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ピーターパン 4年 川上康平
提供元:<https://music.apple.com/jp/album/%E3%83%94%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%B3/1538123310?i=1538123311>
前回のブログで田頭(4年/田頭亮太)から絶妙に面白くないギャグを言うと紹介を受けました、川上康平です。
おそらく自分のレベルにみんながついてこれてないだけです。
そう強い気持ちを持って常にボケています。
みんな頑張ってついてきてください笑
今回が最後のブログです。
最後までお付き合いいただけると幸いです。
皆さんは小さい頃に夢を抱いていましたか?
またその夢はどんな夢でしたか?
「大きくなったらサッカー選手になりたいです」
幼稚園の時のインタビューで私はこのような夢を語っていました。
初めは遊び程度で始めたサッカーでしたが、ある日初めて見に行ったJリーグの1試合。隣の友達と会話することさえ大変なくらいの大歓声。心が躍りました。サッカー選手が死ぬほどカッコよく見えました。おそらくその頃にサッカー選手に絶対になりたいと思うようになったのだと思います。
それから私は直向きにサッカーに向き合い、高いレベルでサッカーをするために中学受験をし、親元を離れることとなります。
地元の友達を捨ててまで環境を変え、サッカーに取り組みました。
合格率のかなり低い狭き門を通ってきた自分は、夢を絶対に叶えられるんだと思っていました。
しかし、そこでは全国から集まった優秀な選手ばかりで、ただ楽しくサッカーをやってきていた自分は厳しい現実を突きつけられました。
入寮1日目にして当時の監督から「お前たちがプロになれる確率は0%だ」と。
夢が一瞬にして砕けかけました。
今でも同期と集まればこの話題が出てくるほどショッキングな出来事でした。
その後中学3年間、レベルの高い同級生からポジションを取ることができず、あっという間に中学生が終わります。
しかし地元に帰ればちょっとしたヒーロー。
地元の友達や親の前ではカッコつけて将来プロサッカー選手になるんだと言っていました。それに対して周りの人たちもすごく応援してくれました。
ただ自分の中では「本当にプロになれるのかな?」とか、みんなの前で堂々と「俺はプロサッカー選手になるんだ」と語れないようになっていました。
何も結果を残せていない自分が夢を語るのは恥ずかしい、そう考えるようになっていました。
なんだかんだ月日は流れ高校生。
それでも試合に出れない期間が続きました。
進路相談の時に自分は当時のキーパーコーチに「プロは無理なので大学に行きたいです。」そう話していました。
ずっと叶えたいと思っていた夢。あんなに憧れていた夢。本当に多くの人に応援してもらった夢。初めて自分は口にして他人に叶えられそうにないんだと語っていました。
当然親には言えませんでした。
しかし、そう打ち明けた時に諦める必要がないと励ましてくれるコーチがいました。そのおかげで自分はまだ夢を追いかけてもいいんだと思えるようになりました。
高校3年生になり、試合に出ることができるようになりました。しかし結果的にプロに行けず、大学に進学することになりました。
大学では高校までサッカーを続けていたほとんどの選手が現実を見て、以前まで持っていたプロサッカー選手という夢を諦め、次のステージへと進んでいきます。
自分の小学校のチームメイトも大学生になるときにはほぼ全員がサッカーから離れていました。
サッカー選手になれるのはほんと一握り。さらにその中で活躍できるのも一握り。本当に厳しい世界です。だからこそサッカーから離れ、違う道で生きて行くと決めた人たちは、賢い決断をしたのかもしれません。ある意味正解なのかもしれません。
大学になってまでサッカーしている自分たちを見てすごいなって言って応援してくれる人もいれば、大学4年生になって就活すらしていない自分を見て、もう夢を見る年齢じゃないよね。現実見た方のがいいのにね。バカだよね。そういう意見を言う人も中にはいることもわかっています。
しかし私は多くの人のサポートもあり、私は2023年8月10日、夢であったプロサッカー選手になることができました。
中学生、高校生とほとんど試合に出れず現実的に叶えるのが厳しいのかなー?と思っていた時もあったし、大学に入ってからも怪我ばかり。
もうサッカーはダメなのかなとネガティブになることも何回もありました。いろんな人に就活するべきなのかと相談することもありました。
その度に励ましてくれて、夢を追い続けることができました。夢は諦めず追い続けることで叶えれるものだと実感しました。
こんな自分でも夢を叶えることができました。
夢を見失うことがなければ絶対に夢は叶うと思います。
叶えたい夢があるのに不安や現実に押しつぶされそうになっている人や、これから進路を決めていくであろう3年生などにぜひ聴いていただきたい曲があります。
優里さんの「ピーターパン」という曲です。有名な曲なので聴いたことがあるって人がほとんどだと思いますが、もう一度聴いてみてください。自分も大学4年の進路が決まらず不安な時に聴いていた曲です。
不安な日々を送る中でも本当に勇気をもらえるし、バカにしてきた他人を見返してやろうと心が燃える歌詞、全ての歌詞に想いがこもっていて本当に素晴らしい曲です。
もう一度夢を持ち始めた頃のワクワク感を思い出して、周りの声を気にすることなく勇気を持って、夢を叶えてやりましょう!
最後になりますが、コロナ禍から始まった大学生活も残り数ヶ月。お世話になった恩を少しでも東洋に還元できるように。
次回のブログはグラウンドにいる時間よりジムにいる時間のが長い?おやつはササミとブロッコリー、筋肉が大親友の矢野息吹君です。
どんなブログを書いてくれるのでしょうか?
お楽しみに!
東洋大学体育会サッカー部 4年 川上康平
川上康平(かわかみ・こうへい)2001年4月24日生まれ
津田FC→JFAアカデミー福島U-15→JFAアカデミー福島U-18
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