくらしいが、やっぱり意地でもBitcoin Blockchain以外は触る気が無いようだ。ETHと同じくペイオフがXBTとなる、契約サイズが非常に分かりにくいQuantoタイプ。ということで日本一早い解説記事を書いてみようと思う。
基本はこの記事にあるのと同じだろう。
テストネットに忍び込むと既に契約情報がアップされていた。
Bitcoin Multiplier per 1 USD が 0.0002 XBT との事なので、ETHと違って1枚買って Contractの値段が $1 上昇すると 0.0002XBT ( 現在の価格で $1.68ぐらい ) もらえるらしい。まぁ、XRPなので$1上がったら大騒ぎであるので、大きくてもこの1/10ぐらいで話をするのが良さそう。
1 Contract 買って $0.21 → $0.31 に上がると 0.00002 XBT もらえる、という感覚でちょうど良いぐらいか。
では、ETHの時と同じように現物で 1XRP 買うのと同じ経済効果を生む為にこのコントラクトをいくつ買えばいいか試算してみよう。
XRPUSDの購入枚数は?
1) USDMTM = XRP x N / 5,000 x B
2) USDMTM' = ( XRP + $1.00 ) x N / 5,000 x B
3) USDMTM' - USDMTM = $1.00
XRP : 当初の XRPUSD 価格
B : XBTUSD 価格 (不変とする)
N : 購入枚数
USDMTM : USD建て評価額
とすると、結局 N = 1 / B x 5,000 なので 1XRP をロングするにはこの契約を 0.595買えば良いという事になる。( 1XBT = $8400 とした場合, 1 / 8400 x 5000 = 0.595... )
一応検算すると、
1000XRP 買うとして、それが $0.21 → $0.31 に上昇した場合
現物 :
( $0.31 - $0.21 ) x 1000 = $100 の収益
XRPUSD無期限 :
1000 / 8400 x 5000 = 595
595 x ( 0.0002 ) x ( $0.1 / $1.00 ) x $8400 = $99.96
MEXでは1枚以下は買えないと思われるので、大体OKというところまで。
相関係数
さて、気になるのは、調達レートがどれくらいになるのか、という所。
こちらも原理はETHの場合と同じで Quanto であるが故に基本的にはロング側有利に調達レートが付与される筈である。が、過去を見る限り XRP-BTCはETH-BTCよりも相関係数がやや低めである ≒ ロング有利度合いが若干弱いので、金利は低めになりそうだ。(間違ってたらごめんなさい)
Quantoなので相関係数をさっそくチェック。
— FcukOK Sachs AG Inc (@FcukOKsan) January 23, 2020
ついでにETH-XRPの相関もチェック。やっぱりBTC/ETHよりは低めか。( 1yr lookback, daily return, 30days rolling ) https://t.co/tVtlDAZUB4 pic.twitter.com/IPLGYzb1U1
果たして以下の記事の作戦はXRPUSDでもワークするのか、それとも市場参加者たちはこの分かりにくいシステムに初日からしっかり対応してくるのか、今から楽しみである。
では、取引開始日を心して待ちましょう。
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