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諦めない心が起こした奇跡 4年 Ponce尾森世知

こんにちは。

まず初めに、日頃より東洋大学体育サッカー部に関わる全ての方々へ感謝申し上げます。

渡井から食事面で他人に厳しく僕の前でコンビニおにぎりは食べれないと、紹介にされましたPonce尾森世知ですが、僕、コンビニのおにぎり、がんがん食べます。笑
渡井みたいに美しい文章を書くことは苦手で拙い文章になってしまいますが気持ちを込めて書くので最後まで読んで頂けると嬉しいです。


2024.3.20


「ゴキッ」


膝からとんでもない音がした。一瞬にして突然の出来事だった。すぐにわかった。自分にしか聞こえない全身に響き渡る
あの音。

「ここで終わりか。」

頭が真っ白になり、ピッチ上に倒れ込んだ。

いつも1番近くでサポートしてくれていた母には物凄く言いづらかった。母に電話をかけ声を聞いた瞬間に涙が止まらなくなった。申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

そして中山(4年/中山昂大)あの時はずっと近くにいてくれてありがとう。感謝しかないです。

後日MRIを撮り、医者に診てもらったところ。やはり前十字靭帯損傷だった。しかし、先生からある提案をされた。靭帯が完全に切れていないなくPRP療法と呼ばれる血小板内の組織修復能力を用いた治療を試してみる価値があると言われた。正直治るかどうかもわからないものを試すのは凄く怖かったし、不安でしかなかった。

これを試して上手くいけば4ヶ月で復帰。
手術したら1年サッカーから離れる。
苦渋の選択だったが、同期のみんなや東洋の仲間たちとまたサッカーができなら、また夢を追いかけるチャンスがあるなら、この治療法を試さないという理由がなかった。

怪我してから2ヶ月後の再度MRIを撮りにいった。まさかの、奇跡的に靭帯が繋がっていた。医者やトレーナーの方々も驚いていた。こんなことがあるのかと。

あの時期の僕は、もうサッカーをやめたい。もうこれ以上辛い思いしたくない。なんで自分だけこんなに怪我ばっかりなんだ。とすごくネガティブなことばかり考えてた。しかし、心のどこがで、こんなところで終わってたまるか、まだ本気でサッカーがしたいという強い意志があった。
この私の強い意志がこの奇跡に繋がったと私は信じている。


怪我をしていた期間で私たちに起こっている全てが当たり前じゃないという事を再確認できた。
毎日ご飯が食べれること。
着る服があること。
家があること。
本気で追いかけれる夢があること。

世の中ではいろんなところで戦争が行われていたり、私たちが想像もできない状況の中で生活している人たちがたくさんいる。

だからこそいつでも感謝の気持ちを絶対忘れてはいけない。サッカーをこれ以上ない環境で出来ている私たちは物凄く恵まれている。無駄にしてはいけない。だから私は夢を叶えます。可能性は残されてる。僕の復帰の為のサポートをしていただいた人たちの思いも背負って
やったります🔥

次回のブログを担当するのは我らが足臭ディフェンスリーダーの梅澤魁翔です。素晴らしいブログを書く事間違いなしなので皆さん期待してください!お楽しみに!

東洋大学体育会サッカー部 4年 ポンセ尾森世知

Ponce尾森世知(ポンセ・おもり・せいと)2002922日生まれ
トリプレッタSC→柏レイソルU-15→柏レイソルU-18

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