またサッカーを楽しむために 2年 新井悠太
こんにちは。今回部員ブログを担当します。
東洋大学2年の新井悠太です。
雨に愛された僕は、昨シーズン雨の日に転んで脱臼をしました。よって、サッカー人生で初めての手術を経験しました。
僕の周りにはもっと長い離脱を経験した選手が沢山いるため、多くは語れませんが怪我で感じた事を書きます。
拙い文章になると思いますが、読んでいただけると幸いです。
昨年は難しいと感じる事の多いシーズンだった。
自分の思い通りにいかない。今までやってきた事ができない。自分を見失いそうにもなった。
昨年だけでなく、これまでも上手くいかない事なんて沢山あった。
だけど、昨年は少し違った。
正直、何をすれば良いのかが分からなかった。
立ち止まっている感覚で何も手がつかない状況に陥っていた。それでいて、悔しさが内側から滲み出てこなかった。
下から目をギラつかせて上がってくる選手。
同期の活躍。先輩が結果を出して差が付く。
色々な方面からプレッシャーを感じて、かなり焦った。
別に良いプレーが無かった訳ではない。
だけど、やらなきゃって気持ちと思い込みのプレッシャーで空回りが続いた。
勝ちにこだわる。闘う。勿論大事。
その上でサッカーを楽しむ。
昨年は単純に楽しむことができなかった。
サッカーをしているのに焦りや不安などのいらない感情があった。
振り返れば、全力が空回りして、考え過ぎていたことが難しいと感じる原因だったのだと思う。
そんなことを気づくキッカケになったのが脱臼による離脱。
9月18日と10月2日の短いスパンで2回脱臼をした。リーグ戦も半分以上終わり慣れるはずであろう時期だが、僕は行き詰まっていた時に脱臼をした。
サッカー人生で初めての手術と離脱。
焦りと不安の中にホッとする気持ちがあった。
これまで止まることなく全力で突き進んできたサッカー。
サッカー中心でサッカーにめり込んでいた僕が、一歩引くことで様々な角度から。
少し広がる視野から。
何か成長するための要素をゲットできるのかも...
とも思った。
手術からリハビリを経て試合に出れるくらいまで戻ってきた。その間に高校時代の仲間とボールを蹴る機会があった。
僕のスパイクは始まって直ぐに壊れ、裸足でシュートを打つことになった。
大学では監督からよく「パワーは要らない」と言われながらも、パワーシュートを打っていた素直じゃない僕が裸足ということもあり、力を抜いたシュートを打ってみた。
コースに。キーパーが届かないところ。
本当に何本も入った。
サッカー楽しい!って久々に心底思えた瞬間でもあった。そんなこともあり、カチカチの頭が解れると共に要らない力が抜けた感覚があった。
僕には
「一歩引く」
この考えが足りなかっだのだと感じた。
それはサッカーだけではなく、私生活でも言えること。一人突っ走るのではなく、一歩引いて全体を認識する。仲間に頼る。受け入れる。
一人では成り立つ事のない世界。大事なことに気づけた期間だと感じる。
東洋大学で大きなこと成し遂げるために。
チームのために。
周りに捉われることなく自分を表現し続けて価値を証明する。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回からは3年生によるブログがスタートします!3年生最初のブログ担当はポーカーフェイスのレフティモンスター平田駿佑です!お楽しみに‼️
東洋大学体育会サッカー部 2年 新井悠太
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