YOLO 4年 中村陸
気づけば大学4年の冬。光陰矢の如しどころじゃない。充実していて、毎日が楽しくて、サマーバケーションオブライフを堪能しております。そんな私の人生の夏休みはサッカーボールと愉快な仲間たち一色でした。
私は大学4年生をもって、5歳から17年間やり続けてきたサッカー、それもただの玉蹴りじゃなく、あらゆるものを犠牲にして、僅かな可能性を信じて、いつ報われるのかわからない努力を続けて、身も心も削りながら、でもその中にあるスリルや成功を楽しみながら続けてきた、大好きな愛おしい愛くるしい、俗に言うサッカー界から退きます。
つまりは就職活動を無事終えて、ご縁のあった企業様のもとでサラリーマンというのを来春から勤めさせて頂くわけです。
たった数ヶ月に及ぶ、なりたい自分探しとそれに合う企業探し(就活)で、『サッカー』そのものを超えられる可能性を秘めている仕事を見つけるのは相当難しい、いや無理でした。笑
(だからといって蔑ろに進路を選択したわけではなく、現段階での働く企業選びとしてはベストな選択を出来たので自分としては満足しています!)
『サッカー』を超えられるものが見つからなかったなら、サッカーを続ければいいじゃない!
それも素晴らしく誇らしい1つのアイデアであり、実際に私の中にもあった1つの選択肢です。
しかし、その選択に至らなかった数ある要因の1つとして私がこれまで、サッカーしかしてこなかったことが挙げられます。
他の世界を知らない私達はというか、学生みんなそうですけど、実際にやってみなきゃ比べようがないですよね。就職した結果、やっぱりサッカーをやる!という人がいたり、そのまま違う道を進む人がいるように。
これらを踏まえて、一度きりの人生、これからあと80年くらい生きる予定の人生をどうしたいか、というのを考えた時に、『サッカー』を続ける選択肢が結果的に1番にあがらなかったのです。
これでもかってくらいに苦い思いや屈辱も、全てを帳消しにしてくれるような報われる瞬間も、ゴールを決めた後にみんなが笑顔で寄ってくる、あのエモエモパラダイスも、十分なくらいに経験してきました。もう、本当に最高です。みんなありがとう、サッカーありがとう(語彙力…)
そして、前回のブログで野本が言っていた、自分の可能性を信じる。
これと自分も同じです。例え、フィールドや形は違くても、この先、どんな未来が待ってるのか、どんな自分になれるのか、ワクワクしているし、自分の可能性を信じて挑戦します。
たくさんの壁や、新しい困難が待ち構えてると思いますが、その時はここまでサッカーしかしてこなかったからこそ身についた、様々な力やどんな時でも楽しむことを忘れず乗り越えていきたいです。
そして、サッカー以外の世界も知って、学んで、死ぬ時にクソ楽しかったなあ、て言えるような人生を謳歌したいと思います。
と、卒業目前のような文章ですが、幸いなことに私達には全国大会という舞台が待ってます。
ここまで死に物狂いになってできる試合は最後になるかもしれません。最高な仲間達と最高な試合を1試合でも多くできるように明日からの練習もまた頑張ります。
最後になりますが、これまでのサッカー人生に関わってくださった、両親をはじめとする全ての方々、本当にありがとうございました。これからもよろしくお願いします^_^
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最後のブログを務めるのは我らがキャプテン、みんな大好き土田直輝です!ピッチ内では的確なコーチングと圧倒的な技術、高すぎる守備能力でチームを牽引し、ピッチ外ではどんな会話にも「なにが?」の一言で入り込みます。そんな彼のブログを是非、お楽しみに!
東洋大学体育会サッカー部 4年 中村陸
中村陸(なかむら・りく) 1998年5月26日生まれ
カナリーニョFC→柏レイソルU-12→柏レイソルU-15→柏レイソルU-18
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